キングダム最新ネタバレ822話:李信、騰(トウ)将軍がまさかの大ピンチ

目次

1. 騰(トウ)と洛亜完(ラクアカン)が見据える「魏趙の凶星」の真価とは

このエピソードでは、激突する秦軍と韓軍の攻防を背景に、洛亜完(ラクアカン)と博王谷(ハクオウコク)という「かつての天才」と呼ばれた二人の存在が光を放ちます。
二十数年前に魏火龍・呉慶の侵攻を食い止め、さらに趙三大天のレンパの攻撃をも退けた実績から、韓の軍勢には今でも彼らへの大きな信頼があります。

しかし、騰(トウ)が明言するように、過去の栄光にとらわれたまま実戦を経験していない彼らの力は、現在の乱世ではすでに古くなり始めているという見方もあります。
その一方で、自らを「凶星」と称するほど圧倒的な能力を持つ洛亜完(ラクアカン)と博王谷(ハクオウコク)も、騰(トウ)らの思考を甘く見るつもりはありません。

栄光と自負がぶつかり合うこの闘いが、どのように決着へ向かうのか。
緊迫する戦場の空気と攻撃の応酬が絶え間なく続くなか、才能と経験はどちらが真の勝利をもたらすのかに注目です。
実戦経験を重ねてきた騰(トウ)と、その背後を支える秦軍の各部隊がどう動くのか。

新たな戦略が連鎖する攻撃の嵐をどう乗り越えるのか。
洛亜完(ラクアカン)が放つ策がどのように機能していくのかにも目を奪われます。

1.1. 魏火龍・呉慶、そして趙三大天・レンパをも退けた戦歴

洛亜完(ラクアカン)と博王谷(ハクオウコク)は、二十数年前の**魏火龍・呉慶**の侵攻を見事に撃退した実績を持っています。
さらに、趙三大天のレンパが率いる大軍が韓へと侵入した際にも、防御側の限界を突破するような緻密な軍略と瞬発力で見事に返り討ちにしました。

その結果、当時の韓は諸国から「衰退の一途をたどる」と見られていたにもかかわらず、今なお独立を保つ土台を築いています。
まさに韓軍の屋台骨と言える存在であり、周囲からは「天才」あるいは「凶星」と呼ばれています。

1.2. かつての天才と称した騰(トウ)の言葉がもたらす衝撃

騰(トウ)は、あえて二人を「かつての天才」と言い切りました。
これは決して相手を侮っているわけではなく、戦争が日進月歩で変化する以上、実戦から遠ざかれば遠ざかるほど錆びつく技術があるという考えです。

騰(トウ)自身やその配下の秦軍は、過去20年の間に数え切れない激戦をくぐり抜けてきました。
各地で腕を磨き、技量だけでなく指揮能力や連携も大幅に高めてきたという自負があります。

2. 李信の危機と河了貂(カリョウテン)の不穏な予感

戦場では、ヨコヨコという強烈な衝撃力を誇る兵士との一対一の激突に、李信がさらされています。
予想外の一撃をくらって吹っ飛ばされた李信ですが、怒りとも思える反撃でヨコヨコを吹き飛ばし返しました。

しかし、これを「面白い」と評価したヨコヨコは、仲間のモブ兵たちからの援護を断り、自身の力で勝負を決するつもりでいます。
そこへ降り注ぐ無数の矢の雨が李信を狙います。

さらには敵の騎馬兵が一斉に突撃してくるという絶体絶命の状態へと追い込まれ、ついには李信が落馬してしまう非常事態が発生します。
河了貂(カリョウテン)は嫌な予感を拭えずに焦り、壁も李信の安否に危機感を抱きます。

博王谷(ハクオウコク)という韓軍の精鋭部隊が参戦することで、状況はさらに深刻になりました。
河了貂(カリョウテン)や壁は、李信を助けるために総力をあげて各部隊へ援軍要請を飛ばします。

2.1. ケンバ隊の迅速な動きが生む戦場の可能性

壁は、ケンバ隊や田有、田永、崇原、ハイロウといった頼れる戦力に強行突破の命令を下し、李信救援のための行動を加速させます。
伝令を受けた各部隊は、遮るものを蹴散らしながら李信のもとを目指します。

この一斉行動が成功すれば、李信と河了貂(カリョウテン)の危機は大きく改善されるはずです。
しかし、博王谷(ハクオウコク)が合流した今、対峙する韓軍側は総力を投入してくる可能性が高まります。
誰よりも先に李信を討ち取り、秦軍の士気を削ぎたい韓軍の思惑が見え隠れします。

3. 騰(トウ)の先陣と「ファルファル」が作り出す突破力

この局面では、騰(トウ)が率先して最前線を駆け抜ける姿勢が目立ちます。
彼の必殺技「ファルファル」で敵陣を次々と蹴散らしていくさまは、まるで戦場の風を切り裂いていくような圧巻の迫力です。
それだけでなく、騰(トウ)が培ってきた指揮能力や、大胆でありながら無駄のない攻撃パターンが周囲の仲間たちに結束をもたらします。

