ハンターハンター405話”芝居”は、様々な伏線が張り巡らされ、読者を混乱の渦に巻き込む、まさに”芝居”のような展開を見せる衝撃的なエピソードです。
ヒソカはカジノで特殊なポーカーに興じ、ボノレノフはクロロの指示で暗躍し、ノブナガはエイ=イ組の真意を探ろうとします。
カキン王国では、10年前の未解決事件が再び注目を集め、マフィア間の抗争は激化の一途を辿ります。
複雑に絡み合う人間関係、それぞれの思惑、そして明かされる衝撃の真実!
この記事では、405話を徹底的に解説し、ヒソカ、クロロ、そして謎のマフィア”エイ=イ組”の真の目的を考察していきます。
さらに、ボノレノフの能力や、カキン王国の闇に迫る衝撃の真実も明らかに!
この記事を読めば、405話の理解が深まること間違いなし!
ハンターハンターファン必見の考察記事を、どうぞお楽しみください!
賭博師ヒソカ、SQXに挑戦!
きらびやかな光が渦巻くカジノのVIPルーム。そこに、不敵な笑みを浮かべながらポーカーテーブルに腰掛ける男がいました。そう、彼こそが変幻自在の奇術師、ヒソカです。彼が今熱中しているのは、SQXという特殊なルールで行われるポーカー。一体どんなゲームなのでしょうか?
SQXは、複数のカードセットを使うことで、手札に同じカードが重なる可能性を高めた、一風変わったポーカーです。同じカードが重なれば重なるほど手札が増え、それに応じてリターンも倍増していくという、まさにハイリスク・ハイリターンのゲームと言えるでしょう。
しかし、SQXには恐ろしい落とし穴があります。それは、「絶対に降りられない」というルール。一度ゲームに参加したら、どんなに不利な状況になっても、最後まで戦い抜かなければならないのです。このルールこそ、SQXが別名「ゴートゥーヘブン(GTH)」と呼ばれる所以。プレイヤーは、まるで天国への階段を駆け上がっていくかのような、強烈な興奮と緊張感を味わうことになるのです。
ヒソカは、このスリリングなゲームを楽しみながら、ファイブカードとワンペアという強力な役を揃え、勝利を掴み取ります。
ドッキリテクスチャーによるイカサマ?
ヒソカが豪運すぎるのでドッキリテクスチャーカードを偽造している説が浮上しています。
ヒソカの求める理想の戦いとは?
「自分は至って普通(ノーマル)」
そう語るヒソカですが、彼の戦闘に対する価値観は、常人のそれとは一線を画すものです。
過去の戦闘経験を振り返りながら、ヒソカは自身の嗜好を冷静に分析していきます。
キメラアント討伐戦では、相手が蟻であったため、心の奥底から湧き上がるような興奮を得ることができなかったと語ります。
人間とは異なる生態、異質な存在である蟻との戦闘は、ヒソカにとってどこか物足りなさを感じさせるものだったのでしょう。
また、ハルケンブルグの能力も、儀式の力で生まれた念獣と支援者によるサポートありきだと知り、たちまち興味を失ってしまったようです。
人間とのタイマン勝負にこそ惹かれるヒソカにとってはその魅力は半減してしまうのかもしれません。
異種間戦闘も集団戦闘も興味なし
ヒソカにとって、異種間戦闘(アニマルプレイ)や集団戦闘(パーティープレイ)は、まるで刺激の足りないゲームのようなもの。真の興奮、真の喜びをもたらすものではありません。
彼が求めるのは、一対一で、互いの全てをぶつけ合う、純粋な壊し合い(愛し合い)。
その歪んだ愛情表現こそが、ヒソカの戦闘における最大のモチベーションであり、存在意義と言えるでしょう。
まるで恋人同士が愛を確かめ合うかのように、命を懸けた死闘を繰り広げる。
それがヒソカにとっての理想の戦闘なのです。
哀愁漂うヒソカ、一人遊びも嫌いじゃない?
