今週も怒涛の展開で、興奮冷めやらぬ方も多いのではないでしょうか。
今回は、多くの読者の涙腺を崩壊させたであろう、頭間雲児(ズマ)の過去にスポットを当てていきます。
「ダンダダン156話を読んだら泣かずにはいられなかった…!」
そんな皆様の感想を代弁すべく、徹底的に深掘りしていきます。
1. ダンダダン156話 ついに明かされた頭間雲児(ズマ)の過去!
1-1. 不良高校の番長!最強の男・頭間雲児(ズマ)
最強の不良高校生として、作中で圧倒的な強さを見せてきた頭間雲児(ズマ)。
彼の強さは、金の玉による唐傘の能力によるものだけではありません。
1年生にして頂点に君臨するカリスマ性、そして、どんな窮地にも動じない精神力は、彼の壮絶な過去によって形成されたものだったのです。
1-2. 唐傘お化けとの出会い…少年時代のある事件とは?
今回、ついに明かされたズマと唐傘お化けアンブレボーイの出会い。
ズマは父親を理不尽な責任転嫁問題で失い、弟をイジメ事件で亡くし、自身も母親に無理心中させられそうになるという壮絶な過去を持っています。
世界に絶望したズマを警察官が引き取ります。
ズマは自分を引き取ってくれた警察官に反抗し、殺そうとまでします。
ズマの心は完全に闇に染まり、人生なんてどうでもよくなっていたのでしょう。
しかし、警察官もまた悲しい過去を持っていました。
警察官の妻と娘が通り魔に殺されてしまったという衝撃的な事実があったのです。
家族を失った理由はズマと同じく腐った世界にありました。
通り魔は社会に絶望し、幸せそうな人々を殺すという動機で行動していました。
通り魔もまた、腐った世界に毒され、狂気的な行動に出てしまったのです。
2. 泣ける…!!唐傘能力の秘密と"本当の優しさ"
2-1. 家族の復讐を決意する警察官、救ったのは娘の言葉
通り魔に復讐しようとする警察官。
しかし、彼を思いとどまらせたのは、娘の一言でした。
「お父さんは正義のヒーローなんでしょ!!」
警察官はこの言葉を胸に刻みました。
彼もズマと同じように腐った世界に必死に抵抗していたのです。
しかし、その抵抗は破壊的な行動ではなく、腐った世界でも腐らずに真っ直ぐ生きるという、ずっとずっと難しいやり方でした。
同じ境遇のズマにとって、警察官の生き方は深く心に響きました。
警察官の不屈の精神は、ズマにとって新たな希望となり、その心に変化をもたらしたのです。
2-2. アンブレボーイの正体は弟だった…唐傘に込められた想い
ズマは弟を亡くした時と同じ状況に遭遇します。
子供が川に流され、警察官が飛び込んで助けようとします。
しかし、川は激流で、二人ともこのままでは命を落としてしまう絶体絶命のピンチに陥ります。
そんな時、ズマの前に現れたのが唐傘のお化けでした。
この唐傘のお化けの正体は、亡くなった弟だったのです。
弟はお兄ちゃんに傘を貸し、その傘を通じてズマは唐傘の能力を得ました。
ズマはその能力を使い、激流の中から警察官と子供を救いました。
この出来事を通じて、ズマは過去の痛みを乗り越え、新たな希望を見出すことができたのです。
警察官との絆も一層深まり、二人は再び立ち上がる力を手に入れました。
2-3. ズマと警察官、二人の共通点と対比
ズマと警察官は腐った世界に家族を殺されるという同じ悲しい過去を持っていました。
そして二人を救ったのもまた大切な家族の優しい言葉でした。
ズマがなぜあそこまで強いのか、その本当の意味が理解できたような気がします。
そしてストーリーに何倍もの説得力を持たせる龍幸伸先生の画力と表現力に脱帽です。
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