1. 空白の100年と古代兵器ウラヌスの謎、ウルージとエネル再登場の伏線
1121話でベガパンクの配信で全世界の大陸沈没という人為的大災害を引き起こした古代兵器が未だ意図して存在していると語った時にしらほしとビビと空島のワイパー、コニス、アイサ達が描かれました。
しらほしの正体は古代兵器であるポセイドンです。
ビビはプルトンがあるとされたアラバスタの王女です。
このことから空島も古代兵器と関係があると思われます。
ポセイドンとウラヌス、もう一つの古代兵器がウラヌスです。
ウラヌスは「天」という意味です。
古代兵器の名前が原作で出てからウラヌスは空島に関係があると予想されてきました。
それが今現実になろうとしています。
空島関係でまだ出てきていない重要人物にエネルとウルージがいます。
今回は、数ある伏線の中でも「古代兵器」と「空島」にスポットを当て、未だ謎に包まれた古代兵器「ウラヌス」とウルージ、エネルの関係について考察していきましょう。
1-1. ワンピース世界を揺るがす「空白の100年」と「古代兵器」の存在
ワンピースの歴史において、約800年前に実在したとされる巨大な王国。
しかし、その王国の歴史は謎に包まれ、「空白の100年」として現代に伝わっています。
世界政府はこの「空白の100年」に関する真実を隠蔽しており、歴史の真相に触れようと調査する者は罪人とされてしまうのです。
そして、「空白の100年」と密接に関係していると考えられているのが「古代兵器」の存在です。
「プルトン」「ポセイドン」「ウラヌス」という3つの古代兵器は、強大な力を持ち、世界を滅ぼすことができるとも言われています。
1-2. 明かされ始めた古代兵器の正体…残る「ウラヌス」の手がかりとは?
これまで謎とされてきた古代兵器ですが、物語が進むにつれて少しずつその正体が明かされ始めています。
巨大な戦艦である「プルトン」は、かつてウォーターセブンで設計図が作られ、現在はワノ国に存在することが判明しました。
そして、海王類を操る能力を持つ人魚姫しらほしが「ポセイドン」であることも明らかになっています。
しかし、「ウラヌス」に関する情報は乏しく、その正体や能力は依然として謎に包まれています。
分かっていることは、「ウラヌス」という名前がギリシャ神話に登場する天空の神「ウラノス」からとられていること、そして、恐らくは他の2つの古代兵器と同様に強大な力を秘めているであろうということだけです。
2. 空島と古代兵器を繋ぐ存在:エネルとウルージ
そこで注目したいのが、空島にゆかりのある二人、エネルとウルージです。
彼らは、古代兵器「ウラヌス」の存在を解き明かす重要な鍵となるかもしれません。
2-1. “神”を名乗った男・エネルの強さと野望、そして月の遺跡の秘密
自らを「神」と称し、圧倒的な力で空島を支配していたエネル。
自然系悪魔の実「ゴロゴロの実」の能力者である彼は、雷を自在に操り、ルフィでさえも苦戦を強いられました。
そして、彼の目的は、故郷ビルカに伝わる聖地「限りない大地(フェアリーヴァース)」に”神の国”を築くことでした。
最終的にルフィに敗北したエネルは、自らが作り上げた空飛ぶ船「方舟マクシム」に乗り込み、単身月へと飛び立ちます。
そして、月面に残されていた古代都市ビルカで、彼は宇宙海賊と遭遇し、彼らを撃退。
2-2. 未だ謎が多い「怪僧」ウルージ…その能力と出自に隠された可能性
一方、「最悪の世代」の一人であるウルージは、空島出身の破戒僧海賊団船長です。
彼の悪魔の実の能力は未だ不明ですが、受けたダメージに応じて巨大化し、驚異的なパワーを発揮することが分かっています。
また、ビッグ・マム海賊団の幹部であるシャーロット・スナックを撃破するなど、その実力は計り知れません。
ウルージは、その巨大化する能力から、巨人族との関連が噂されています。
そして、空島とエルバフには共通して太陽信仰が存在することから、ウルージが古代の巨人族や太陽の神ニカと何らかの形で繋がっている可能性も考えられます。