理想の戦いが叶わず、どこか物足りなさを感じているヒソカ。
しかし、「一人喜悦(マスベ)も全然嫌いじゃないし♪」と、一人遊びにも楽しみを見出しているようです。
もしかしたら、彼の心の中には、孤独を楽しむもう一人の自分が存在しているのかもしれません。
静寂の中で、己と向き合い、新たな境地へと至る。
それもまた、ヒソカにとっての愉悦なのかもしれません。
偽ヒソカ、暗躍
カジノの喧騒の中、ヒソカを物陰から見つめる影がありました。
それは、もう一人のヒソカ、偽物のヒソカ、ボノレノフです。
クロロの指示により、ヒソカに変装したボノレノフは、マフィアとの接触を試みています。
彼は、変身能力「メタモルフォーゼ」を駆使し、ヒソカになりすまして、マフィアの懐へと潜り込もうとしているのです。
ボノレノフ、クロロの指示でヒソカに変装
マフィアは、旅団とヒソカという二つの不確定要素を警戒しており、特に単独行動をとるヒソカを監視下に置こうと画策しています。
クロロはこの状況を利用し、ボノレノフをヒソカの偽物としてマフィアに送り込み情報を集めようとしているのです。。
クロロの真意
ボノレノフに対し、クロロは「ヒソカと鉢合わせになった場合は変身して逃げるように」と指示を出しています。
しかし、ボノレノフは、クロロが旅団の全体会議でこの作戦について触れなかったことから、クロロ自身の手でヒソカを始末するつもりではないかと疑念を抱いています。
果たして、クロロの真意はどこにあるのでしょうか?
ヒソカを始末するのはボノレノフなのか、それともクロロ自身なのか?
二人の思惑が交錯する中、物語は新たな局面へと突入していきます。
ボノレノフ、陰獣の梟に変身
ヒソカとの遭遇を想定し、ボノレノフは陰獣の梟に変身します。
ボノレノフは自身の能力がヒソカと相性が良くないと自覚しています。
変身能力を持つボノレノフですが、変身中は踊るという隙がありヒソカのような強敵の念を避けながら行動することは不可能です。
ボノレノフの変身能力「メタモルフォーゼ」
ボノレノフの能力の一つ「メタモルフォーゼ」。
それは、実際に対話したことのある人物に変身できるという、変幻自在の能力です。
変身維持時間は対面時間とほぼ同じですが、変身対象が自分よりも小さい場合、変身時間が短くなるという特徴があります。
この能力を駆使し、ボノレノフは様々な人物に成り代わって暗躍してきたのです。
彼は、まるでカメレオンのように、周囲に溶け込み、己の存在を消し去ることができるのです。
リンチフルボッコ死亡確定
ボノレノフは、リンチフルボッコとも遭遇し、正体が露見しそうになったため、彼女を殺害しています。
リンチの能力で発せられた声は、リンチ本人以外には聞こえないという特性を持っています。
点滴男(ザクロ)に気づかれる前に、素早く彼を気絶させて変身するボノレノフ。
上層階へ行くために、ザクロの命は奪いませんでした。
しかし、後になって「それってまずかったかな?」と、少し不安になるボノレノフ。
「リンチの死体が後から見つかったとしても、ヒソカが殺したことになるはずないよな?」と自問自答します。
ボノレノフはリンチを殺害し、今度はリンチに変身してザクロを欺き、劇場へと誘導しました。
「上手くいけば、2人が別れた後でリンチが何者かに殺されたことになるはずだ」と、うまくいくことを期待するボノレノフ。
「リンチの死体が発見されても、マフィアがヒソカを殺しに大挙して上層に押し寄せるなんてことには、ならないよな?」と、不安を打ち消すように自分に言い聞かせます。
ボノレノフ、ヒソカとの決着を望む!クロロの欲するヒソカを殺せる能力(お宝)とは?
ボノレノフは、ヒソカとの決着をフィンクスたちに委ねたいと考えています。
シャルナークとコロトピの死によって、クロロが深い悲しみと怒りを抱えていることを、旅団のメンバーは皆、感じ取っています。
クロロはパクノダの団員ナンバー9を欠番にしたままです。
このことからボノレノフはクロロは仲間に対して特別な感情を持っていることを確信しています。
クロロは、今度こそ自らの手でヒソカを確実に葬り去るために、この船で必要な能力を探しているのだと、ボノレノフは推測しています。
ボノレノフは、心の中で「ヒソカで、もうこの芝居は終わりにしよう」と決意を固めます。
果たして、クロロはヒソカとの因縁に決着をつけることができるのでしょうか?
