ハンターハンター406話「神器」では、ブラックホエール号内で様々な事件が発生し、主要人物たちの思惑が複雑に絡み合います。
ノブナガ、フィンクス、フェイタンは上層を目指しますが、その道中でエイ=イ組の恐るべき計画に遭遇します。
一方、ヒンリギはリンチ殺害事件の真相を追う中で、偽ヒソカの存在に辿り着きます。
そして、クロロはカキンの至宝「三種の神器」を狙い、継承戦の渦中へと身を投じます。
果たして、彼らの運命はいかに…?
緊迫感溢れる展開から目が離せない、ハンターハンター406話の徹底解説をお届けします!
ノブナガ、フィンクス、フェイタンが上層を目指す!
ハンターハンター406話では、ノブナガ、フィンクス、フェイタンの3人が、タハオと共にブラックホエール号の上層を目指します。彼らの目的は一体何なのでしょうか? 3人の行動を詳しく見ていきましょう。
ノブナガの刀を自作する能力
上層へ上がる通路を通るノブナガたち。タハオはノブナガが刀を持っていることに気づき、自分のIDを渡して武器を隠すように促します。しかし、ノブナガはそれを拒否します。実は、ノブナガは以前、刀を取り上げられた後、新たに刀を自作していたのです。フェイタン曰く「急拵えの偽物」とのことですが、ノブナガの剣術の腕前があれば、その刀でも十分な脅威となるでしょう。
処理場での不穏な発見:エイ=イ組の恐るべき計画
ノブナガたちは処理場へと入ります。そこは船内の一番外側の区画で、20万人の生活排泄物が流れている場所でした。ノブナガは、処理場を管理しているのがシャ=アとシュウ=ウであることに気づきます。さらに、下請け業者を利用していることから、エイ=イ組が処理業者になりすまして、獲物を処理場に誘い込んでいる可能性に考えが至ります。フィンクスは、エイ=イ組の手口として、仕事の斡旋を装って獲物を処理場に誘い込み、面接と偽って一人ずつ始末するという恐ろしい計画を明かします。
エイ=イ組のアジト攻略:念能力による防衛システム
ノブナガは、エイ=イ組のアジトの念能力について説明します。アジトを守っている者に攻撃すると、警備ロボットのような念人形に飛ばされてしまうというのです。しかし、フェイタンは、相手からの攻撃に対する正当防衛であれば問題ないと指摘します。ノブナガは、フィンクスたちに渡した見取り図のA室からB室への扉が3層へのワープポイントであることを伝えます。エイ=イ組のアジト攻略は、今後の展開において重要な鍵を握る可能性があります。
リンチ殺害事件の真相
一方、一般フロアではハルケンブルグの葬儀が行われていました。ハルケンブルグは民衆からの人望が厚く、多くの人々が彼の死を悼んでいます。そんな中、ヒンリギはザクロにリンチの行方を尋ねます。ザクロはリンチが事務所に戻っているはずだと答えますが、実際にはリンチは死体となって発見されます。
リンチの死:葬儀の影で起きた悲劇
ヒソカに変身したボノレノフに殺害されたリンチ=フルボッコの死体が軍兵によって発見されます。リンチの死体は黒い袋に入れられ捨てられています。ボノレノフは死体発見を妨害するような策は講じていなかった模様です。
リンチは頸椎をねじり切られており、プロの仕業であることは明らかでした。ヒンリギは事件性を隠蔽し、自らリンチの死体を処理することを決意します。
犯人捜し:ヒンリギの推理
ザクロは、犯人がヒソカであれば、自分も殺されているはずだと主張します。また、リンチが気絶させられた後に自分のことを心配することはあり得ないとも。これらの情報から、ヒンリギはリンチが別人である可能性に疑念を抱きます。ザクロはヒソカが操作系の能力者であることを指摘しますが、ヒンリギは、ヒソカがリンチを操作してザクロを起こし、事務所に戻ると言い残すことに意味がないと反論します。
ヒンリギの考察力が天才的