3. エネルが持つ「ウラヌス」の伏線:破壊神と化した雷の能力
エネルと「ウラヌス」を繋ぐ要素としてまず挙げられるのが、「ゴロゴロの実」の能力が持つ圧倒的な破壊力です。
彼の繰り出す雷撃は、まさに天災を思わせるほどであり、その威力は計り知れません。
実際、エネルは「万雷(ママラガン)」や「雷迎(らいごう)」といった技で、島一つを消滅させるほどの力を見せつけています。
これはまさに、世界を滅ぼす力を持つとされる古代兵器に匹敵すると言えるのではないでしょうか。
3-1. ゴロゴロの実の能力と「天災」の類似…古代兵器を彷彿とさせる破壊力
エネルの能力は、ただ雷を操るだけにとどまりません。
彼は自身の身体を雷に変換することで、光速に近いスピードで移動したり、電波を操り、広範囲の盗聴を可能にするなど、まさに「雷の化身」と呼ぶにふさわしい能力を持っています。
これらの能力を組み合わせることで、エネルはまさに無敵の存在として君臨していたのです。
このようなエネルの能力は、人々が畏怖する「天災」そのものを体現しているようにも思えます。
古代文明の人々が、エネルの力を見て、天空を司る神「ウラノス」を連想したとしても不思議ではありません。
「ウラヌス」が、エネルの能力のように、天候を操り、広範囲にわたって破壊をもたらす兵器である可能性は十分に考えられます。
3-2. 方舟マクシムと月の古代都市ビルカ…エネルが繋がる古代文明の影
さらに、エネルが建造した「方舟マクシム」も、「ウラヌス」との関連性を示唆していると言えるかもしれません。
高度な技術によって造られたこの船は、空島の人々にとってまさに「神の乗り物」と呼ぶにふさわしいものでした。
そして、エネルはこの船で月へと到達し、古代都市ビルカを発見したのです。
このことから、「方舟マクシム」は、単なる空飛ぶ船ではなく、古代文明の技術が詰まった「遺産」である可能性が考えられます。
もしかすると、エネルは古代文明の技術を解明し、「方舟マクシム」を建造したのかもしれません。
そして、その過程で「ウラヌス」の存在を知り、その力を手に入れようとしているのかもしれません。
3-3. 月の遺跡に残された壁画…描かれた古代兵器とエネルの関連性
月の古代都市ビルカの遺跡には、興味深い壁画が残されています。
その壁画には、「プルトン」「ポセイドン」「ウラヌス」という3つの古代兵器の姿が描かれていました。
エネルは、これらの壁画を見て、何を思ったのでしょうか?
壁画の存在は、エネルと古代兵器、特に「ウラヌス」との間に何らかの関係があることを示唆しているように思えます。
エネルが古代兵器の存在を知っていたのか、それとも、月の古代文明と古代兵器の間に繋がりがあるのか…。
いずれにせよ、月の遺跡に隠された謎を解明することが、「ウラヌス」の正体に迫る鍵となるかもしれません。
4. ウルージが持つ「ウラヌス」の伏線:巨人族と太陽信仰、そして未知なる力
続いて、「怪僧」ウルージと「ウラヌス」の関係を見ていきましょう。
彼の持つ巨大化能力、そして、空島とエルバフに共通する太陽信仰というキーワードは、物語に深く関わっている可能性があります。
4-1. 巨大化する謎の能力…「因果晒し」と巨人族の共通点
ウルージは、戦闘中に受けたダメージを力に変換し、自らの身体を巨大化させる能力を持っています。
この能力は、「因果晒し(いんがざらし)」と名付けられており、巨大化したウルージは、凄まじいパワーを発揮します。
この能力は、悪魔の実の能力なのか、それとも、ウルージが生まれ持った力なのかは、未だ明らかになっていません。
しかし、彼の巨大な体躯や、その能力は、古代巨人族を彷彿とさせます。
ワンピースの世界では、巨人族は強大な力を持つ種族として知られており、古代兵器との関連も噂されています。
ウルージがもしも、巨人族の血を引いているとしたら…彼の持つ「因果晒し」は、古代巨人族の能力と何らかの関係があるのかもしれません。