それとも、ヒソカの策略に嵌り、新たな犠牲者が出てしまうのでしょうか?
カキンの闇
カキンのニュースでは、10年前に起きた「子供の未来(ママヘルプ)」理事長リスノース惨殺事件が、未だ未解決であると報じられています。
リスノースは、サラサを惨殺した張本人であり、この事件には、カキン王国の深い闇が隠されていることを暗示しています。
旅団の犯行声明は伏せられたことから、クロロはリスノースの悪事を暴露した可能性があります。
しかしカキンの闇は何も変わることはありません。
そしてリスノースの背後にいるのは悪魔王子であるツェリードニヒの可能性が高いです。
旅団、エイ=イ組の真意を探る
ノブナガは、オウ=ケンイにエイ=イ組に関する情報を求めます。
エイ=イ組は、最近組長が交代したばかりであり、その真意を掴むのは容易ではありません。
ノブナガは、エイ=イ組の戦闘スタイルが旅団と酷似していることに気づき、彼らの目的を探ろうとします。
エイ=イ組の目的
ノブナガは、エイ=イ組がカキン全体を破壊しようと目論んでいるのではないかと推測し、モレナが念能力を得るために大量殺人を繰り返していると推察します。
そしてノブナガはモレナの目的はカキン王国全てを潰すことだと言い当てます。
マフィアの真実
カキンマフィアは、国を支えるという自負を持ち、抗争を最終手段として、均衡を保ってきました。
しかし、エイ=イ組は、その掟を破り、民間人を巻き込む無差別な殺戮を繰り返しています。
この異常事態に、オウ=ケンイは、エイ=イ組を潰すために旅団に協力を要請することを決意します。
エイ=イ組討伐へ
シャ=ア組とシュウ=ウ組は、エイ=イ組を倒すために、旅団と手を組むことを決断します。
彼らは、エイ=イ組の支配から解放され、カキンに再び平和を取り戻すために、共闘することを誓います。
フィンクスは、さらに旅団の仲間とヒンリギにも協力を呼びかけることを提案し、エイ=イ組討伐に向けた動きが加速していきます。
オウ=ケンイの裏切り!切り札ジョーカーの正体とは?
モレナが危機に瀕していることを感じ取ったオウ=ケンイは、彼女の身を案じて不安な気持ちに苛まれていました。
その状況を打開するため、彼は奥の手である「ジョーカー」を使うことを検討し始めます。
旅団の力をある程度把握しているオウ=ケンイのことですから、その「ジョーカー」は相当な実力者である可能性があります。
もしかすると、ノブナガやフェイタン、フィンクスといった旅団の戦闘員たちを相手に互角に渡り合えるほどの力を持っているのかもしれませんね。
オウ=ケンイの裏切り!モレナの思惑
モレナは、ハルケンブルグの葬儀に集まる人々を利用し、何かを企んでいるようです。
彼女は、強化系レベル62にまで成長したドッグマンに、ある重要な任務を託します。
ドッグマンの嗅覚
ドッグマンは、半径5メートル以内の念能力の系統を嗅ぎ分けることができ、2メートル以内であれば、念能力の習得の有無を判別することができます。
モレナは、ドッグマンのこの能力を利用し、特定の人物(無能力者)を見つけ出そうとしているようです。
その人物が、エイ=イ組の目的を達成するための鍵を握っているのでしょうか?
処理場での遭遇
モレナ組の3人は、ヒンリギへの復讐を果たすため、処理場でレベル上げに励んでいます。
彼らは、マフィア狩りを通して、着実に力をつけているようです。
一方、ノブナガ、フェイタン、フィンクスの3人は、タハオと共に処理場へと足を踏み入れます。
処理場の異様な光景を目の当たりにした彼らは、一体何を思うのでしょうか?
ノブナガは「なんじゃこりゃ」と驚きを隠せない様子です。
次なる展開は?
ヒソカとボノレノフ、クロロ、そしてモレナ。
それぞれの思惑が複雑に絡み合い、物語はますます混迷を深めていきます。
エイ=イ組の真の目的、そして、ヒソカとクロロの最終決戦の行方は?
今後の展開から目が離せません。
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