ワンピース1128話に登場した「太陽神様」と呼ばれる人物についてですが、このキャラクターは、作中で非常に重要な存在である太陽の神ニカの偽物として描かれています。
一体、この人物は何者なのでしょうか?
物語の中で、太陽の神ニカは自由と解放を象徴する神として知られていますが、今回現れた「太陽神様」は、真のニカとは異なる存在です。
偽のニカとして登場したこのキャラクターが何者なのかは、まだ明らかにされていませんが、ストーリー上、何らかの目的を持っている可能性が高いです。
この記事では偽太陽神様の正体に徹底的に迫っていきます。
裏切り者・偽太陽神様の正体は新巨兵海賊団の船員、ゲルズがロードに絞られる
偽太陽神様の正体を探るために最も重要なヒントは、その特徴的な服装です。
頭には鹿の骸骨を被り、足元には毛皮のレッグウォーマーとヒールのあるブーツを履いているという外見から、巨人族であることが強く示唆されています。
さらに、彼がすでに作中に登場している巨人族の一人であることを前提とすると、特定のキャラクターに絞られる可能性が高いです。
この特徴的な服装を持つ偽太陽神様が「新巨兵海賊団」のメンバーであると仮定すると、候補としては船員のゲルズ、もしくは航海士のロードが浮かび上がります。
ゲルズは特に目立つ衣装や風貌があり、偽太陽神様の特徴と一致する点が多いです。
一方で、航海士のロードも偽の太陽神様としての可能性が非常に高いです。
新巨兵海賊団・船員ゲルズ説
多くの読者は巨人族でヒールを履いている姿を見て、新巨兵海賊団の船医ゲルズを思い浮かべたことでしょう。
特に、ゲルズも偽太陽神様と同様に毛皮のレッグウォーマーを身に着けていることが、その推測を強めています。
しかし、扉絵ではゲルズのブーツにヒールがないことが確認できるため、ヒールを履いている偽太陽神様との違いが明確です。
さらに、偽太陽神様の一人称が「拙者」である点も重要な手がかりです。
「拙者」という一人称は、一般的に侍や歴史的な人物、もしくはオタク的なキャラクターが使う言葉として知られていますが、ワノ国編で女性キャラクターが「拙者」と自称しているシーンは確認されていません。
この点から、偽太陽神様がゲルズではなく、男性である可能性が非常に高いと言えます。
これらの要素を考えると、偽太陽神様の正体はゲルズではなく、別の巨人族の男性キャラクターである可能性が浮上します。
新巨兵海賊団・航海士ロード説
新巨兵海賊団の航海士ロードは、偽太陽神様の正体として非常に有力な候補です。
まず、ロードはゲルズと同様に毛皮のレッグウォーマーを身につけており、さらに彼のブーツにはヒールがあることが確認されています。
この点は、偽太陽神様の足元の特徴と一致しています。
加えて、ロードの鋭い目元は、偽太陽神様の特徴とも重なる点が多く、見た目に関してはほぼ一致していると考えられます。
また、「航海士」という役職や、片目を長い髪で隠している点は、少し偏見も入るかもしれませんがオタク気質なキャラクターを連想させます。
このことが、偽太陽神様が「拙者」という一人称を使っている理由とリンクしているかもしれません。
さらに、巨人族には太陽信仰が深く根付いており、ドリーとブロギーも太陽の神を崇拝していることが判明しています。
ビッグマムの回想でロキ王子が生まれたシーンで巨人の建物に偽太陽神と同じような鹿の頭蓋骨が飾りつけられています。
そして会話の中で「村で生まれたロード!ゴールドバーグ!子供達の成長を太陽に感謝して」とあります。
まさにこれはロードが偽太陽神であることを示唆しているのではないでしょうか。
もしロードがその信仰を狂信的に捉えていたとしたら、人間を箱庭に閉じ込め、太陽の神の偽物を演じるという猟奇的な行動を取ることも考えられます。
この設定は、彼を偽太陽神様と結びつける強力な根拠になります。
加えて、新巨兵海賊団のキャラクターたちのモデルが北欧神話に由来している中で、ロードだけがプロレスラー「ロード・ウォリアーズ」をモデルにしている点は、彼の異質さを際立たせています。
この異質さから、彼が巨人族の中で特別な存在であり、裏で何かを企んでいる可能性を示唆しているのかもしれません。
結論として、麦わら海賊団の傘下にある新巨兵海賊団の中で、もし裏切り者がいるとすれば、その候補としてロードが最も有力だと言えるでしょう。
偽太陽神とワノ国の関係
偽太陽神の一人称が「拙者」であることから、ワノ国との関連が示唆されているように感じます。
さらに、ブロックの国でバッタに乗っていた人物も太陽のようなタトゥーをしていました。
ワノ国の錦えもんが入れている光月家の刺青も、太陽を象徴しているものです。
ワノ国とエルバフは地理的にも近く、空白の100年において共に戦っていた可能性があり、現在でも交流が続いているのかもしれません。
火ノ傷の男の正体はロード
エルバフ編で最後のロードポーネグリフの争奪戦が開始されることが尾田栄一郎先生のコメントで判明しています。
そうなるとエルバフ編で登場するメインキャラが実は火ノ傷の男の正体という展開が予想されます。
現在、火ノ傷の男の正体筆頭は「来い!」と言った人影の人物です。
次に重要なキャラクターとして登場した偽太陽神様が、もし航海士ロードであるならば、彼の隠された右側の顔に「火ノ傷」がある可能性も十分考えられます。
ロードが髪で隠している顔にその火ノ傷があるとすれば、彼がさらに謎めいた、そして物語の核心に迫るキャラクターである可能性が強まります。
また、名前が「ロード」であることも興味深い点です。
単なる偶然かもしれませんが、「ロード・ポーネグリフ」という重要なアイテムと名前が重なるのは、読者に対して意図的なヒントとして仕込まれているかもしれません。
ポーネグリフは歴史や秘密を記す石碑であり、最も重要な「ロード・ポーネグリフ」は、ラフテルに到達するために欠かせない存在です。
もしロードという名前がこの「ロード・ポーネグリフ」との関連性を暗示しているのであれば、彼がただの航海士や裏切り者というだけでなく、もっと深い背景を持つキャラクターである可能性があります。
ただし英語版で航海士ロードは「Rodo」表記でロードポーネグリフは「Road Poneglyph」となっています。
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