4-2. 空島とエルバフの太陽信仰…ウルージが継ぐ「太陽の神ニカ」の力
さらに興味深い点は、ウルージの出身地である空島と、巨人族の故郷であるエルバフに共通して、「太陽信仰」が存在することです。
「太陽の神ニカ」を信仰するエルバフの戦士たちは、その屈強な肉体と、陽気な性格で知られています。
そして、空島にもまた、「太陽の神」を崇拝する風習が残っているのです。
ウルージは、破戒僧の姿をしており、一見すると「太陽信仰」とは無縁のように思えます。
しかし、彼の明るく豪快な性格は、エルバフの戦士たちとどこか共通する部分も感じられます。
またウルージは現代のニカでルフィと同じく巨大化する能力を持っています。
これはただの偶然ではないでしょう。
もしかすると、ウルージは、古代の「太陽信仰」と何らかの形で繋がっているのかもしれません。
そして、その繋がりが、「ウラヌス」の謎を解き明かす鍵となる可能性もあるのではないでしょうか。
4-3. ビッグ・マムとカイドウとの因縁…強敵を打ち破るウルージの真の実力
ウルージは、新世界編でビッグ・マム海賊団の最高幹部「スイート3将星」の一角、シャーロット・スナックを撃破し、その名を轟かせました。
さらに、四皇カイドウの自殺を目撃するという、数奇な運命にも遭遇しています。
これらの出来事は、ウルージが今後、物語に深く関わっていくことを予感させます。
ビッグ・マムもカイドウも、かつてはロックス海賊団に所属していたことが分かっています。
ロックス海賊団は、ロジャー海賊団の次に最もワンピースに近かった海賊団です。
またロジャー海賊団と同じく古代兵器で消滅させられたゴッドバレー事件の当事者でもあります。
ウルージが、これらの強大な海賊たちと因縁を持つということは、彼が「空白の100年」や古代兵器の謎に近付く存在である可能性を示唆しているのかもしれません。
「ウラヌス」の謎を解き明かすのは、もしかすると、この破戒僧ウルージなのかもしれません。
5. “神”と”僧侶”、二人の運命は?:今後の展開予想
エネルとウルージ、空島に縁のある二人の強者。
彼らは、今後どのように物語に関わってくるのでしょうか?
そして、「ウラヌス」の正体とは…?
ここでは、今後の展開を大胆に予想していきたいと思います。
5-1. エネルの再登場はあるのか?宇宙海賊との戦いの行方と青海への帰還
月の古代都市ビルカに降り立ったエネルは、その後、宇宙海賊と戦い、彼らを従えるに至ります。
「エネルのスペース大作戦」と題されたこの物語は、本編とは別に、扉絵連載として描かれていました。
しかし、この物語は、まだ完結しておらず、エネルがその後どうなったのかは不明です。
宇宙海賊を従えたエネルが、再びワンピースの物語に姿を現す可能性は十分に考えられます。
エネルは尾田先生がテレビでまだ出番があることを匂わせていたことからもはや再登場は確定的と言えるでしょう。
もし彼が、青海に帰還するとしたら…。
それは、世界を巻き込む大きな事件の幕開けとなるかもしれません。
5-2. ウルージの覚醒と最終章へと繋がる役割…ルフィとの共闘、あるいは敵対?まさかの仲間説
一方、ウルージは、「最悪の世代」の一人として、今後もルフィ達の前に立ちはだかる可能性があります。
彼が、もしも「ウラヌス」を操る力を持っているとしたら…。
ルフィ達は、強大な敵である彼と戦うことになるかもしれません。
しかし、ウルージがルフィ達の敵になるとは限りません。
彼は、正義感が強く、悪を許さない性格の持ち主でもあります。
もしも、ルフィ達が「ウラヌス」を悪用しようとする者が現れれば、ウルージはルフィ達と共闘する道を選ぶ可能性もあるのではないでしょうか。
もしウルージも太陽信仰者だとすれば太陽の神ニカとなったルフィを目撃し、巨人族と同じように仲間になることも考えられます。
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