天穂のサクナヒメ ネタバレ:あらすじストーリーを完全解説!サクナと仲間達の結末まで徹底解明【アニメ全話】

稲作アクションRPGとして話題となり、その面白さはアニメ化もされるほど。

そこで今回は「天穂のサクナヒメ」のストーリーを、ネタバレ込みで徹底解説いたします!

サクナヒメが体験する波乱万丈な物語を、ぜひ一緒に追いかけてみましょう。

1. 神と人間の狭間で…ぐーたら姫神の転落劇!

物語の舞台は、神々が住まう「頂の世」と人間たちが暮らす「麓の世」。

主人公のサクナヒメは、この頂の世で暮らす、武神と豊穣神の血を引く姫神です。

1-1. 天界の箱入り娘!サクナヒメってどんな神様?

サクナヒメは、神様の中でも位の高い「上級神」でありながら、その性格は「ぐーたら」の一言に尽きます。

両親が残してくれた豊かな遺産を食いつぶしては、毎日怠惰な生活を送っていました。

「人の子らよ、敬え、へつらえ!」が口癖で、人間を見下した態度をとることも日常茶飯事。

その姿は、まさに「駄女神」の烙印を押されても仕方がないほどです。

しかし、そんなサクナヒメにも、複雑な家庭環境ゆえの寂しさや、本当は心優しい一面も持ち合わせています。

物語が進むにつれて、彼女の隠された一面が明らかになっていくのも、大きな見どころの一つと言えるでしょう。

1-2. サクナヒメのキャラクター紹介

サクナ

本作の主人公であり、豊穣の女神。彼女は、誤って米の備蓄を燃やした罪で「鬼島」へ追放されます。

タマ爺

サクナの養父であり、両親が不在の彼女を育て上げました。かつては剣の形をしており、武器としての役割を果たしていました。

ココロワヒメ

サクナの親友で、車輪と発明を司る女神です。彼女の発明はサクナの冒険を支えます。

カムヒツキ

ヤナト親族を統べる主神で、サクナに鬼島の調査と開拓を命じた張本人です。

田右衛門

人間の侍であり、飢えをしのぐために神の都へ侵入した山賊。彼は後にサクナの協力者となります。

ミルテ

ヤナトに立ち寄った聖職者で、医師であり学者でもあります。彼女もまた、サクナの協力者です。

きんた

戦災孤児で、物づくりが得意な少年です。彼もサクナの冒険に協力します。

ゆい

きんたにまとわりつく少女で、手芸が得意です。彼女もサクナの協力者の一人です。

かいまる

田右衛門が所属する山賊の頭領の息子で、動物と交流する能力を持っています。彼もまたサクナを助けます。

アシグモ

ヒノエ島の原住民であり、誇り高き戦士です。サクナの両親への恩義から、彼女の協力者となります。

石丸

田右衛門が所属する山賊の一味で、鬼島の鬼たちの首領です。彼はサクナヒメの前に立ちはだかります。

1-3. 追放の真相!サクナヒメ、まさかの島流し!?

ある日、サクナヒメは空腹に耐えかねた人間の侵入者たちと遭遇。

彼らの争いに巻き込まれた結果、なんと主神の貢ぎ物を燃やしてしまうという大失態を犯してしまいます。

その責任を問われ、サクナヒメは鬼が棲むという危険な孤島「ヒノエ島」への追放を命じられます。

しかも、皮肉なことに、島での共同生活を余儀なくされるのは、あの騒動を起こした張本人である人間たちだったのです。

ヒノエ島には、かつてサクナの両親が住んでいた家があります。

サクナはその家を目指して進むことになりますが、この島は鬼たちが住む危険な場所です。

サクナは数々の鬼と戦いながら、目的地である家を目指します。

2. 米は力だ!個性豊かな仲間と開拓するサバイバル生活

追放されたサクナヒメは、慣れない環境と個性豊かな仲間たちに囲まれながら、ヒノエ島でのサバイバル生活をスタートさせます。

2-1. 個性豊かな仲間たち!頼れる?頼れない?

