「ワンピース」の世界に君臨する四皇の一角、”赤髪のシャンクス”。物語の最重要人物の一人でありながら、その戦闘描写や能力、出自には未だ多くの謎が残されています。特に、彼が常に腰に携えているサーベル「グリフォン」については、「悪魔の実を食べた剣なのではないか?」という説が、ファンの間で長年にわたり熱く議論されてきました。
単なる名剣なのか、それとも特別な能力を秘めているのか。この記事では、シャンクスの愛剣「グリフォン」が悪魔の実の能力者である可能性について、原作漫画やアニメの描写、最新情報、そしてネット上の様々な考察を交えながら、その真相に迫ります。
この記事を読むことで、以下の点が明らかになります。
- シャンクスの愛剣「グリフォン」に関する基本情報
- 「グリフォン悪魔の実能力者説」を支持する根拠と詳細な考察
- 同説に対する否定的な見解や反論
- シャンクスの技「神避」とグリフォンの関連性
- 最新の展開(フィガーランド家など)を踏まえた考察
- ファンの間での議論の状況と今後の展望
シャンクスとグリフォンの謎を解き明かす旅へ、一緒に出かけましょう。
1. シャンクスの愛剣「グリフォン」とは?基本情報と謎
まず、「グリフォン」が悪魔の実を食べた剣である可能性を探る前に、その基本情報と、なぜこれほどまでに注目を集めるのか、その背景にある謎について整理しましょう。
1-1. グリフォンの概要と持ち主シャンクスについて
- 持ち主: 四皇 “赤髪の” シャンクス
- 種類: サーベル (Saber)
- 外観: シンプルながらも洗練されたデザインの片刃の曲刀。鍔(つば)や柄(つか)に特徴的な装飾は見られず、実用性を重視した武器であることが伺えます。
- 名前: グリフォン (Gryphon / Griffin)
シャンクスは、元海賊王ゴール・D・ロジャーの船で見習いをしていた経歴を持ち、現在は四皇として新世界に君臨する大海賊です。ルフィに麦わら帽子を託した人物としても知られ、物語の根幹に関わる重要キャラクターです。
彼の戦闘能力は計り知れず、特に「覇王色の覇気」の扱いは世界でもトップクラスとされています。頂上戦争では、その覇気だけで並の海兵たちを気絶させ、赤犬の攻撃をグリフォンで受け止めるなど、圧倒的な実力を見せつけました。
グリフォンは、そんなシャンクスが常に腰に帯び、戦闘で使用する唯一無二の愛剣です。白ひげとの衝突時や、前述の赤犬との対峙、そして後に詳述するキッド海賊団との戦闘など、シャンクスの重要な局面には常にグリフォンが存在しています。
1-2. グリフォンの名前の由来と意味深な関連性
「グリフォン」という名前は、上半身が鷲(ワシ)、下半身が獅子(ライオン)という伝説上の生物に由来します。グリフォンは、神話や紋章学において、「知識」や「力」、「王権」の象徴として描かれることが多く、宝物や知識を守る存在とも言われています。
「ワンピース」の世界において、武器に名前が付いていること自体は珍しくありません。
武器名 | 所有者(主な使用者) | 種類 | 備考 |
グリフォン | シャンクス | サーベル | 本記事の主題 |
夜 (Yoru) | ジュラキュール・ミホーク | 大黒刀 | 最上大業物12工の一振り |
和道一文字 | ロロノア・ゾロ | 刀 | 大業物21工の一振り、くいなの形見 |
三代鬼徹 | ロロノア・ゾロ | 刀 | 業物、妖刀 |
雪走 (Yukibashiri) | ロロノア・ゾロ | 刀 | 良業物50工の一振り(破壊される) |
秋水 (Shusui) | ロロノア・ゾロ (以前) | 大黒刀 | 大業物21工の一振り、リューマの刀(ワノ国へ返還) |
閻魔 (Enma) | ロロノア・ゾロ | 大業物 | 大業物21工の一振り、おでんの愛刀 |
天羽々斬 (Ame no Habakiri) | 光月モモの助 (所有) | 刀 | おでんのもう一振りの愛刀 |
… | … | … | 他にも多数存在 |
このように、名だたる剣士は自身の愛剣に名前をつけていることが多いです。しかし、「グリフォン」という名前が、単なる象徴的な意味合いを超えて、剣自体の能力、特に動物系(ゾオン系)幻獣種の悪魔の実に関連しているのではないか、という憶測を呼んでいます。
