呪術廻戦:釘崎野薔薇の共鳴りが宿儺の指を貫通したのはなぜ!?縛り、呪物化の弱体化説を徹底解説

呪術廻戦釘崎野薔薇ファントムパレード最強

呪術廻戦267話の中で、釘崎野薔薇の「共鳴り」が宿儺の指を貫通して術式効果が宿儺に効いたシーンは多くの読者にとって驚きの瞬間でした。

しかし「なぜ釘崎野薔薇の共鳴りが宿儺に効いたのか?」と疑問に思った読者も多いのが事実です。

いくら縛りをかけたと言っても16歳の高専生である釘崎野薔薇の術式が呪いの王である宿儺に通じるのはいささか不自然かもしれません。

しかし、宿儺が受肉を進める過程で、呪物化の縛りが弱まり特級呪物としての防御力が低下していた可能性があります。

この記事では、宿儺の呪物化の状態と「共鳴り」がどのように関係しているのかを考察し、その背景にある複数の要因を紐解いていきます。

目次

宿儺の指に野薔薇の共鳴りが通った理由とは?

釘崎野薔薇の「共鳴り」が術式効果のみとはいえ宿儺に通じたことはいくつかの要因が重なっていると考えられます。

その一つに宿儺の指の呪物化の解除があります。

呪物化の縛りの弱体化と宿儺の状態

宿儺の指の呪物化は完全には解けていないものの、19/20本の指が受肉によって体内で活性化しているため、これが「共鳴り」の効果に影響を与えた可能性は十分にあります。

宿儺の呪物化が「ほぼ解けている」ことは、宿儺が呪物から肉体を取り戻す過程において、彼の呪力が抑えられなくなりつつあることを示唆しています。

伏黒恵が語ったように、「取り込まれた呪霊の中で力を抑えていた宿儺の指が、虎杖の受肉をきっかけに呪力を解放」している状況です。

これは、特級呪物の縛りが完全に機能していない可能性を示しており、これが釘崎野薔薇の「共鳴り」が宿儺に影響を与えた要因であると考えられます。

さらに、呪物化の縛りが弱まることで、宿儺が他者に害を及ぼす力を再び持ち始めたのではないでしょうか。

羂索も「特級呪物は壊せないが、生命を止め、他に害を成さないという縛りでその存在が保障されている」と述べています。

宿儺が受肉を進める中でこの縛りが次第に弱体化しており、術式の効果のみが貫通した可能性があります。

野薔薇の覚醒と「共鳴り」の特性!!

釘崎野薔薇の「共鳴り」は、対象から欠損した一部に人型を重ね、呪力を流し込むことで本体にダメージを与える強力な術式です。

対象本体との実力差や欠損部位の価値によって効果が変わりますが、宿儺のような強大な存在にも影響を与えたということは、野薔薇の技術が非常に高いレベルにあることを示しています。

「共鳴り」は、特級呪霊の真人や宿儺のような存在に一撃必殺とまではいかなくても、一時的に身体操作や術式の発動を阻害する効果があります。

さらに釘崎野薔薇は芥見下々先生の発言により一度死亡していることが判明しています。

芥見下々先生は漫道コバヤシで「死にたてホヤホヤの状態」だと言っていました。

釘崎野薔薇は一度死ぬことで五条悟のように呪力の核心を掴んだ可能性があります。

歌姫と楽巌寺バフ術式で超強化!?

