ヒロアカ第426話でついに地獄の轟家の問題が完結を迎えました。
ストーリーを振り返りつつネタバレ込みで徹底解説します!
1. 轟家、それぞれの「救い」と未来への希望
長年、父親であるエンデヴァーの支配下に苦しんできた轟家。
さらに長男である燈矢は敵・荼毘となって殺人を繰り返してきました。
世界を恐怖に陥れた荼毘がナンバー1ヒーローのエンデヴァーの息子であることが露見し、轟家への世間の目も厳しくなりメディアによる強引な取材にさらされてしまいました。
しかし、今回のエピソードでは、家族それぞれに訪れた変化や成長が丁寧に描かれていました。
まさに「地獄の轟家」に一筋の光が差し込んだような、そんな印象を受けました。
1-1. 轟家の現状:それぞれの変化と成長を徹底解説!
まずは、それぞれの現状を詳しく見ていきましょう。
・車椅子生活を送るエンデヴァー:家族との関係性の変化
これまで家族を顧みることなく、No.1ヒーローの座に固執してきたエンデヴァー。
しかし、AFOとの死闘、荼毘との戦いで大きな傷を負い、車椅子生活を余儀なくされます。
その姿は、かつての威圧感に満ちた姿とは対照的です。
注目すべきは、家族との関係性にも変化が見られること。
特に、以前のような高圧的な態度は一切なくなり家族第一主義になっていることです。
エンデヴァーの今度の人生の目的は家族を守ること、その一点のみとなっています。
・吹っ切れた様子の冷:夫との復縁、介護生活
家族崩壊から精神を患い長い期間、入院生活をしていた冷。
しかし、エンデヴァーの変化や家族の温かさに触れる中でその凍ってしまった心は徐々に溶けていきました。
そして、なんとエンデヴァーと復縁?!夫の介護生活へと一変しました。
個性結婚から家族崩壊、息子の敵落ちまで経験した冷が立ち上がり家族の絆を取り戻そうとする姿はまさにヒーローなのではないでしょうか。
・涙を見せた燈矢:焦凍への謝罪と心の内
エンデヴァーへの復讐に燃えていた荼毘こと燈矢。
しかし、エンデヴァーの謝罪を受け、彼の前で涙を流す場面は衝撃的でした。
その涙は、長年の憎しみから解放されたこと、そして、心の奥底では家族を想っていたことの表れと言って過言ではないはずです。
・前向きな冬美と夏雄:それぞれの道を歩み出す決意
家族の中で最も献身的に振る舞ってきた冬美。
彼女は、教師とは別の新たな道を歩み始めます。
冬美の新しい職場は教え子の母親から紹介してもらった場所のようです。
このことからも冬美の人徳の高さが伺えます。
また、エンデヴァーと燈矢の影に苦しんできた夏雄も、前向きに自分の人生を歩もうとしています。
彼なら付き合っている彼女と結婚し幸せな家庭を築いていくことでしょう。
他の家族とは違い、夏雄は家族と距離を置くことを決めます。
この夏雄の決意が逆にリアルで好感を持った読者も多いのではないでしょうか。
1-2. “地獄の轟家”に訪れた希望:読者の反応まとめ
これらの轟家の変化に対して、読者の間では安堵と感動の声が多く聞かれました。
特に、これまで「地獄の轟くん家」と揶揄されるほど、壮絶な過去が描かれてきただけに、家族全員が前向きに歩み始めたことに対する喜びの声はひと際大きいです。
また、轟家の周りには、彼らを支える人々の存在がありました。
例えば、エンデヴァーをサポートするホークスや、冬美の同僚や保護者たち。
彼らの温かい励ましが、轟家の未来を明るく照らしているように感じます。
そして、多くの読者が注目しているのは、やはりエンデヴァーの父親としての成長ではないでしょうか。
これまでヒーローに固執するあまり家族に多くの苦しみを与えてきた彼がヒーローを引退することを決めました。
そして家族への風評被害を一手に引き受け、燈矢への贖罪につとめる最も辛く最も父親らしい選択をしたのです。
2. 伏線回収!荼毘の涙の真意と今後の展開予想
今回のエピソードで特に印象的だったのは、やはり燈矢の涙でしょう。
彼の涙の真意とは?そして、轟家の未来はどうなるのか?
ここからは、今後の展開予想と考察をしていきたいと思います。
2-1. 荼毘の涙の謎:本当に改心?それとも…
荼毘の涙は、エンデヴァーへの謝罪の言葉と共に、彼の心を大きく揺さぶりました。
しかし、本当に荼毘は改心したのでしょうか?
2-2. 残り4話で描かれる未来:荼毘のその後と轟家の行く末
最終章も残りわずか。
彼は、父親であるエンデヴァーの過ちを乗り越え、真のヒーローとしての道を歩むんでいくことができるでしょう。
そして、ホークスやエンデヴァー事務所の後継者など、気になる点はまだまだあります。
残された4話で、すべての伏線が回収されることを期待したいですね。
3. 読者の心を掴む!第426話で話題のポイント
第426話では、轟家の変化や荼毘の涙以外にも、読者の間で話題になっているポイントがいくつかあります。
3-1. 夏雄のドライさは優しさ?家族への想いを考察
エンデヴァーに対して、常に冷静な態度を貫く夏雄。
一見、ドライな態度に見えなくもありませんが、それは彼が家族を深く想っているからこその行動だと解釈できます。
エンデヴァーに対して感情をぶつけることなく、冷静に受け答えをすることで、これ以上家族が傷つくことを避けようとしているのではないでしょうか。
夏雄の心の奥底にある、家族への深い愛情を感じますね。
3-2. 冬美、冷の顔の火傷はなぜ?作者の意図を読み解く
冬美と冷の顔に残る火傷の痕は夏雄より激しいものになっています。
これは二人が夏雄を守った証なのではないでしょうか。
そして作者はこの傷を敢えて残すことで、エンデヴァーの罪の重さ、そして轟家が背負ってきた苦悩を表現していると考えられます。
また、二人が過去の傷を受け入れ、強く生きていくという決意の表れでもあるのかもしれません。
彼女たちの心の強さを感じさせる描写です。
特に冬美の存在がなかったら轟家は離散していたことでしょう。
彼女は轟家にとって最高のヒーローです。
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