カグラバチ最新ネタバレ62話:座村の娘イヲリがめちゃくちゃ女主人公っぽい

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『カグラバチ』第62話:イヲリの日常と忍び寄る影、そして明かされる真実

『カグラバチ』第62話では、座村の娘であるイヲリの日常が描かれます。彼女は母子家庭で育った普通の高校二年生です。しかし、チヒロと昼彦の戦いが世間を騒がせた後、彼女の日常は少しずつ変化していきます。空を覆う梟の群れ、そしてイヲリ自身が三日連続で見る「同じ夢」。

これらは、彼女が普通ではない運命を背負っていることを示唆しています。さらに、毘灼の魔の手がイヲリに迫ります。彼女の命が狙われる中、チヒロと巻墨が駆けつけ、間一髪で彼女を救出しました。このエピソードでは、イヲリの秘められた力と、彼女を巡る謎が徐々に明らかになります。

そして、巻墨隊長は、イヲリ自身が封印を解こうとしていることに気づき、彼女を守ることを決意するのでした。イヲリの運命は、今後どのように展開していくのか。目が離せない展開となっています。

イヲリの日常と空の異変

物語は、座村の娘であるイヲリが朝の支度をする場面から始まります。母子家庭で育ったイヲリは、普通の高校二年生です。朝の支度をする彼女の日常が淡々と描かれています。テレビでは、チヒロと昼彦が激突した歌舞伎公演のニュースが流れていました。

この事件は世間を大きく騒がせ、イヲリの日常にも影響を与えます。友達と登校する途中、イヲリは空を覆う梟の群れについて語りました。当初、世間はこの異常事態に大騒ぎとなり、学校も二日間休校になったことが明かされます。

しかし、神奈備が害をなさないと発表したことで、人々は徐々に日常生活に戻っていきました。一般市民も、神奈備や妖術について耳にしていますが、その実態についてはよく分かっていないというのが現状です。空が梟で覆われているため、日光が遮断され、一日中暗い状態が続いています。この異常な状況は、イヲリの心に影を落としていることでしょう。

学校での出来事とイヲリの予感

学校では、男子生徒の井倉が顔にチヒロの傷を模した落書きをして、周囲の注目を集めようとしています。「終焉だぜ、この世のな」と中二病的な発言をする井倉。しかし、イヲリに「(チヒロ)は人殺しでしょ?趣味悪いよ」と一蹴され、顔のマークを消す羽目になります。

この出来事は、チヒロの存在が世間に与えた影響の大きさを物語っていると言えるでしょう。一方、イヲリは三日連続で同じ夢を見ていました。その夢は、丁度空に異変が起きた日と一致します。

しかし、その夢には鍵がかかっているようで、イヲリは内容をはっきりとを思い出すことができません。幼少期に座村と手を繋いでいるシーンを思い出したイヲリは、この夢が空の異変と関係があるのではないかと感じ始めます。この予感は、彼女の運命が大きく動き出すことを暗示しているのです。

久々李(くぐり)の襲撃とイヲリの危機

イヲリが外を見ると、校門に見知らぬ不審者の姿がありました。それは、毘灼の一員である久々李(くぐり)だったのです。久々李(くぐり)は、対応しようとした先生を一瞬で切り伏せ、イヲリのいる教室へと侵入します。

ガラスを破って教室に侵入した際、イヲリはガラスの破片で左腕を負傷し、出血しました。この血の匂いは、毘灼の女性がイヲリを特定するための手がかりとなります。久々李(くぐり)は、女性から「女の子以外は殺していい」と指示を受けていました。

イヲリが傷つけられたことに激昂した井倉は、久々李(くぐり)に立ち向かいます。「サムラって人見つけたら帰りそうじゃん。かっこつけなくていいからまじでバカ」とイヲリは心の中で思いました。しかし、イヲリは井倉を守るため、自ら久々李(くぐり)の前に身を挺して出ます。

久々李(くぐり)は、目の前の人物が女の子であることに気づき、刀を止めました。イヲリは、井倉が自分を守るために怒ってくれたことへの、お返しとして彼を助けたのです。この行動は、イヲリの勇敢さと優しさを表しています。イヲリは「終わった、最悪最悪」と、この状況下で死を覚悟しました。

チヒロと巻墨の登場、そしてイヲリの救出

イヲリが絶体絶命の危機に陥ったその瞬間、チヒロと巻墨が颯爽と駆けつけます。二人は一瞬でイヲリを久々李(くぐり)から引き離し、安全な場所へと離脱させました。巻墨隊長は、勇敢なイヲリの姿に、彼女の父親である座村の面影を感じ、「めちゃ親子だな」と思います。

妖術の封印に綻びが生じ、イヲリの居場所が毘灼に知られてしまったようです。イヲリは、自分に何が起こっているのかを知るために、「何か知ってるなら教えてください」と叫びます。その叫びは、彼女の強い意志と、真実を知りたいという切実な思いを表していました。

巻墨の決意とイヲリの運命

巻墨隊長は、座村が娘の記憶を完全に封印したことを知っていました。しかし、イヲリ自身がその封印をこじ開けようとしていることに気づきます。巻墨隊長は、チヒロとイヲリの姿を見て、「座村さん子供を侮っちゃいけねえよ」と心の中で呟きました。この言葉には、子供たちの持つ可能性と、彼らが運命に立ち向かう力への信頼が込められています。

巻墨隊長は、イヲリに対して「しばし日常はお預けだ、これより巻墨が君を護る」と宣言します。この言葉は、イヲリが普通の高校生としての生活を送ることが、もはや叶わないことを意味していました。しかし同時に、巻墨隊長が彼女を守り、導いていくという強い決意を示しています。

イヲリの運命は、今まさに大きく動き出そうとしているのです。彼女に隠された秘密とは一体何なのか。そして、イヲリは自身の運命にどのように立ち向かっていくのか。読者の期待は、ますます高まることでしょう。巻墨隊長の言葉は、イヲリの未来が希望に満ちたものであることを予感させてくれます。

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