「ワノ国編」でルフィと激闘を繰り広げた四皇ビッグ・マムとカイドウ。
彼らはワノ国のマグマ溜まりへ落下し、物語から姿を消しました。
しかし、本当に彼らは死んでしまったのでしょうか?
作中では彼らの生死ははっきり描かれていません。
そこで今回は、ビッグ・マムとカイドウの生存の可能性について、作中の描写や伏線を徹底的に考察していきます。
1. 驚愕!ワノ国編後も生存の可能性? 多くの読者を惑わす描写の数々
ビッグ・マムとカイドウの生死については、多くの読者の間で議論が続いています。
一見すると死亡したと思わせる描写がある一方で、生存を示唆するような描写も存在するのです。
1-1. マグマの海へ落下… しかし!エースとの矛盾点は?
カイドウはルフィとの激闘の末、ワノ国の地下深くにあるマグマ溜まりへ落下しました。
ビッグ・マムもまた、キッドとローとの戦闘後、カイドウと同じマグマ溜まりへ落下したことが示唆されています。
マグマの灼熱地獄に落ちれば、流石の四皇といえども生存は絶望的…そう思わせる描写です。
ビッグマムとカイドウが死亡したと思わされるシーンが過去にあります。
それはかつて「マリンフォード頂上戦争」で赤犬のマグマ攻撃を受け、死亡したポートガス・D・エースの存在です。
エースは自然系(ロギア)のメラメラの実の能力者であり、炎を自在に操ることができました。
にも関わらず、マグマの熱には耐え切れず命を落としてしまったのです。
一方、ビッグ・マムとカイドウは超人系(パラミシア)と動物系(ゾオン)の能力者。
炎を操る能力や、マグマへの耐性を持っているわけではありません。
人間離れした強靭な肉体を持つ白ひげでさえ赤犬のマグマの能力には耐え切ることはできませんでした。
果たしてビッグマムとカイドウにエース、白ひげを超える耐久力はあるのでしょうか?
ビッグマムの耐久力
ビッグマムは幼少期に巨人族をボコボコにするというモンスターっぷりを発揮しています。
おそらく耐久力も並外れたものを持っていることでしょう。
さらにビッグマムはソルソルの能力で対象の寿命を奪うことができます。
マグマによるダメージで瀕死の状態になったとしてもこの能力で生命力を吸収し生き延びている可能性もあります。
またマグマが噴火した描写があり地上へ吹き飛ばされているケースも考えられます。
そうなれば生存は確定的と言えるでしょう。
しかし、ワノ国で海に落ちた際に記憶喪失になっているビッグマム。
海に入り力が抜けたからなのか頭部へのダメージには弱い傾向にあるのかもしれません。
カイドウの耐久力
カイドウは世界最強の生物と解説されています。
能力はゾオン系ウオウオの実モデル青龍で耐久力も作中トップクラスであることが判明しています。
その言葉通り圧倒的な戦闘力を誇り、耐久力も空島から飛び降りても全くの無傷というバケモノっぷりを発揮しています。
さらに自殺が趣味で、世界政府から40回の死刑宣告を受け、絞首・断頭台・串刺しの刑を受けましたが死ぬことはありませんでした。
とてもマグマに落ちたくらいで死ぬとは思えません。
1-2. 生き残ったホーミーズ – ゼウスの存在が意味するものとは?
ビッグ・マムの能力であるソルソルの実。
この能力は、自身の魂を分け与えることで、様々な物に命を吹き込み「ホーミーズ」を生み出すことができます。
そして、ビッグ・マムが死亡した場合、ホーミーズも消滅するというのが一般的な解釈です。
しかし、ワノ国編後も、ナミの相棒となったゼウスは健在です。
これは、ビッグ・マムが生存している決定的な証拠と言えるのではないでしょうか。
もしビッグ・マムが死亡していたとしたら、ゼウスは消滅しているはずです。
しかし一度分け与えた命はビッグマムの命令がない限り対象物のものとなる可能性も捨て切れません。
それならソルソルの能力が切れても命は対象に宿り続けることも考えられます。
そのため、ゼウスの存在はビッグ・マム生存の絶対的な証明とは言い切れません。
ですが、少なくとも可能性を大きく高める要素であることは間違いありません。
1-3. プリンの反応 – ビブルカードが示すビッグ・マムの生死
ビッグ・マムの娘であるプリンは、対象の生死を感知できる「ビブルカード」を持っています。
ワノ国編の後、黒ひげ海賊団に拉致されたプリンは、ビッグ・マムのビブルカードを所持していました。
もし、この時ビッグ・マムが死亡していたならば、プリンはそれを感知し、動揺するはずです。
しかし、作中ではプリンは冷静さを保っており、ビッグ・マムの生死に関して特別な反応を見せていません。
このことから、プリンはビッグ・マムの生存を確信していたと考えられます。