サクナヒメと共に島で暮らすことになるのは、侍の田右衛門を筆頭に、聖職者のミルテ、孤児のきんた、ゆい、かいまるといった個性豊かな面々。

田右衛門は心優しく頼りになりそうですが、少々抜けているところも。

ミルテは知識豊富で面倒見が良いものの、ヤナト言葉が苦手で少々コミュニケーションが不自由です。

さらに、いたずら好きのきんた、しっかり者のゆい、動物と心を通わせる不思議な少年かいまる…と、一筋縄ではいかないメンバーばかり。

はたして、サクナヒメは彼らと協力し、過酷な環境を生き抜くことができるのでしょうか?

2-2. 試練と成長の日々!島での生活がサクナを変える

ヒノエ島での生活は、今まで贅沢三昧だったサクナヒメにとって、まさに試練の連続。

衣食住を自給自足しなければならない過酷な環境の中、今まで経験したことのない苦労を味わうことになります。

特に、米作りは想像を絶する重労働。

田植え、稲刈り、脱穀…と、休む暇もありません。

しかし、仲間たちと力を合わせ、泥だらけになりながら作業する中で、サクナヒメの心には少しずつ変化が生まれていきます。

最初は「人の子」と見下していた人間たちの温かさ、そして、稲の成長と共に芽生える責任感。

島での生活は、ぐーたら姫神だったサクナヒメを大きく成長させていくのです。

3. 鬼の脅威と隠された真実!サクナヒメの決意

厳しい自然の中、少しずつ島の生活に慣れてきたサクナヒメたち。

しかし、彼らの前に、ヒノエ島に潜む脅威が立ちはだかります。

3-1. ヒノエ島に潜む脅威!鬼の正体と目的

静かな島の平和を脅かす「鬼」の存在。

彼らは一体何者で、何の目的でサクナヒメたちの前に現れるのでしょうか?

