この記事では9月12日発売のヤングジャンプ41号に掲載される推しの子最新話の160話「eye」の内容をネタバレありで徹底解説いたします。
アクアとカミキヒカルの対決、黒星瞳の秘密、そしてルビーの未来をかけたアクアの決意など、見逃せない展開が盛りだくさんです。
「推しの子」ファンはもちろん、まだ読んだことのない方も、この記事を読めば160話の重要ポイントを掴み、今後の展開にワクワクすること間違いなしです。
- ルビーがライブ当日に襲撃され、腹を刺されそうになるが、実は襲撃されたのは変装したあかねであり、防刃ベストで無事だった。
- 襲撃犯はニノで、彼女は「アイを超えてはいけない」とルビーに語るが、違和感を覚える。
- 壱護が登場し、ニノを制圧。「同じ轍を踏まない」と怒りを表す。
- ニノは過去にアイを愛していた男・菅野良介と付き合っていたが、彼はニノの「もう死んでよ」という言葉に従い自殺している。
- ニノは復讐が目的ではなく、アイが完璧であり続けることを望んでいた。
- あかねが「アイは普通の友達になりたかった」とニノに伝え、ニノは涙を流す。
- B小町のライブが成功する中、アクアがカミキヒカルと対峙し、彼を「嘘つき」と断罪する。
- 次号、アクアとカミキヒカルの父との対峙が描かれる。
推しの子 160話 eye:アクアとカミキヒカルの対峙!
160話では、アクアとカミキヒカルがついに直接対決します。
アクアはカミキヒカルを「醜悪な嘘つき」と糾弾し、激しい怒りを露わにします。
その裏には、カミキヒカルが過去に犯した数々の罪と、ルビーへの危険が迫っているという事実がありました。
二人の緊迫した対峙から、物語は新たな局面へと突入していきます。
「醜悪な嘘つき」アクアがカミキヒカルを断罪!その理由は?
アクアはカミキヒカルを「醜悪な嘘つき」と断罪します。
その理由は、カミキヒカルがアイのストーカーであった良介や、ルビーを襲撃したニノを扇動していたからでしょう。
カミキヒカルは一見何もしていないように見えます。
しかし、言葉巧みに他人を操り、自分の目的を達成しようとする狡猾な人物です。
アクアはカミキヒカルが直接手を下していないにも関わらず、アイ、ニノ、良介、ゆらの人生を狂わせた張本人だと考えているのでしょう。
そのため、激しい怒りをぶつけ、「醜悪な嘘つき」と罵倒したと考えられます。
カミキヒカルは何をしたのか?アイ殺害、そしてルビーへの影響
カミキヒカルは、一見無害な人物を装いながら、周囲の人間を巧みに操っていました。
アイの熱狂的なファンだった良介に対しては、アイへの執着心を煽るような言動を繰り返していました。
良介がアイを殺害するきっかけを作ったとも言えるでしょう。
また、ニノに対してもアイの話題を頻繁に出すことで、精神的に不安定な状態に追い込んでいました。
結果的にニノはルビーを襲撃するという事件を起こしてしまいます。
このように、カミキヒカルは直接手を下さずに、周囲の人間を不幸に陥れてきたのです。
彼の行動は、アイと良介の悲劇、そしてルビーの人生にも大きな影を落としています。
「黒星」の対決!アクアとカミキヒカル、同じ「目」を持つ二人の共通点とは?