また歌姫と楽巌寺のバフ術式で釘崎野薔薇の芻霊呪法を強化した可能性もあります。

庵歌姫の術式「単独禁区」とは

庵歌姫の術式は「単独禁区」と呼ばれ、範囲内にいる術師の呪力総量と出力を一時的に増幅させるバフ系の能力です。

彼女自身を含む複数の術師に効果を与えるため、五条悟との戦いでもサポート役として重要な役割を果たしています。

この術式は、呪詞や掌印、舞を省略せずに行うことで、さらに効果を高められる特徴があります。

楽巌寺嘉伸の術式とは

楽巌寺嘉伸の術式は、彼のギターや演奏する音楽を呪力に変換し、攻撃として放つ能力です。

彼自身をアンプのように使って音を増幅し、そのエネルギーを呪力として撃ち出します。

趣味であるギターを術式に取り入れているのが特徴的です。

人外魔境新宿決戦では、宿儺との戦いのサポート役として、歌姫の術式を補助する役割を果たしました。

二人のバフ術式と呪詩の完全詠唱をすることで五条悟は200%の虚式茈を発射させました。

釘崎野薔薇は完全詠唱はしていませんが歌姫と楽巌寺の術式効果を受けたのなら100%以上の共鳴りを打ったことになります。

この点で、宿儺の受肉が進み、呪力が解放される中で、釘崎の「共鳴り」が効果を発揮した理由が説明できるのです。

宿儺の受肉と呪物の関係性

宿儺の受肉によって、彼の指に宿った呪力が活発化していることが、この一連の状況に大きな影響を与えていると考えられます。

呪物化の縛りが弱まり、宿儺が自由に動けるようになったことで、「共鳴り」の効果が発揮されやすくなったのでしょう。

受肉と呪力解放による縛りの破綻

宿儺が虎杖の体に受肉した際に、彼の呪力が強力に解放されることで、呪物としての縛りが成り立たなくなりつつあります。

通常、呪物は破壊不可能であり、縛りによってその存在が保障されていますが、宿儺が自らの意志で受肉を進めている現状では、呪物の性質が変化し、釘崎の術式が効いたと考えられます。

羂索が語る「生命を止め、他に害を成さない」という呪物の縛りが宿儺の場合には効力を失いつつあるため、「共鳴り」が効果を発揮したのでしょう。

宿儺の膨大な呪力と殺戮の影響

宿儺が数多くの人々を殺し、呪力を解放し続けた結果として、彼の指に宿る呪力はさらに強大化しています。

この影響で、縛りを共有している指が次第に力を取り戻し、「共鳴り」の呪力が貫通するまでの状況が整っていったと考えられます。

宿儺の指が物理的・呪術的に耐性を持つ特級呪物でありながら、釘崎の術式が効果を発揮したのは、宿儺の呪物化が完全には保たれておらず、受肉によって力が分散されているためです。

縛りと術式の相性について

縛りの存在は「呪術廻戦」の物語において重要な要素です。

特に宿儺のような特級呪物は、縛りによってその存在が保障されていますが、この縛りが弱まることで「共鳴り」が効果を発揮したと考えられます。

七海の縛りと術式効果の向上

過去の戦闘で七海健人が「縛り」を使って術式の効果を引き上げていたことがあります。

彼は、自分の術式が相手に知られても問題ない状況では、あえて術式を公開し、その結果、術式の力を強化するという戦略を取っていました。

この「縛り」の存在は、野薔薇の「共鳴り」にも同様の影響を及ぼしていたのではないかと考えられます。

宿儺は釘崎野薔薇の相伝術式の縛りを破った!?

釘崎野薔薇は宿儺に直接術式を教えたわけではありませんが、宿儺は彼女の術式について理解しています。

彼女の術式は代々伝わるものであり、パンダが言う通り、祖母も使っていた平安時代から続く由緒ある相伝術式です。

相伝術式というのは、一族の秘密として外部に漏れないように守られているため、もし漏れた場合、それは術式の開示と同じ効果をもたらすのではないでしょうか。

宿儺が釘崎の術式を知っていることが、逆にリスクを生んでいる可能性があります。

そして釘崎の「共鳴り」は、宿儺の指という呪物と非常に相性が良く、これが「縛り」によって一時的に術式が強化された可能性もあると考えられます。

以上の要因を踏まえると、釘崎野薔薇の「共鳴り」が宿儺に通じたのは、彼の呪物化が弱まっていたこと、呪力の解放が進んでいたこと、そして釘崎野薔薇の覚醒、歌姫と楽巌寺のバフ術式、釘崎野薔薇の術式効果開示、術式の特性が見事に噛み合った結果であると言えるでしょう。

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