マルコの「トリトリの実 モデル:フェニックス」や、カイドウの「ウオウオの実 モデル:青龍」のように、幻獣種はその名の通り伝説上の生物に変身する能力を持ちます。グリフォンもまた伝説上の生物であることから、この連想が生まれるのは自然な流れと言えるでしょう。
2. グリフォン悪魔の実能力者説:肯定的な根拠と考察
では、具体的に「グリフォンが悪魔の実を食べた剣である」という説は、どのような根拠に基づいているのでしょうか?ここでは、肯定的な意見とその詳細な考察を掘り下げていきます。
2-1. 根拠①:物に悪魔の実を食べさせる技術の存在
「ワンピース」の世界には、Dr.ベガパンクによって解明された「物に悪魔の実を食べさせる」技術が確かに存在します。これは、グリフォンが悪魔の実の能力を持つ可能性を裏付ける、最も基本的な前提条件となります。
これまでに作中で登場した「悪魔の実を食べた物」の例としては、以下が挙げられます。
- ラッスー (Lassoo): Mr.4の銃。イヌイヌの実 モデル:ダックスフンドを食べた銃。普段は銃の形状だが、くしゃみをすると野球ボール型の時限爆弾を吐き出す。
- ファンクフリード (Funkfreed): スパンダムの剣。ゾウゾウの実を食べた剣。普段は剣だが、命令によって象の姿に変形し、特に象の鼻部分が剣の形状を保ったまま攻撃するなど、トリッキーな戦い方が可能。
- アルパカチーノ (Alpacacino): アニメオリジナル。バズーカ砲がアルパカの能力を得ている。
- スマイリー (Smiley): シーザー・クラウンが生み出した猛毒ガスH2Sの塊に、サラサラの実 モデル:アホロートル(ウーパールーパー)を食べさせたもの。ゲル状の巨大な生物として行動する。
これらの実例は、「剣」のような無生物が、悪魔の実、特に動物系(ゾオン系)の能力を得て、意志を持つかのように(あるいは命令に応じて)変形・行動することが可能であることを示しています。
考察ポイント:
- 技術へのアクセス: シャンクスほどの人物であれば、Dr.ベガパンク本人や、その技術を知る者(例えば世界政府関係者)と接触する機会があっても不思議ではありません。後述する世界政府との繋がりも、この可能性を補強します。
- 能力の選択: もしグリフォンが悪魔の実を食べているなら、なぜ「幻獣種モデル:グリフォン」が選ばれたのでしょうか?シャンクスの戦闘スタイルや思想と、グリフォンの能力(もし存在するなら)との間に、何らかの関連性があるのかもしれません。
2-2. 根拠②:シャンクスと世界政府・天竜人の謎めいた関係
シャンクスは海賊でありながら、世界政府の最高権力である「五老星」と直接謁見するなど、他の海賊とは一線を画す謎めいた立場にあります。この特異な関係性が、「グリフォン」に特別な出自や能力があるのではないか、という推測を強く後押ししています。
- 聖地マリージョアへの訪問: シャンクスはかつて、聖地マリージョアに単身で乗り込み、五老星と「ある海賊」について話をする場面が描かれました。通常、海賊が五老星と直接対話することは考えられず、シャンクスが世界政府から特別な扱いを受けている、あるいは何らかの密約を結んでいる可能性を示唆しています。
- 天竜人との繋がり(フィガーランド家説): 近年の原作展開で、神の騎士団の最高司令官として「フィガーランド・ガーリング聖」という人物が登場しました。彼の名前や容姿、そして言動から、ファンの間では「シャンクスはフィガーランド家の血筋、つまり天竜人の一族ではないか?」という説が有力視されています。
- 劇場版『ONE PIECE FILM RED』では、五老星がウタを「フィガーランド家の血筋か?」と疑うセリフがあり、シャンクスとの関連を匂わせています。(ただし、映画の内容がどこまで原作に影響するかは注意が必要です)
- もしシャンクスが天竜人の血を引いている、あるいは深い関わりがある場合、世界政府が独占している悪魔の実や、Dr.ベガパンクの最先端技術(物に悪魔の実を食べさせる技術を含む)にアクセスできる可能性は格段に高まります。天竜人は悪魔の実を奴隷に食べさせたり、ゲームの景品にするなど、比較的容易に入手・利用できる立場にあることが示唆されています。
考察ポイント:
- グリフォン入手経路: シャンクスがもし天竜人関連の出自を持つなら、グリフォン自体がフィガーランド家に代々伝わる特別な剣であったり、あるいは幼少期や若い頃に、その立場を利用して悪魔の実を食べさせた可能性が考えられます。
- 五老星との取引: 五老星との謁見時に、グリフォンに関する何らかの密約や情報交換が行われた可能性も否定できません。例えば、グリフォンの能力を制御するための情報や、その存在を秘匿する見返りなど。
2-3. 根拠③:アニメ版「神避」におけるグリフォン演出
シャンクスが使う技の中でも、特に注目を集めているのが「神避(かむさり)」です。この技は、かつて海賊王ゴール・D・ロジャーも使用していたことが判明しており、覇王色の覇気を纏わせた強力な斬撃(または衝撃波)です。
原作では、シャンクスがワノ国近海でユースタス・キッドと対峙した際にこの技を披露し、キッドとキラーを一撃で戦闘不能にするほどの圧倒的な威力を見せつけました。
注目すべきは、アニメ版での「神避」の演出です。
- アニメでの追加演出: アニメ第1082話で描かれた「神避」のシーンでは、シャンクスが技を放つ直前に、彼の背後や剣先に、赤黒いオーラと共に、まさに「グリフォン」のような翼を持つ猛禽類のイメージが一瞬映し出されました。
- 原作との違い: このグリフォンのオーラ演出は、原作漫画には描かれていない、アニメオリジナルの表現です。
考察ポイント:
- 製作陣の意図: アニメ制作陣が、原作の意図を汲んで、あるいは尾田栄一郎先生からの何らかの示唆を受けて、このような演出を加えた可能性はあります。これは、「グリフォン」という名前と、その伝説上の生物のイメージを視覚的に結びつけ、剣自体に特別な力があることを暗示しているのかもしれません。
- 単なるイメージ演出か: 一方で、単に技の迫力やシャンクスの異名(赤髪)、剣の名前(グリフォン)を強調するための、視覚的なエフェクトである可能性も十分に考えられます。アニメでは、覇気を表現するために龍や虎のようなオーラが描かれることもあり、その一環とも解釈できます。
- 伏線の可能性: しかし、過去にもアニメオリジナルの描写が後の原作展開の伏線となっていたケース(例:サンジのレイドスーツなど)も皆無ではないため、この演出が単なるイメージに留まらない可能性も捨てきれません。
これらの根拠を総合すると、「グリフォンが悪魔の実を食べた剣である」という説は、単なる憶測ではなく、作中の設定や描写に基づいた、ある程度の説得力を持つ仮説であると言えます。
3. グリフォン悪魔の実能力者説:否定的な見解と反論
一方で、「グリフォン」が悪魔の実を食べた剣であるという説には、否定的な見解や疑問点も存在します。肯定的な根拠だけでなく、これらの反論にも目を向けることで、より多角的に考察を深めることができます。
3-1. 反論①:グリフォン自身の能力描写が皆無である点
最も直接的な反論は、「これまでの作中で、グリフォン自体が意志を持ったり、変形したり、あるいは剣術以外の特殊能力を発動した描写が一切ない」という事実です。
- ファンクフリードとの比較: スパンダムのファンクフリードは、明確に象の姿に変形し、独立した生物のように(命令に応じてですが)動きます。
- ラッスーとの比較: ラッスーも、犬のような鳴き声を発したり、時限爆弾を生成するという固有の能力を見せています。
- グリフォンの場合: グリフォンは、常にシャンクスの手によって振るわれており、その切れ味や強度はシャンクスの剣術と覇気によって最大限に引き出されているように見えます。剣自体が独立した能力を発揮しているような描写は、一度もありません。
考察ポイント:
- 能力を隠している可能性: もちろん、「まだ能力を見せていないだけ」という可能性は残ります。シャンクスほどの人物であれば、切り札となる能力を温存していることは十分に考えられます。
- 能力の性質: もし能力があるとしても、ファンクフリードのような派手な変形タイプではなく、剣の強度を高めたり、特殊なエネルギーを纏ったりするような、より地味で補助的な能力である可能性も考えられます。これならば、見た目には分かりにくいかもしれません。
- シンプル・イズ・ベスト: しかし、現状の情報だけを見れば、「グリフォンは純粋に優れた名剣であり、特別な能力はない」と考えるのが最も自然です。
3-2. 反論②:「神避」は覇王色の覇気による技である点