ビブルカードは、能力者の生死を判断する上で非常に重要なアイテムであり、プリンの反応はビッグ・マム生存説を裏付ける有力な根拠と言えるでしょう。
1-4. スムージーとモンドールの様子 – 幹部たちの態度に隠された真実
ビッグ・マムの子供であり、ビッグ・マム海賊団の幹部であるスムージーとモンドール。
ワノ国編終盤、彼らはカイドウとの同盟解消とビッグ・マムの生死不明という事態に直面します。
しかし、作中で描かれた二人の態度は驚くほど落ち着き払っていました。
悲壮感はなく、むしろ普段通りの様子を見せていたのです。
もしビッグ・マムが本当に死亡していたとしたら、彼らは深い悲しみに暮れ、動揺を隠せないはずです。
特にモンドールは、ビッグ・マムの「食いわずらい」時に、命の危険を感じて怯えていました。
彼がビッグ・マムの死を冷静に受け入れるとは考えにくいでしょう。
二人の落ち着き払った態度は、ビッグ・マムが生存していることを強く示唆していると言えるのではないでしょうか。
彼らは、ビッグ・マムの生存を確信しており、彼女の帰還を待っているのかもしれません。
1-5. 尾田先生の発言 – SBSやインタビューから読み解く生存の可能性
これまで、作者である尾田栄一郎先生は、SBSやインタビューなどでキャラクターの生死に関する質問に対して、明確な回答を避けてきました。
しかし、過去には「死んだと思わせておいて実は生きていた」という展開も何度か描かれてきました。
例えば、アラバスタ編で死亡したと思われていたペルや、スリラーバーク編で消滅したと思われていたブルックなどが挙げられます。
尾田先生は、読者を驚かせるような展開を好む傾向があります。
そのため、ビッグ・マムとカイドウについても、安易に生死を断定することはできないでしょう。
彼らの生存は、今後の物語に大きな影響を与える可能性を秘めています。
2. ビッグマム生存説 – 根拠と可能性を徹底分析!
ビッグ・マムの生存説を裏付ける要素は、前述の描写以外にもいくつか存在します。
ここでは、それらの根拠と可能性について詳しく見ていきましょう。
2-1. ソルソルの能力 – 寿命を与える能力は死後も有効?
ビッグ・マムのソルソルの実は、自身の寿命を削ることで、ホーミーズに命を吹き込むことができます。
そのため、彼女が死亡した場合、ホーミーズも消滅すると考えるのが自然です。
しかし、寿命を与える能力が、死後も有効である可能性も否定できません。
もしそうであれば、ビッグ・マムが死亡したとしても、既に寿命を与えられたホーミーズは存在し続けることができます。
この解釈が正しければ、ゼウスの存在も説明がつきます。
ビッグ・マムは、自身の死後もゼウスがナミと共にいることを望んだのかもしれません。
2-2. 能力の覚醒 – マグマすら操る? 生存の可能性を秘めた能力の真価
悪魔の実の能力には、「覚醒」と呼ばれる、更なる能力の段階が存在します。
覚醒した能力は、能力者自身だけでなく、周囲の環境にも影響を与えることができます。
ビッグ・マムは、作中で能力の覚醒を示唆するような描写はされていません。
しかし、彼女の能力は非常に強力であり、覚醒の可能性は十分に考えられます。
もしビッグ・マムが能力を覚醒させていたとしたら、マグマすら操り、自身の体を守ることができたのかもしれません。
マグマ溜まりという過酷な環境下でも、能力の覚醒が彼女の生存を可能にした可能性は否定できません。
2-3. 伏線回収 – まだ明かされていないカルメルとの過去
ビッグ・マムには、まだ回収されていない伏線がいくつか存在します。
その中でも特に重要なのが、彼女の過去に関わる「マザー・カルメル」の存在です。
カルメルは、ビッグ・マムの育ての親であり、彼女の人格形成に大きな影響を与えた人物です。
しかし、カルメルはビッグ・マムが6歳の誕生日に謎の失踪を遂げ、その真相は未だ明かされていません。
ビッグ・マムの過去には、カルメルの失踪以外にも、巨人族との確執や、エルバフとの因縁など、未解決の謎が多く残されています。
これらの伏線を回収するためにも、ビッグ・マムは再登場する必要があるのではないでしょうか。
2-4. エルバフとの因縁 – 巨人族との決着はまだ?
ビッグ・マムは、幼少期に巨人族の国エルバフで、大きな事件を起こしています。
その結果、彼女は巨人族から恨まれ、エルバフとは深い因縁を持つことになりました。
エッグヘッド編の後はエルバフ編が始まることが尾田先生のコメントで明らかとなっています。
もしエルバフ編が始まるなら巨人族と因縁のあるビッグマムがストーリーに絡む可能性は非常に高いでしょう。
ビッグマムとエルバフの因縁、そして巨人族との決着は、今後の物語で描かれる可能性があります。
2-5. 再登場の可能性 – 記憶喪失? それとも…!?