物語が進むにつれ、鬼の背後に暗躍する黒幕の存在が明らかになります。

それは、過去の恨みを胸に復讐を誓う男、石丸。

そして、全ての元凶である強大な悪神「大龍」の復活。

サクナヒメは、愛する仲間と島を守るため、そして自らの運命に立ち向かうため、決死の戦いに挑みます。

3-2. 運命に立ち向かう!サクナヒメ、真の力に目覚める

強大な敵を前に、サクナヒメは武神と豊穣神、両方の血を受け継ぐ自身の力に目覚めていきます。

稲作を通して得た知識と経験が、彼女の戦闘能力を飛躍的に向上させていくのです。

サクナは激しい戦いの末、ついに鬼島の鬼たちの首領である石丸を倒しました。

しかし、そこで予期せぬ事態が発生します。

火山が突如として噴火し、島全体が危機に見舞われます。

この噴火は単なる自然現象ではなく、過去に大きな戦を引き起こした大龍、オオミズチの復活を告げるものでした。

オオミズチはかつてサクナの父であるタケリビによって討伐されましたが、その力が再び目覚めたのです。

火山の噴火とオオミズチの復活により、サクナとその仲間たちが住む田んぼや峠は壊滅的な被害を受けました。

火山灰は田んぼを覆い尽くし、鬼の襲撃で峠は無残な状態になっています。

サクナはこの悲惨な状況にひどく落ち込みましたが、再起を図る決意を固めます。

サクナは、火山灰に覆われた田んぼと鬼によって荒らされた峠を再建するために、都の神々の力を借ります。

さらに、鬼島に同行していた田右衛門一行とも協力しながら、復興に向けて全力で取り組みました。

サクナは都の神々や仲間たちの協力を得て、大龍を倒すための力と武器を手に入れます。

これによって、彼女はついにオオミズチとの決戦に挑む準備が整いました。

大龍に苦戦する彼女を救ったのは、他でもない、両親の深い愛情でした。

サクナヒメは両親の残した「想い」を受け継ぎ、真の力「天穂のサクナヒメ」として覚醒。

無事に大龍オオミズチを倒し、主神からの指令を遂行したサクナは、その勇気と功績によって名実ともにヤナトの最高の豊穣神となりました。

サクナの稲は、その後数百年もの間、神々に愛され続けました。

彼女の努力と決意は、神々と人間たちの世界を豊かにし続けました。

サクナにとって、両親の死は非常に悲しい出来事でした。

しかし、そんな中でかいまるが登場するシーンは、感動的で粋な演出でした。

いつも迷子になって迎えに来てもらっていたかいまるが、今度はサクナを迎えに行く役割を果たします。

彼の成長と優しさが感じられる瞬間です。

サクナはかいまるを帰すため、両親と再び別れる決意をします。

このシーンは、サクナの成長と彼女の心の強さを象徴しています。

4. エンディング後のストーリー、サクナと仲間達との別れ

サクナの仲間達は峠から去りそれぞれの道に進むことを決意します。

きんたの決断 世界を見たい

きんたは、ミルテがかつて話していた「今まで見てきた世界が、この世の全てではない」という言葉に感銘を受け、もっと世界を見たいという思いから帰ることを決意しました。

また、生死不明の父と姉を探したいという願いも抱いています。

生きていれば会いたいし、死んでいたら弔いたい。

そして、自分の鍛治の腕がどこまで通じるのか試したいとも語りました。

前向きな変化

きんたは麓を恨んでいた過去を持ちながらも、多くのことに挑戦したいという意欲を見せるようになりました。

彼自身が生きることに前向きになった証拠です。

エピローグで彼が麓に戻り、伝説の鍛冶師になりました。

ゆいの葛藤と成長 きんたとの別れ

ゆいは、きんたと一緒に峠で暮らせると思っていましたが、きんたが麓へ帰ると聞いて衝撃を受けます。

恩返しのためにはきんたのそばにいたい一方で、サクナたちと峠で静かに暮らしたいという気持ちも持っています。

サクナの慰め

サクナは、泣いているゆいを慰めます。

きんたが「男になった」分、サクナも大人になったと感じます。

ゆいを笑顔にできるのはきんたでしょうから、何かの約束によってゆいは心の整理をつけたのかもしれません。

田右衛門の選択 峠での生活

田右衛門は、今さら父の元に戻ることも、解散した山賊に戻ることもできず、麓には居場所がないと感じています。

彼はヒノエ島の峠での生活に満足しており、このまま稲を育てながらサクナを支え、静かに生きていくことを決意します。

田右衛門にとって、この峠は安寧の場所です。

武家に生まれたものの剣の才がなく、争いを好まない彼にとって、峠での生活は心の安らぎを提供してくれます。

ミルテの夢と使命 世界への旅

ミルテは、世界各国を見て回った風景や価値観を人々に伝えることが自分の夢であると感じています。

ヤナトで学んだことや経験を踏まえ、フォロモス教に足りないものを正すことが使命だと考えています。

異端者として火あぶりになろうとも、その使命を貫くことが自分の信じる神への道だと思っています。

ミルテは夢を叶えて再び峠に戻ってくることを誓います。

「その時は……」という言葉の意味は明かされませんが、田右衛門には通じたようです。

二人はお互いに特別な感情を抱いていたことがうかがえます。

かいまるの将来 故郷を知る

ミルテは、かいまるが自分の生まれ故郷を知るべきだと考え、彼を連れて帰ることを決めます。

サクナも親を知らずに育ち、島に来て自分のルーツを知った経験から、かいまるの生い立ちを知る重みを理解しています。

幸せな暮らし

エピローグでかいまるは幸せに暮らしたことが描かれています。

彼が自分の意思を持ち、幸せに暮らしている姿が見られるのは喜ばしいことです。

エピローグ後の展開では、サクナと仲間たちの成長と新たな決意が描かれます。

それぞれが自分の道を見つけ、未来に向かって歩み出す姿は感動的であり、物語の余韻を深く残すものとなっています。

サクナは名実ともにヤナトの最高の豊穣神となり、彼女の稲は数百年にわたって神々と人間たちに愛され続け、実り豊かな未来を築きました。

5. まとめ

ゲームの世界観を忠実に再現したアニメ版「天穂のサクナヒメ」。

美しいグラフィックで描かれる自然豊かなヒノエ島の風景、そして、魅力的なキャラクターたちの息づかいを感じることができます。

アニメオリジナルの要素も加わり、ゲームをプレイした方も新鮮な気持ちで楽しめる内容となっています。

サクナヒメの成長、仲間との絆、そして、熱いバトルシーンは必見です。

「天穂のサクナヒメ」は、単なるアクションRPGではなく、人間ドラマ、コメディ、そして、少し切ない物語も楽しめる作品です。

アニメを通して、ぜひ「天穂のサクナヒメ」の魅力に触れてみてください!

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