シャンクスの奥義「神避」は、グリフォンが悪魔の実の能力者であることの根拠(特にアニメ演出)として挙げられることがありますが、同時に、その必要性を否定する根拠にもなり得ます。
- 覇王色の覇気の応用: 「神避」は、作中の描写や説明から、高度な「覇王色の覇気の纏い」による技であると解釈するのが一般的です。ロジャーも同じ技を使っており、彼が(おそらく)悪魔の実の能力者ではないこと、そして彼の剣「エース」に特殊能力があった描写がないことを考えると、「神避」は剣の能力ではなく、使い手の覇気による技である可能性が非常に高いです。
- カイドウやルフィの例: カイドウやルフィも、武器や自身の体に覇王色の覇気を纏わせることで、攻撃力を飛躍的に向上させています。シャンクスの「神避」も、この延長線上にある最高峰の技術と考えることができます。
- アニメ演出の解釈: アニメでのグリフォン演出も、「覇王色の覇気を極限まで高めた結果、シャンクスの意志や剣の名(グリフォン)がオーラとして具現化した」という、覇気由来の演出と解釈することも可能です。
考察ポイント:
- グリフォンの役割: もし「神避」が純粋な覇気の技であるならば、グリフォンの役割は、その莫大な覇気を受け止め、正確に標的に叩き込むための「優れた器」である、ということになります。悪魔の実の能力は必要ない、とも言えます。
- 相乗効果の可能性: 逆に、グリフォンに悪魔の実の能力があったとしても、「神避」は覇気主体であり、グリフォンの能力はその威力をさらに増幅させる補助的な役割を果たしている、という可能性も考えられます。
3-3. 反論③:シャンクスの戦闘スタイルと悪魔の実
シャンクスの戦闘スタイルは、現時点では「剣術」と「覇気」を極めたものとして描かれています。ここに「悪魔の実を食べた剣」という要素が加わることは、彼のキャラクター性や戦闘スタイルに合致するのでしょうか?
- ロジャー海賊団の傾向: シャンクスが属していたロジャー海賊団は、船長のロジャーをはじめ、副船長のレイリーなど、悪魔の実の能力に頼らず、覇気と身体能力、武器の技術で頂点に立った人物が多い印象があります(バギーは例外ですが)。シャンクスもその流れを汲んでいると考えるのが自然かもしれません。
- 能力への依存: 悪魔の実の能力は強力ですが、海楼石や海、そして「ヤミヤミの実」のような能力そのものを無効化する存在など、弱点も存在します。覇気は、悪魔の実の能力者に対抗する有効な手段であり、シャンクスはその覇気を極めています。あえて弱点となりうる悪魔の実に頼る必要がない、とも考えられます。
- ミホークとの対比: 世界最強の剣士ミホークも、悪魔の実の能力者ではなく、純粋な剣技と覇気(特に武装色)でその地位を確立していると思われます。シャンクスも、ミホークとライバル関係にあったことを考えると、同様に純粋な剣士としての道を歩んでいる可能性が高いのではないでしょうか。
考察ポイント:
- バランス: シャンクスがもしグリフォンの能力に大きく依存する戦い方をするなら、それはこれまでの「覇気を極めた剣士」というイメージとは少し異なるかもしれません。
- 隠し玉としての価値: しかし、普段は覇気と剣術で戦い、ここぞという場面でグリフォンの能力を使う、というのであれば、それは強力な隠し玉となり得ます。
これらの否定的な見解や反論も踏まえると、「グリフォンが悪魔の実を食べた剣である」という説は、まだ確定事項ではなく、あくまでも可能性の一つに過ぎないことがわかります。
4. シャンクスの技「神避」とグリフォンの関係性
シャンクスの技「神避」は、彼の強さを象徴すると同時に、グリフォンの謎を深める要因にもなっています。ここでは、「神避」とグリフォンの関係性をさらに詳しく見ていきましょう。
4-1. 「神避」の威力と覇王色の覇気
前述の通り、「神避」はシャンクスがキッド海賊団に対して使用した技です。その威力は凄まじく、
- ユースタス・キッド(懸賞金30億ベリー)
- キラー(懸賞金2億ベリー)
この二人を、たった一撃で同時に戦闘不能に陥れました。さらに、キッドが乗っていた巨大な海賊船「ヴィクトリア・パンク号」も半壊させるほどの広範囲・高威力な攻撃でした。