ビッグ・マムは、過去に記憶喪失になったことがあります。
もし、マグマ溜まりから生還した際に、再び記憶喪失になっている可能性もあります。
かつて、記憶喪失状態の彼女はお玉に優しく接していました。
ビッグマムは元々優しい性格の持ち主でした。
ワノ国編での敗北で記憶喪失となり巨人族と和解する展開もあるかもしれません。
3. カイドウ生存説 – 最強生物は本当に死んだのか?
最強生物と謳われたカイドウもまた、生死がはっきりしていません。
ここでは、カイドウの生存の可能性について、作中の描写や伏線を基に考察していきます。
3-1. ルフィは殺さない? 主人公の行動原理から考える生存の可能性
ルフィは、これまで多くの敵と戦ってきましたが、基本的に相手を殺しません。
敵であっても、命を奪うことは避け、倒すだけに留めています。
これは、ルフィの信念であり、彼の人間性を象徴する行動原理と言えるでしょう。
カイドウとの戦いでも、ルフィは殺意を持って戦っていたわけではありません。
カイドウを倒すことは目的でしたが、彼の命を奪うことは目的ではなかったはずです。
そのため、ルフィがカイドウにとどめを刺したとは考えにくいでしょう。
ルフィは、カイドウをマグマ溜まりへ叩き落しただけで、彼の生死を確認していません。
3-2. ジョイボーイとの関係 – カイドウの望んだ結末とは?
カイドウは、ジョイボーイの再来を待ち望んでいました。
彼は、ジョイボーイこそが、世界を変え、閉塞した世界に風穴を開ける存在だと信じていたのです。
そして、ルフィとの戦いを通して、カイドウはルフィこそがジョイボーイの再来だと確信します。
ルフィの強さ、信念、そして自由を求める姿は、カイドウの心を揺さぶりました。
カイドウは、ルフィに敗北することで、自身の役割を終えたと感じたのかもしれません。
彼は、ジョイボーイに倒されることを望んでいた可能性すらあります。
3-3. 死亡描写の曖昧さ – マグマの海から生還の可能性は?
カイドウのマグマ溜まりへの落下は、明確な死亡描写ではありません。
彼は、マグマに沈んでいく様子が描かれただけで、その後の生死は不明です。
ビッグ・マムとの落下地点付近で、海底火山の大噴火が発生したことも示唆されています。
この噴火によって、カイドウがマグマ溜まりから吹き飛ばされ、生還した可能性も考えられます。
また、カイドウは動物系(ゾオン)の能力者であり、驚異的な耐久力と回復力を持っています。
マグマの熱にも耐え、生き延びることができた可能性も否定できません。
3-4. ヤマトとの再会 – 親子の物語はまだ終わっていない?
カイドウには、実の娘であるヤマトがいます。
しかし、二人の関係は良好とは言えず、ワノ国編では激しく対立しました。
カイドウは、ヤマトを自分の後継者にしようとしました。
しかし、ヤマトはカイドウの支配を嫌い、ルフィ達と共に戦うことを選びました。
カイドウとヤマトの親子としての物語は、まだ完結していません。
カイドウが生存していれば、再びヤマトと対峙し、彼らの関係に決着がつく可能性があります。
4. ビッグマムとカイドウ生存 – 今後の展開を大胆予想!
ビッグ・マムとカイドウが生存していた場合、今後の物語はどのように展開していくのでしょうか。
ここでは、彼らの生存を前提とした大胆な予想をいくつかご紹介します。
4-1. 四皇の共闘 – ルフィたちの前に再び立ちはだかる?
ビッグ・マムとカイドウは、ワノ国編でルフィ達に敗北しました。
しかし、彼らの野心は潰えたわけではありません。
彼らは、再び力を蓄え、ルフィ達の前に立ちはだかる可能性があります。
また、他の四皇であるシャンクスや黒ひげとの関係も注目されます。
ビッグ・マムとカイドウは、シャンクスや黒ひげと手を組み、ルフィ達を追い詰めるかもしれません。
4-2. 世界政府との最終決戦 – 共通の敵を倒すため手を組む可能性
ワンピースの最終章では、ルフィ達は世界政府と戦うことになるでしょう。
世界政府は、海賊にとって最大の敵であり、ワンピースの世界を支配する巨大な組織です。
ビッグ・マムとカイドウもまた、世界政府とは敵対関係にあります。
彼らは、ルフィ達と共通の敵を倒すために、手を組む可能性があります。
かつて、ルフィはインペルダウンで、クロコダイルやジンベエなどの元敵と共闘しました。
ビッグ・マムとカイドウもまた、ルフィ達の仲間として、世界政府との戦いに参加するかもしれません。
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