アクアとカミキヒカルは、二人とも「黒星」と呼ばれる特別な瞳を持っています。
これは、人を惹きつけ、操る力を持つ瞳です。
カミキヒカルはこの力を使って、良介やニノたちを扇動しました。
アクアもまた、復讐のためにあかねなどの他人を利用してきた過去があります。
二人の共通点は、黒星の力を使って自分の目的を達成しようとする点でしょう。
しかし、アクアはルビーの歌声によって改心し、黒星は白星へと変化します。
これは、アクアが復讐ではなく、愛のために生きることを決意した象徴と言えるでしょう。
カミキヒカルの狡猾な手口:心理操作と教唆
カミキヒカルは、巧みな心理操作によって周囲の人間を操り、自分の思い通りに動かしていました。
その手口は非常に狡猾で、直接的な暴力や脅迫を用いることなく、相手の弱みに付け込んで精神的に追い詰めていくというものです。
この章では、カミキヒカルがどのようにニノと良介を操り、事件へと誘導していったのかを詳しく見ていきましょう。
ニノと良介への接近:アイへの執着を利用した巧妙な罠
カミキヒカルはニノと良介から近づいてきたと言っていますがおそらくそれも仕込みでしょう。
カミキヒカルはニノ、良介と友人関係を築きます。
彼は二人ともアイの熱狂的なファンであることを知っていました。
その上で、アイに関する話題を頻繁に持ち出し、二人の執着心を煽ります。
カミキヒカル自身は「アイのファン」を装いながら、さりげなく二人の心を支配していったのです。
カミキヒカルは彼の孤独に寄り添うことで、信頼関係を築き上げていきます。
このように、カミキヒカルは巧妙な心理操作によって、ニノと良介を自分の計画に利用したのです。
さりげない洗脳:自宅に仕掛けられた「♡アイの♡」歯ブラシの真意
カミキヒカルはアイの名前を出さずに彼女の話を二人にしていました。
カミキヒカルはあえてアイドル・アイという名前を出さないことで一般人としてのアイのプライベートを二人の脳内に刷り込んでいったのです。
そしてカミキヒカルは、自宅に良介を招いた際に、「♡アイの♡」と書かれた歯ブラシをさりげなく置いていました。
これにより良介の中でカミキヒカルの彼女=アイだったことが一気に確定しパラダイムシフトを起こさせたのです。
カミキヒカルは、歯ブラシという日常的なアイテムにアイの名前を刻むことで、良介のアイへの想いを増幅させると同時に、復讐心へと駆り立てようとしたのでしょう。
一見何気ない行動に見えますが、そこにはカミキヒカルの巧妙な計算が隠されていると言えるでしょう。
「教唆犯」カミキヒカル:手を汚さずに殺人を誘発する卑劣な戦略
アクアはカミキヒカルを「教唆犯」と断じています。
これは、カミキヒカルが直接手を下さずに、他人を操って殺人を誘発していることを意味しています。
ゴロー殺害の件ではアイが入院している宮崎の病院を教え良介のアイへの歪んだ愛情を煽り立てることで、殺人に至るよう仕向けました。
ニノの件では、アイへの執着心を刺激することで、ルビー襲撃事件を引き起こさせました。
カミキヒカルは、常に自分は安全圏に身を置きながら、巧妙な言葉で他人を操り、自分の目的を達成してきたのです。
その卑劣な戦略は、まさに「教唆犯」と呼ぶにふさわしいでしょう。
彼は、法律的に裁かれることは難しいかもしれませんが、道徳的には決して許される行為ではありません。
ルビーの歌声がアクアの心を動かす:愛と救済の象徴
アクアはカミキヒカルと同じ「黒星」を持つ者として、自分自身の中に潜む闇に苦悩していました。
しかし、ルビーの歌声を聞いたことで、彼の心は大きく揺り動かされます。
ルビーの「愛」の歌は、アクアだけでなく、多くの人の心を癒し、希望を与える力を持っています。
この章では、ルビーの歌がアクアにもたらした変化と、その歌が持つ意味について考えていきましょう。
ルビーの「愛の瞳」:黒星から白星へ、アクアの変化
ルビーは、アクアやカミキヒカルとは異なり、「愛の瞳」を持っています。
彼女の瞳は、出会ったことのない人、孤独な人、愛を求める人など、すべての人々に愛を届ける力を持っています。
アクアは、ルビーの歌声を聞き、その瞳を見ることで、自分自身の黒星が白星へと変化するのを感じます。
これは、アクアがアイの復讐のためにカミキヒカルを殺そうとするのではなく、ルビーへの愛でカミキヒカルを殺すことを決意した表れです。
ルビーの歌声は、アクアにとって、心の闇を照らし出す光のような存在だったのかもしれません。
「推しに願いを!!」:ルビーの歌声が届ける愛と希望
ルビーは、ライブで彼女の「一番好きな曲」である「推しに願いを!!」を歌います。
ルビーの歌声は、アイの愛を受け継ぎ、さらに多くの人々に愛と希望を届ける力を持っています。
アクアは、ルビーの歌声を聞き、アイの面影を感じると同時に、ルビー自身の才能と魅力に心を打たれます。
「推しに願いを!!」は、ルビーの成長と、彼女がアイドルとして多くの人々を幸せにする未来を予感させる曲と言えるでしょう。
アクアの決断:ルビーの未来を守るための覚悟
ルビーの歌声を聞き、心境の変化を遂げたアクアは、カミキヒカルに対してナイフを向けます。
「ルビーの未来のためにアンタはここで消えてくれ」という言葉からは、ルビーを守るという強い決意が感じられます。
アクアは、カミキヒカルのような人物がルビーの人生に関わることを断じて許さないのでしょう。
ルビーの未来を守るためなら、手段を選ばないという覚悟がうかがえます。
今後、アクアはどのような行動に出るのか、そしてカミキヒカルとの対決の結末はどうなるのか、今後の展開から目が離せません。
推しの子160話のネタバレあり展開予想
ルビー殺害計画の実行犯であるニノは無事に捕まり残すは黒幕のカミキヒカルだけとなりました。
アクアが再び父親と対峙し決着をつける時がついにやってきたのです。
本当にカミキヒカルは全て元凶であり黒幕の正体なのか!?