この技の特徴は、明らかに「覇王色の覇気を纏っている」点です。攻撃が命中する瞬間、黒い稲妻のようなエフェクトが発生しており、これは覇王色の覇気を攻撃に応用していることを示唆しています。ルフィの「覇王色の纏い」やカイドウの「覇王色の纏い」と同様の原理と考えられます。
「神避」のポイント:
- 使用者: ゴール・D・ロジャー、シャンクス
- 原理: 覇王色の覇気を武器(または身体)に纏わせ、放出する。
- 威力: 四皇クラスの強者を一撃で沈めるほどの破壊力。
- 描写: 黒い稲妻のエフェクト。
4-2. ロジャーから受け継がれし技としての「神避」
「神避」が、かつて海賊王ゴール・D・ロジャーも使用していた技であることは、非常に重要なポイントです。シャンクスはロジャー海賊団の見習いとして、ロジャーの戦いを間近で見て学んできました。その経験を通して、この究極の技を受け継いだと考えられます。
ロジャーが「神避」を使う際、彼の愛剣「エース」が悪魔の実を食べていたという描写や示唆は一切ありません。この事実は、「神避」が剣自体の能力ではなく、使い手の技量、特に覇気の練度によって放たれる技であることを強く裏付けています。
考察ポイント:
- 技の継承: シャンクスはロジャーの技を受け継ぎましたが、それは剣の能力を受け継いだのではなく、覇気の扱い方、技の極意を受け継いだと考えるべきでしょう。
- グリフォンとエース: グリフォンは、ロジャーの剣「エース」と同様に、持ち主の強大な覇気を受け止め、それを正確に攻撃に転化するための「媒体」としての役割を果たしている可能性が高いです。つまり、非常に高品質で頑丈な名剣であることは間違いないでしょう。
4-3. グリフォンは「神避」の発動媒体か?
以上の点を踏まえると、「神避」の発動において、グリフォンは悪魔の実の能力を発揮しているのではなく、シャンクスの莫大な覇王色の覇気を最大限に活かすための「触媒」あるいは「増幅器」のような役割を担っている、と考えるのが現時点では最も有力です。
- 優れた伝達性: 名剣と呼ばれる刀剣は、使い手の力をロスなく対象に伝える性質を持つと言われます。グリフォンもまた、シャンクスの覇気を効率よく刃に乗せ、凄まじい衝撃波として放出するために最適化された剣なのかもしれません。
- 耐久性: 覇王色の覇気を纏う攻撃は、武器にも相当な負荷がかかると予想されます。並の剣では、その力に耐えきれず破損してしまう可能性もあります。グリフォンが最上大業物クラスの名剣であるならば、その耐久性も「神避」を可能にする要因の一つと言えるでしょう。
もちろん、これらはグリフォンが悪魔の実を食べていないという前提での考察です。もし食べている場合、「神避」の際にグリフォンの能力が覇気と相乗効果を生み出し、さらなる威力を引き出している、という解釈も成り立ちます。
5. ネット上の反応とファンの考察まとめ
シャンクスの「グリフォン」に関する謎は、ファンの間で常に活発な議論の対象となっています。ここでは、ネット上で見られる様々な意見や考察をまとめ、ファンの関心の高さを探ります。
5-1. グリフォン悪魔の実能力者説への期待と肯定意見
「グリフォン=悪魔の実の能力者」説を支持する声は、特に新しい情報(アニメの演出やフィガーランド家説など)が出るたびに勢いを増す傾向があります。
- アニメ演出への期待: 「アニメのあのグリフォン演出は絶対伏線!ただのエフェクトとは思えない」「名前がグリフォンなんだから、幻獣種モデル:グリフォンで確定でしょ!」といった、アニメの描写を根拠とする意見は非常に多いです。
- シャンクスの特別性: 「五老星と会えるシャンクスなら、普通の剣を使ってるはずがない」「フィガーランド家の血筋なら、特別な力を持っていてもおかしくない」など、シャンクスの謎めいた立場と結びつける考察も根強くあります。
- 未描写への期待: 「まだ能力を見せてないだけ。最終章でグリフォンが変形するシーンが見られるはず!」「キッドを一撃で倒せたのは、覇気だけじゃなくグリフォンの能力もあったからでは?」と、今後の展開での能力披露に期待する声も後を絶ちません。
5-2. 慎重論と否定的な意見
一方で、確定的な証拠がないことから、慎重な姿勢を示すファンや、否定的な意見を持つファンも少なくありません。
