【リゼロ】ネタバレ:強欲の大罪司教レグルス・コルニアスの全てを完全解説!正体、過去、能力、死亡する最期まで

リゼロ レグルス コルニアス
リゼロ レグルス コルニアス

「Re:ゼロから始める異世界生活」に登場する魔女教大罪司教『強欲』担当のレグルス・コルニアス。

アニメ3期でも本格的に活躍し始めその圧倒的な能力と歪んだ人格は、多くのファンに強烈な印象を残しています。

本記事では、彼の人物像、能力、過去、そして死亡するその最期までを詳しく解説します。

レグルスの全貌を知ることで、物語をより深く楽しむことができるでしょう。

目次

レグルス・コルニアスの正体とは何者か

レグルス・コルニアスは、魔女教の大罪司教の一人であり、『強欲』を担当しています。

彼は百数十年以上もの長きにわたりその地位にあり、魔女教の初期メンバーとして知られています。

外見は中肉中背で白髪の青年という平凡な姿(設定)ですが、その内面には計り知れない狂気と自己中心性が潜んでいます。

平凡な外見の裏に潜む狂気

レグルスの外見は特筆すべき特徴がなく、街中で見かけてもすぐに忘れてしまうほど平凡です。

しかし、その内面は極度の自己愛と他者への無関心、さらには自己中心的な狂気で満ちています。

彼は自らを「無欲で満たされた存在」と称し、自分の行動を正当化するために独自の理論を展開します。

その理論は一見筋が通っているように見えますが、実際には自己中心的で他者を顧みないものです。

魔女教大罪司教『強欲』担当としての地位

魔女教の中で『強欲』を担当するレグルスは、他の大罪司教たちからも一目置かれる存在です。

百数十年もの間、その地位を維持していることからも、その実力と影響力の大きさがうかがえます。

また、彼は魔女教の初期メンバーであり、組織の深部にまで精通しています。

その存在は、他の大罪司教たちとも異なる特異性を持っています。

レグルスの歪んだ性格と人物像

レグルスは自らを「平和主義者」と称し、争いを好まないと言います。

しかし、それはあくまで自分に都合の良い「平和」であり、他者の意見や権利を一切尊重しません。

彼は「権利」を最も重要視し、自分の意見が否定されると激しく怒りを露わにします。

その結果、理不尽な理由で他者を攻撃し、自己中心的な行動を正当化します。

彼が求める「権利」とは

レグルスが言う「権利」とは、自分の意見や存在を否定されないことを意味します。

彼は自分が「無欲」であると主張しながらも、他者からの承認を強く求めています。

自分の意見が少しでも否定されると、「自分の権利を侵害された」と感じ、過剰なまでに反発します。

これは、彼が極度の自己愛と承認欲求の塊であることを示しています。

大勢の妻たちと自己顕示欲

レグルスは数百人もの女性を妻として迎えています。

その選定基準は「顔が可愛いこと」と「処女であること」です。

しかし、彼は彼女たちを愛しているわけではなく、自分の周りを美しい女性で囲むことで、自らの価値を高めようとしているのです。

妻たちを名前ではなく番号で呼び、少しでも気に入らないことがあれば容赦なく排除します。

彼女たちからは嫌われ、恐れられていますが、レグルス自身はそれに気づいていません。

作者による酷すぎる評価

原作者の長月達平先生は、「リゼロに登場するキャラクターの中で最も小物なのはレグルスだ」と評価しています。

さらに、「ノミとレグルスを比べるなんて、ノミに失礼だ!」とまで発言しています。

アニメ放送時には「きゃあああああああ!! レグルスさあああああん!! もう黙ってえええ!!」とツイートし話題になりました。

また、レグルスの担当声優である石田彰さんには、「作中で1番のクズです」と紹介するほど、クズキャラとして描かれています。

レグルスの能力:『獅子の心臓』と『小さな王』

レグルスは『強欲』の魔女因子を持ち、二つの強力な権能を操ります。

それが『獅子の心臓』と『小さな王』です。この二つの能力により、彼は「無敵」とも言われる存在となっています。

『獅子の心臓』の詳細と強さ

『獅子の心臓』は、自身や触れた物の時間を停止させる能力です。

時間が止まった物体はあらゆる物理法則から切り離され、どんな攻撃も通用しません。

これにより、レグルスはあらゆる攻撃を無効化できます。

また、この能力を攻撃に転用することで、触れた物を絶対的な破壊力を持つ武器に変えることも可能です。

  • 防御面の無敵性:身体の時間を停止させることで、物理的な干渉を一切受け付けない絶対防御を実現します。
  • 攻撃面の応用:時間を止めた物体を投擲することで、あらゆるものを貫通・破壊する攻撃を可能とします。