アクアは過去にあかねに対し、「カミキヒカルでは色々と辻褄が合わない」と全ての元凶について説明していました。
この言葉をそのまま受け止めると、カミキヒカルの背後にさらに大きな黒幕がいる可能性が浮かび上がります。
しかし、当時はまだニノの存在が明らかではなかったため、別の実行犯が関与しているというニュアンスだったとも考えられます。
アクアが「救うには手遅れだ」と告げられ、「何のこと?」ととぼける姿を見ると、ニノをルビー襲撃に関与させたことを挑発しているようにも見えます。
既に最終章に突入しておりここで新たな黒幕キャラが登場するとも考えにくいです。
もし、カミキヒカル以外に黒幕が存在するなら、彼を怪物に変えた芸能界の闇、さらには社会の闇がその正体なのかもしれません。
カミキヒカルの殺人教唆の手口とは?良介、ニノ、ゆらを誘導した方法
もしカミキヒカルが良介とニノを利用して殺人に向かわせたのだとしたら、どのような手段を使ったのでしょうか。彼自身が直接手を下していないことを考えると、言葉を使って人を操り、殺人を引き起こすよう仕向けた可能性が高いと考えられます。
アクアも殺人ではありませんが、あかねを惚れさせ利用しアイの殺人事件の真相に迫っていました。父親であるカミキヒカルも同様に、他人に影響を与え操作できるタイプの人物であるかもしれません。
カミキヒカルは、良介とニノにアイの本当の姿を伝え、それによって彼らが失望し、殺意を抱かせたのかもしれません。実際、良介はアイドルであるニノと付き合っており、カミキヒカルの話の信憑性も高まっていたと考えられます。
また、ゆらの殺害については、危険な登山コースに向かわせるように巧みに誘導した可能性が考えられます。現実でも、初心者の登山者が自信過剰になり、無謀なコースに挑戦して事故に遭うことがあります。カミキヒカルであれば、自己肯定感が高い女優のゆらを煽り危険な行動を取らせるのは難しくないでしょう。
アクアはカミキヒカルを殺害!?
アクアはいかにも通り魔のような黒いパーカーを身にまとい、カミキヒカルは今にも海に落ちそうな手すりに寄りかかっている状況です。
もしアクアがカミキヒカルを救えないと悟ったのなら、ニノと同じようにナイフで刺すか一思いに彼を海に突き落としてしまうことも不自然ではないでしょう。
あかねがルビーに変装して囮になったのを黙認したアクアであれば、そのような行動に出てもおかしくはありません。
ただ、今のアクアはゴローの人格が抜けた「本来のアクア」です。
彼は黒星ではなく、さすがに殺人まで踏み切ることは考えにくいです。
おそらくアクアはカミキヒカルの罪を公にするための計画を進めており、それを15年にわたる嘘の中に織り交ぜ、彼を断罪するのでしょう。
または、アクアがカミキヒカルを殺そうとするものの、その時、彼のスマホから有馬かなの声が流れ、思い直す展開も考えられます。
さらに、もしニノがカミキヒカルの殺人教唆について自白すれば、これまでの事件とも関連づけて捜査が進むことになるはずです。
アクアは有馬かなのライブを観れるのか!?
カミキヒカルの問題が解決すれば、アクアは有馬かなのライブに足を運ぶことができるでしょう。また、有馬かなが言った「あんたの推しの子に、なってやる」というセリフも、見事に回収されることになりそうです。
もしアクアがカミキヒカルを殺害しようとする展開があったとしたら、有馬かなの歌声がスマホから流れることで、アクアがその行動を止める展開もあり得ます。カミキヒカルがわざわざスマホでB小町のライブ配信を見ていたことが、その伏線となっている可能性がありますね。
この場面では、有馬かなの歌声がアクアにとって感情のブレーキとなり、殺意に駆られる心を抑えさせる要因として機能するでしょう。カミキヒカルが意図してその場面でライブを見ていたのか、それとも偶然かは不明ですが、歌がアクアの心に影響を与え、彼を立ち止まらせる展開は感動的ですし、物語のテーマともリンクしそうです。
残すは天童寺まりなのみ?
カミキヒカルの問題が解決すれば、次に残るのはルビー(さりな)の母親である天童寺まりなの問題です。このまま進めば、チャリティー番組でさりなとまりなは再会することになるでしょう。
果たして、さりながゴローのように無事に浄化されるのか、非常に注目されるところです。
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