ヒンリギは、敵が自分たちの動きを限定させようとしていることに気づきます。ザクロは、偽リンチが「あいつがヒソカだった」と言っていたことを思い出し、それがヒンリギたちを欺くための言葉だったと悟ります。ヒンリギは、リンチが自身の能力で見破った偽物のヒソカに殺害されたのだと結論付けます。そして、ザクロは偽物だと気付かず、ヒソカがいたことをヒンリギたちに知らせるために生かされたのでした。
クロロ、三種の神器を狙う
場面は変わり、クロロサイドへと移ります。クロロはスキルハンターの能力で電話をかけ、能力者の位置を探ろうとしますが、見つけることはできませんでした。天空闘技場でも目的の能力者を見つけることはできず、クロロはリスクを承知で継承戦の渦中である1層を目指すことを決意します。
能力者を探す電話の能力いまわし電話『恋のダイヤル6700』
電話能力の名称は「いまわし電話『恋のダイヤル6700』」で、元の能力者はマクガイトナルミです。
彼女は具現化した携帯電話を用い、自分にとって理想の相手を見つけ出します。
条件を入力すると、6~20桁の番号が表示され、それをかけると案内が出てきます。
一日に回数制限があります。
この能力の元ネタは、フィンガー5が1973年12月5日にリリースしたシングル「恋のダイヤル6700」と、日本のテクノポップバンドP-MODELの1981年発表曲「いまわし電話」です。
後者は同年発売のアルバム『Potpourri(ポプリ)』に収録されています。
能力は出会い系がモチーフとなっており、マクガイトナルミは「営みまくるが」のアナグラム説があります。
有力視されているのが元AKB48で港区女子の大島麻衣説です。
冨樫義博先生は度々、秋元康プロデュースの坂道シリーズのアイドルをモチーフにしたネタを登場させています。
このことからマクガイトナルミは元AKB48で港区女子の大島麻衣さんモチーフである可能性がが高いです。
クロロの真の目的・三種の神器
クロロは、継承戦で使われるカキンの至宝である三種の神器を狙っていました。
- 壺中卵:継承戦参加者の為に使う儀式の壺
- 儀座禅仏:継承戦を見守る御神体
- 吉兆丸:次代王に渡される継承の宝剣
幻影旅団が船内にいることは、王族にもマフィアを通じて知られています。クロロは、ヒソカを探しながら下層から徹底的に三種の神器を探すことにしました。しかし、3~5層には三種の神器がない可能性が高まります。
スキルハンターの進化
クロロのスキルハンターには進化という要素があることが判明しました。強くレア度が高い能力を本に収めるには事前に国宝級のお宝を盗む制約をクリアしスキルハンターを進化させる必要があります。
クロロは、三種の神器は1層にあり、国王以上の警護があると考えています。そして、ヒソカを確実に仕留めるために必要な能力を奪うには、国宝級のお宝を盗む必要があると判断します。それは、戦闘準備が整う前にヒソカと遭遇するリスクを伴いますが、クロロはそれを受け入れる覚悟を決めます。
クロロ死亡フラグ
クロロは、焦りと悠長に待つことの間で葛藤しています。しかし、既に次善の策は整っており、たとえ自分が死んでも旅団は続くようにデザインされていると語ります。
ついに上層へ向かうクロロ
ハルケンブルグの葬列が通過する中、クロロの目的の念能力が見つかりますが念波が届かない場所にいます。クロロは、念の案内から座標を変更するよう指示され、上層へ向かうことを決意します。
まとめ
ハンターハンター406話では、様々な思惑が交錯し、物語はますます複雑さを増しています。ノブナガ、フィンクス、フェイタンの3人は、エイ=イ組のアジト攻略に向けて動き出します。ヒンリギはリンチ殺害事件の真相に迫り、クロロは三種の神器を狙って1層を目指します。
果たしてヒソカとの再戦は実現するのでしょうか?
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