「ワンピース」には、魅力的なキャラクターが数多く登場しますが、その中でも今回は、読者の間で様々な憶測が飛び交う謎多き女性、ミスゴールデンウィークこと自由の旗手マリアンヌに焦点を当てたいと思います。
彼女は、バロックワークスのエージェントの一員として登場し、その独特な能力とミステリアスな雰囲気で読者を魅了しました。
そして、1116話で再び姿を現した彼女ですが、その登場シーンを見た読者から、ある人物との血縁関係を疑う声が上がっています。
それは、物語の鍵を握る天才科学者Dr.ベガパンクです。
一見、共通点がないように思える二人ですが、いくつかの奇妙な符合が存在するのです。
果たして、マリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)とベガパンクは、ただの偶然と言える関係なのでしょうか。
この記事では、作中で描かれた数々の伏線を紐解きながら、二人の関係性について考察していきます。
1. マリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)とベガパンクの奇妙な共通点
まずは、マリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)とベガパンクの共通点を見ていきましょう。
1-1. りんごの帽子:ただの偶然?それとも血縁を匂わす伏線?
読者の間で最も注目されているのが、マリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)が被っている“りんごの帽子”です。
ベガパンクといえば、頭部をりんごで覆われた奇抜な風貌が特徴的です。
マリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)の帽子は、まさにベガパンクの頭を彷彿とさせるアイテムと言えるでしょう。
帽子というアイテムは、キャラクターの個性を表現する上で重要な役割を果たします。尾田先生は、キャラクターの服装や持ち物にも意味を持たせることが多く、ただの偶然でマリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)がりんごの帽子を被っているとは考えにくいでしょう。
そしてベガパンクの服とマリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)の服の柄が水玉模様で一緒なのも意味深です。
また特に帽子はワンピースの中で重要な要素となっています。
ロジャー、シャンクス、ルフィと麦わら帽子が受け継がれ、パンゲア城には巨大な麦わら帽子が凍結保存されています。
麦わら帽子の場合は受け継がれる意志を示すものだと考えられています。
このことから、りんごの帽子は、二人の血縁関係を示唆する重要な伏線なのではないかと考えられています。
1-2. カラーズトラップとベガパンクの技術:科学と芸術の融合?
マリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)は、絵の具を使って相手の精神に影響を与える“カラーズトラップ”という特殊な能力の使い手です。
悪魔の実の能力者ではないにも関わらず、特殊な能力を使うことができるという点は、科学の力で様々な発明を生み出すベガパンクとどこか共通しているように感じられます。
ベガパンクは、悪魔の実の能力を再現する「血統因子」の研究や、人間に悪魔の実を食べさせる技術など、常識では考えられない科学技術をいくつも生み出しています。
カラーズトラップは、一見すると科学とは無縁の能力に見えますが、もしかするとベガパンクの技術が応用されている可能性もあるのではないでしょうか。
科学と芸術は、一見すると相反する分野のように思えますが、人間の感性や心理に深く関わるという点では共通しています。ベガパンクの科学技術とマリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)のカラーズトラップには、何かしらの繋がりがあるのかもしれません。
1-3. “自由”の共通点:ベガパンクがマリアンヌに託した想いとは?
ミスゴールデンウィークの異名は、“自由の旗手”マリアンヌです。
彼女は、バロックワークス崩壊後、海軍に捕らわれた仲間を救出し、自由な生活を手に入れました。
一方、ベガパンクもまた、“世界政府”という巨大な組織に縛られながらも、真の自由を求めて研究を続けている人物です。
二人は、置かれている立場こそ違いますが、“自由”という共通の価値観を持っていると言えるでしょう。
またエッグヘッド島のテーマとして太陽の神ニカが挙げられます。
太陽の神ニカは開放の戦士であり自由の象徴です。
もしかすると、ベガパンクは、自らの思想や願いを託す後継者として、マリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)を選んだのかもしれません。
2. バロックワークス時代のマリアンヌに見る伏線
次に、バロックワークス時代に描かれたマリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)の姿から、ベガパンクとの関係性を考察していきます。
2-1. 2900万ベリーの懸賞金:非戦闘員にしては高額な理由とは?
マリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)は、直接的な戦闘能力を持たないにも関わらず、2900万ベリーという高額な懸賞金がかけられていました。
これは、バロックワークスのエージェントの中でも、パートナーであるMr.3よりも500万ベリーも高い金額です。
カラーズトラップは、使い方次第では、人を操ったり、混乱させたりと、非常に強力な武器になり得ます。
しかし、それでも2900万ベリーという金額は、少々割高な印象を受けます。
もしかすると、世界政府は、マリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)の能力の危険性だけでなく、ベガパンクとの関係性についても、何かしら知っているのかもしれません。
世界政府にとって、ベガパンクは非常に重要な存在であると同時に、その技術力の高さ故に、脅威にもなり得る存在です。
もしも、ミマリアンヌ(ミスゴールデンウィーク)がベガパンクの孫だとしたら、世界政府は、彼女を危険人物とみなし、その行動を監視していた可能性もあります。
2-2. 406話の扉絵、コーヒーの共通点
ベガパンクがエネルギー問題が解決すれば戦争の大きな火種を一つ世界から消せる!!と宣言しているシーンと406話「生命帰還」の扉絵「ミスゴールデンウィークの作戦名ミーツバロックボリューム36お姫様、画家、酒場のポーラに変身」のマリアンヌの構図が似ています。
頭に林檎を被り空には渦を巻く雲と虹という印象的な構図となっています。
そして現在、マリアンヌは元エージェントと共にNEWスパイダーズカフェを経営しています。
406話の扉絵でもポーラがコーヒーポットを持つ姿が描かれています。
ベガパンクは配信の中でなぜかコーヒーを飲むシーンが強調されていました。
ベガパンクがコーヒーブレイクを入れずに配信をしていればDの一族へのメッセージもすんなり伝えられたはずです。
しかしわざわざベガパンクがコーヒーを飲むシーンを入れたのです。
そしてマリアンヌの好物は紅茶です。
リトルガーデンではルフィがマリアンヌに突き合わされ紅茶を飲み続けさせられていたのが印象的でした。
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