騰(トウ)の周りに集結する兵士たちは、指示を最小限にとどめつつも最大限に力を発揮できるよう動き続けます。
洛亜完(ラクアカン)は、韓軍を消耗戦に巻き込み、ゆくゆくは秦軍の王都攻めの余力を削ろうと画策していました。

しかし、騰(トウ)の想定を超える猛攻を目の当たりにして、悠長な戦略だけでは対応できない事態だと痛感します。
そして、最終的に自ら前線に出て、騰(トウ)の首を狙うという危険極まりない判断を下すに至りました。

3.1. 洛亜完(ラクアカン)が抱く策と雷進の動向

洛亜完(ラクアカン)は、騰(トウ)の突撃を決して見過ごそうとはせず、自らの軍略をフルに発揮するための策を雷進へ命じます。
ここで注目すべきは、韓軍の中でも有能な将や指揮官がどのように彼の構想を現場に落とし込むかです。

騰(トウ)の猛攻を受け止めつつ、じわじわと秦軍の兵数や体力を奪い取る作戦が功を奏すれば、韓軍に有利な展開がやって来る可能性は十分にあります。

4. “才能”と“経験”のぶつかり合いが生む新たな戦場の火花

騰(トウ)や秦軍は、過去20年の様々な戦場で培った経験を最大限に生かしており、単純な武力だけでなく状況判断の早さや連携も見どころです。
一方、洛亜完(ラクアカン)と博王谷(ハクオウコク)は、周囲に天才と称えられる高い軍略を持っています。
そして、その天才性は、単なる腕自慢や虚名ではありません。

かつて魏火龍・呉慶や趙三大天・レンパすら退けたほどの実績があり、己のプライドを賭けて戦う準備もできています。
しかし、騰(トウ)からすれば、長い間実戦の第一線を離れていた二人の力はかつてほど脅威ではないと捉えています。
その見立てが甘い判断なのか、それとも的確な読みなのか。
洛亜完(ラクアカン)は「才能こそが経験を凌駕する」と考えていますが、果たしてどちらの見解が正しいかは戦場の結果だけが示すでしょう。

4.1. 「魏趙の凶星」への高まる警戒

二十数年前に魏と趙の大軍をも破った彼らは、魏趙の凶星と呼ばれるほどです。
その呼び名は決して誇張ではありません。
韓軍が未だ独立を保てているのは、この二人の存在によるところが大きいからです。

ただし、騰(トウ)らの実戦経験の厚みを覆すには、再び敵の裏をかくようなひらめきと行動力が必要となります。
洛亜完(ラクアカン)が雷進へ下した命令が、どのような形で炸裂するのかが次の焦点です。

5. ヨコヨコ vs 李信の激闘と援軍の行方

李信は降り注ぐ矢や騎馬兵の襲撃に苦しみながらも、手を緩めず敵を次々と倒していきます。
しかし、圧倒的な攻勢の中で馬を失った李信は、状況によっては生存自体が危ぶまれる立場に置かれています。
河了貂(カリョウテン)の不安や壁の援軍要請が正しい判断であることは疑いようがありません。
ケンバ隊をはじめ、田有、田永、崇原、ハイロウなど信頼できる部隊が強行突破で駆け付ければ、流れを変えられるかもしれません。
問題は、博王谷(ハクオウコク)がその動きを許すかどうかという一点です。

5.1. 今後の戦場を左右するポイント

1. 騰(トウ) vs 洛亜完(ラクアカン)
 洛亜完(ラクアカン)が前線に出たことで、騰(トウ)との直接対決がほぼ確定的になっています。

2. 李信の命運
 落馬した李信を援護すべくケンバ隊らが強行突破を仕掛ける展開は、戦況の焦点です。

3. *博王谷(ハクオウコク)の出方
 敵の精鋭部隊がどのように李信たちを押し返していくのかは重要課題です。

4. 雷進の役割
 洛亜完(ラクアカン)が打ち出す策を、雷進が実行する場面はこの後に注目されるでしょう。

6. まとめ:加速する戦局の行方に秘められた展望

魏、趙、そして韓。
各国の思惑が絡み合うなか、韓軍は消耗戦に持ち込もうと画策している節があります。
対する騰(トウ)は、機動力と実戦経験に裏打ちされた果敢な攻めで韓軍に余裕を与えない戦術を展開しています。
この二つの流れが衝突すれば、激闘の火ぶたはさらに大きく切られることになるでしょう。

李信とヨコヨコの個人同士の対決は、一見すると単なる局地戦のようにも見えますが、両者の動向が周囲に与える影響は無視できません。
李信がそのまま討ち取られれば、秦軍全体の士気が低下する可能性があるからです。
一方でヨコヨコが倒されれば、韓軍の盛り上がりが急速にしぼむかもしれません。

また、河了貂(カリョウテン)の不安を的中させるかのように、博王谷(ハクオウコク)ら韓軍の精鋭が参戦しています。
さらに、洛亜完(ラクアカン)や博王谷(ハクオウコク)が「才能こそ至高」という信念を再び証明すべく動き出した事実も目が離せません。

「魏趙の凶星」と呼ばれる二人の軍略が通用するのか、それとも磨かれた実戦経験を誇る騰(トウ)や李信らの反撃が勝るのか。
激流のように変化するこの戦局を見極めるためには、さらに続く戦いの展開が重要です。

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