『小さな王』で無敵化を実現

『小さな王』は、他者の心臓に自身の疑似心臓を寄生させる能力です。

これにより、『獅子の心臓』の欠点である「心臓の時間を止められない」という制約を克服し、永続的な無敵化を実現します。

  • 妻たちへの寄生:レグルスは大勢の妻たちに疑似心臓を寄生させており、彼女たちの心臓が鼓動する限り、自身の無敵状態を維持できます。
  • 欠点の克服:本来、心臓の時間を止めると自身が死んでしまうため、『獅子の心臓』の使用には制限がありますが、『小さな王』によりその欠点を補っています。

レグルスの戦闘力と致命的な弱点

圧倒的な権能を持つ一方で、レグルスの戦闘技術や戦略性は低いと言えます。

彼は能力に頼り切っており、基本的な戦闘スキルや判断力に欠けています。そのため、戦闘において致命的な欠点を抱えています。

戦闘における致命的な欠点

レグルスは相手の挑発に乗りやすく、冷静な判断ができません。

また、戦略を練ることも苦手で、単純な罠にも簡単に引っかかります。

彼の自己中心的な性格が災いし、戦闘では思わぬミスを犯すことが多々あります。

  • 戦術的思考の欠如:相手の策にはまりやすく、複数の敵に対して効果的な対応ができません。
  • 感情的な行動:自分を否定されると感情的になり、無計画な攻撃を繰り返します。

チート能力に依存した戦闘スタイル

彼は自分の権能を過信し、戦闘技術の向上や戦略的な思考を怠っています。

そのため、能力が通用しない場面や、権能の秘密を見破られた場合に対処できません。

このような点が、彼の戦闘力の限界を示しています。

  • 基礎的な戦闘能力の欠如:身体能力は一般人並みで、戦闘技術も未熟です。
  • 権能の依存:権能が封じられると何もできなくなります。

レグルスの過去と人格形成の背景

レグルスの歪んだ性格は、彼の過去に深く根ざしています。

彼の生い立ちや過去の行動を詳しく見ることで、なぜ彼が他者を顧みず、自己中心的な行動を取るようになったのか、その背景が明らかになります。

平凡な家庭に生まれた少年時代

レグルスは、とある村で一般的な家庭に生まれました。

家族からは愛情を注がれ、平穏な日々を過ごしていました。

しかし、彼はその愛情を素直に受け入れることができませんでした。

  • 愛情への拒絶:家族からの愛情を「自分を見下している」と感じ、煩わしく思っていました。
  • 被害妄想の芽生え:他者の善意を素直に受け取れず、自分を馬鹿にしていると感じるようになります。

家族と村の悲劇

成長するにつれて、彼の中で他者への不信感や被害妄想が強まっていきます。

そして、魔女因子に適合し、強大な権能を手に入れたことで、その内面の闇が外部に露呈します。

  • 家族の殺害:魔女因子を得た後、家族を「自分を馬鹿にしていたに違いない」と決めつけ、殺害します。
  • 村の壊滅:さらに「村人たちも自分を嘲笑している」と感じ、村全体を滅ぼします。
  • 国への反逆:最終的に「無能な国に縛られるのは自分の権利の侵害だ」と考え、国自体を滅ぼします。

魔女教大罪司教への道

大量の殺戮を行ったレグルスは、その強大な権能と極端な思想から魔女教に目を付けられます。

  • 魔女教への加入:彼の持つ魔女因子と権能は、魔女教が求める資質と一致しており、彼は大罪司教『強欲』担当として迎え入れられます。
  • 自己中心性の増幅:魔女教での活動を通じて、彼の自己中心的な思想はさらに強固なものとなります。

100年前のエリオール大森林での出来事

物語の過去編において、レグルスの過去がさらに掘り下げられます。

  • パンドラとの同行:『虚飾』の魔女パンドラとともに、封印された場所を解放するためエリオール大森林を訪れます。
  • フォルトナとの出会い:エミリアの養母であるフォルトナに出会い、その美貌に惹かれます。彼女を79番目の妻にしようとしますが、拒絶されます。
  • ペテルギウスとの確執:フォルトナを守るために立ち向かったペテルギウス・ロマネコンティを激しく憎むようになります。

記憶の喪失と最期の回想

  • 記憶の操作:パンドラの能力により、レグルスはエリオール大森林での出来事を忘れさせられます。そのため、フォルトナやペテルギウスとの因縁を覚えていません。
  • 最期の瞬間の気づき:エミリアたちとの戦いで追い詰められた際、死の間際になって過去の記憶が蘇ります。彼はエミリアがフォルトナの娘であることに気づきます。

レグルスの物語における活躍と死亡(原作ネタバレ注意)

レグルス・コルニアスは、その圧倒的な能力と自己中心的な性格で物語に大きな影響を与えています。

ここでは、彼の具体的な行動や物語での活躍を詳しく見ていきます。

初登場:クルシュとレムへの襲撃

彼の初登場は第三章の終盤です。

白鯨討伐後、クルシュ・カルステンとレムが王都へと帰還する途中、レグルスは『暴食』担当のライ・バテンカイトスとともに彼女たちを襲撃します。

  • クルシュへの攻撃:クルシュが迎撃態勢を取るも、レグルスには一切通用せず、彼女の腕を一瞬で切断します。
  • レムの昏睡:ライ・バテンカイトスはレムの「名前」と「記憶」を喰らい、彼女を昏睡状態に陥れます。