- 証拠不足: 「妄想が先行しすぎ。今のところ、ただの名剣としか言いようがない」「アニメ演出は鵜呑みにできない。原作で描かれない限りは何とも言えない」と、あくまで原作の描写を重視する冷静な意見です。
- 覇気最強説: 「シャンクスほどの覇気の使い手なら、悪魔の実の能力なんて必要ない」「ロジャーもレイリーも能力者じゃない。赤髪海賊団も、純粋な実力派集団であってほしい」と、シャンクスや赤髪海賊団のイメージから、能力説を否定する声もあります。
- ミスリードの可能性: 「尾田先生のことだから、散々グリフォンに注目させておいて、実は全然違う能力だったり、能力なんてなかったりする可能性もある」と、作者の作風からミスリードを疑う意見も見られます。
5-3. 最新のフィガーランド家説と今後の展開予想
最近特に注目を集めているのが、前述した「フィガーランド家」に関する考察です。これがグリフォン悪魔の実説に与える影響も議論されています。
- 肯定派の補強: 「天竜人の血筋なら、ベガパンクの技術や希少な悪魔の実へのアクセスは容易。グリフォン能力者説が現実味を帯びてきた」と、肯定派にとっては有力な補強材料となっています。
- 新たな可能性: 「グリフォン自体が悪魔の実を食べたのではなく、フィガーランド家に伝わる古代兵器や特殊な技術で作られた剣なのかもしれない」「シャンクスの出生の秘密とグリフォンの謎は、セットで明かされるのでは?」など、悪魔の実とは異なる方向での考察も生まれています。
- 物語の核心へ: シャンクスの出自が明らかになることは、ワンピース世界の核心、「Dの意志」や「空白の100年」の謎にも繋がっていく可能性があります。その過程で、グリフォンの真実も判明するのではないか、という期待が高まっています。
このように、ネット上の反応は様々ですが、共通しているのは「シャンクスとグリフォンの謎」に対するファンの強い関心と、今後の展開への大きな期待です。
6. まとめ:シャンクスの剣グリフォンの謎と今後の展望
本記事では、四皇シャンクスの愛剣「グリフォン」が悪魔の実を食べた剣である可能性について、肯定的な根拠、否定的な見解、そして関連する要素(神避、フィガーランド家説など)を多角的に考察してきました。
現時点での結論として、「グリフォンが悪魔の実を食べた剣である可能性は否定できないが、確定的な証拠はなく、依然として謎に包まれたままである」と言えます。
【グリフォン悪魔の実能力者説のポイント整理】
肯定的な根拠 | 否定的な見解・反論 |
1. 物に悪魔の実を食べさせる技術の存在 (ベガパンク) | 1. グリフォン自身の能力描写が皆無 |
2. シャンクスと世界政府・天竜人の謎の関係 (フィガーランド家説) | 2. 「神避」は覇王色の覇気による技であり、剣の能力は必須ではない |
3. アニメ版「神避」でのグリフォン演出 | 3. シャンクスの戦闘スタイル (覇気+剣術) との整合性 |
4. 「グリフォン」という名前自体の意味深さ | 4. ロジャー海賊団の傾向 (非能力者主体) |
今後の注目ポイント:
- シャンクスの本格的な戦闘描写: これまで断片的にしか描かれていないシャンクスの全力の戦闘が描かれれば、グリフォンの能力の有無が明らかになる可能性があります。特に、グリフォンが変形したり、特殊なエネルギーを発したりするかに注目です。
- フィガーランド家の詳細: シャンクスとフィガーランド家の関係が具体的に描かれれば、シャンクスの出自や、グリフォンを入手した経緯、そしてその特別な力が(もしあれば)明らかになるかもしれません。
- Dr.ベガパンクのさらなる情報: 物に悪魔の実を食べさせる技術の詳細や、過去に作られた作品などが明かされれば、グリフォンがその技術で作られたものかどうかの手がかりになる可能性があります。
- 尾田栄一郎先生からの公式情報: 最終的には、作者である尾田栄一郎先生の筆によって真実が語られるのを待つしかありません。SBS(質問コーナー)などでヒントが出される可能性もあります。
シャンクスの愛剣「グリフォン」の謎は、ワンピースの物語における大きな魅力の一つです。その真実が明かされる日は、シャンクス自身の秘密、そして物語の核心に迫る重要な瞬間となるでしょう。今後の展開から目が離せません。
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