水門都市プリステラへの襲撃

第五章では、レグルスは他の大罪司教たちと共に、水門都市プリステラを襲撃します。

  • エミリアとの邂逅:プリステラでエミリアと偶然出会い、その美貌に惹かれた彼は、彼女を79番目の妻に迎えようと決めます。
  • エミリアの誘拐:大罪司教『憤怒』シリウスとの戦闘中にエミリアを強引に連れ去り、結婚式を挙げようとします。
  • 結婚式の強行:プリステラの制御塔を占拠し、無理やり結婚式を準備しますが、エミリアは拒絶します。

ラインハルトとの激闘

エミリアを救出するため、ナツキ・スバルと最強の剣聖ラインハルト・ヴァン・アストレアが立ち上がります。

  • ラインハルトとの戦闘:レグルスは『獅子の心臓』を駆使し、ラインハルトと互角以上に渡り合います。
  • 権能の謎:どんな攻撃も通じないレグルスに対し、スバルとラインハルトはその権能の秘密を探ります。

スバルとの心理戦と権能の攻略

レグルスの権能を攻略するため、スバルは彼との会話や行動からヒントを得ようとします。

  • 時間稼ぎ:スバルは自分を犠牲にしてでもレグルスの注意を引きつけ、エミリアが権能の秘密を解明する時間を稼ぎます。
  • 妻たちの存在:エミリアはレグルスが連れていた妻たちが権能の鍵であることに気づき、彼女たちを氷漬けにして心臓を停止させます。

最期の抵抗と死への恐怖

無敵の力を失ったレグルスは、なおも執念深く抵抗します。

しかし心停止と溺死によって死亡するという最期を迎え彼の物語は幕を閉じます。

  • ラインハルトによる撃破:ラインハルトの圧倒的な力により、レグルスは地中深くに叩き落とされます。
  • 溺死への恐怖:地下に水が流れ込み、権能を発動すれば心臓が止まり、発動しなければ溺死するというジレンマに陥ります。
  • 最期の思考:死の間際まで自分がどう見られるかを気にし、他者への憎悪と自己中心的な考えを捨てられませんでした。

最期の思考と皮肉な結末

死の間際、レグルスは100年前の出来事を思い出します。

  • 記憶の復活:パンドラの権能によって忘れていたフォルトナとの出会いと、彼女を79番目の妻にしようとしたことを思い出します。
  • エミリアへの執着:エミリアを79番目の妻に選んだのは、フォルトナと面影が似ていたからだと気づきます。
  • 最期の叫び:自分が死んだ後にエミリアが喜ぶこと、母親やペテルギウスの仇を討ったと喜ぶことを嫌悪し、最期まで憎悪の声を上げ続けます。
  • 皮肉な結末:しかし、エミリアは最後まで彼のことを思い出すことはなく、彼の存在は復讐すべき相手としてすら心に残りませんでした。承認欲求と自己顕示欲の塊であった彼の最期の願いは、皮肉にも叶えられたのです。

レグルスの権能の継承とスバルの新たな能力

レグルスの死後、その『強欲』の魔女因子はナツキ・スバルへと移譲されます。

スバルが得た新たな権能『コル・レオニス』

スバルは『強欲』の権能を行使できるようになりますが、その形態はレグルスのものとは異なります。

  • 他者の不調を肩代わりする能力:スバルの『小さな王』は、他人の不調やダメージを自分が肩代わりする能力として顕現します。
  • レグルスとの対比:レグルスが他人を利用して自身を無敵化していたのに対し、スバルは仲間を助けるために自ら負担を背負います。

『コル・レオニス』の意味

スバルはこの権能を『コル・レオニス』と名付けました。

  • ラテン語で「獅子の心臓」:『コル・レオニス』はラテン語で「獅子の心臓」を意味し、これは『レグルス』という星の別名でもあります。
  • 名前に込められた思い:スバルはこの名に、自らが仲間を守る存在であるという決意を込めています。

レグルスの存在が示すテーマ

レグルス・コルニアスというキャラクターは、物語を通じてさまざまなテーマを読者に提示します。

強欲と自己中心性の末路

彼の行動は、自分の欲望を満たすために他者を犠牲にする強欲さの象徴です。

その結果、自分自身が破滅へと向かう様子は、強欲の末路を描いています。

他者との関わりの重要性

レグルスは他者を蔑ろにし、自分を中心に世界が回っていると信じています。

しかし、彼が敗北する原因は、他者との連携や絆の力です。このことから、人間関係の重要性が強調されています。

まとめ:レグルス・コルニアスの教訓

レグルス・コルニアスは、自己愛と強欲の権化として描かれています。

彼の最期は、自己中心的な生き方がもたらす結末を象徴しています。

彼の存在を通じて、他者を思いやる心や協力の大切さが強調されています。

物語を通じて、彼から学ぶことは多いでしょう。

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