『カグラバチ』50話「迎撃」は、過去の戦争と現在の戦いが交錯する緊迫した展開が描かれています。
物語は、18年前の斉廷戦争での妖刀の役割や、国を守った英雄たちの犠牲を背景に進み、今では荒んでしまった日本の姿が描かれます。
主人公チヒロは、再び悪党が妖刀契約者を狙い、その力を悪用することで起こる壊滅的な事態を防ぐために奮闘します。
また、盲目の妖刀所有者である座村との再会や、仙沓寺での戦いへの準備が進む中、仲間との絆や戦いの本質が問われます。
カグラバチ50話:チヒロと斉廷戦争、そして妖刀契約者たちの危機
カグラバチ50話は、過去の斉廷戦争の回想から始まり、チヒロたちの現在の戦いへと移り変わります。
18年前の戦争で妖刀が国を守りましたが、現在の日本は荒んでしまっています。
チヒロは、悪党が妖刀契約者を倒し妖刀を手にすることで、取り返しのつかない事態になると危惧しています。
本記事では、チヒロの過去と現在、そして仲間との関係に焦点を当てて徹底解説します。
斉廷戦争と妖刀の役割
チヒロの回想では、18年前の斉廷戦争で国は妖刀の力で守られていたことが語られます。
国はその時、妖刀契約者たちの命懸けの活躍によって救われましたが、現在の日本は荒んでしまっています。
チヒロは、再び妖刀が悪の手に渡れば、かつての悲劇が再現される危険があると考えています。
国重との回想:真の英雄とは
さらに過去の回想では、チヒロと国重が話すシーンが描かれます。
国重は「真の英雄とは命を懸けて妖刀を振るった者たちだ」と語り、戦いの本質をチヒロに伝えます。
この言葉は、現在のチヒロの戦う姿勢に大きな影響を与えています。
漆羽との合流:仙沓寺へ急ぐ
現在の物語に戻り、漆羽はチヒロが自分たちから離れたことで、思い切り戦えるだろうと考えています。
彼らは仙沓寺へ向かい、そこで迎えが来る手筈が整っています。
仙沓寺の妖術師たちが駅で待ち受け、魔法陣を使って彼らを迎え入れる準備を整えています。
妖術師は巻墨(ますみ)姉弟という名前のようです。
仙沓寺と盲目の所有者座村との再会
仙沓寺に到着した漆羽たちは、盲目の妖刀所有者である座村と再会します。
仙沓寺はモデルの東大寺と同じく奈良県にあり古馬山中腹に建てられています。
彼は、視覚を失った代わりに他の感覚が鋭敏で、過去にチヒロと面識があります。
座村の存在は、チヒロたちの戦いにおいて重要な役割を果たすことになるでしょう。
座村の超感覚と国重との関係
座村は、チヒロの幼少期の回想シーンに登場し、チヒロの血筋を匂いで確認します。
彼は「国重にはせがれがいることは意外だが、この香りなら間違いない」と言い、チヒロの正体を確信します。
座村は、漆羽や他の仲間たちと同じように、国重が一人寂しく過ごしているわけではなさそうだと感じ、安堵します。
彼にとっても、国重は絶対的な英雄であることは揺るぎないようです。
座村は、「英雄は国重の方だ」とチヒロに告げ、「自分はただ妖刀を振るっていただけだ」と謙虚な態度を見せます。
座村も漆羽と同じく国重変態教信者
座村はチヒロの名前を聞くと「のぉ、イイ音だァ」と反応し、チヒロの顔を鷲掴みにしてその表情を感じ取ろうとします。
これは彼が持つ特別な感覚によるもので、ただの言葉以上に深い意味を持つようです。
仙沓寺での決戦に向けて:守護者座村と仲間たち
仙沓寺に到着した漆羽たちは、さらなる敵の襲来を迎えます。
座村は、漆羽とハクリを休ませ、彼らが次の戦いに備えるための時間を稼ぎます。
ハクリの妖術が戻るには数日かかりますが、治療によってその時間を最小限に抑えることができます。
彼は体の怪我というよりも、精神的な異常を感じており、それが回復の妨げになっているようです。
昼彦の懸念:チヒロの決断の正当性
一方、チヒロの側では昼彦が、妖刀を持つチヒロが仲間たちと離れたことが正しい判断だったのか問いかけます。
契約者が2人も揃っている状況で、妖刀による警備がないことは、敵にとって格好の的となり、さらに死者が増える可能性があると昼彦は警告します。
座村の防衛力:仙沓寺の堅牢さ
漆羽は、心配するハクリに対して「仙沓寺は国獄よりも数段警備が硬い」と断言します。
これは守護者の力だけでなく、座村の実力によるものです。
彼は盲目でありながら、他の感覚を研ぎ澄まし、仙沓寺を守り抜いているのです。
チヒロが漆羽たちと離れたのも、この座村の存在があったからこその判断でした。
毘灼の情報を持ち帰るチヒロ
漆羽は座村に「チヒロはすぐに毘灼の情報を持って仙沓寺に来る」と伝えます。
これに対して座村は「こっちも手ぶらで待つわけに行かねえなァ」と嬉しそうに応え刀を構えて迎撃体勢に入ります。
ハクリの治療には30分かかると言われ「安い御用」と答えます。
漫画では強いキャラ属性である盲目を持つ座村の実力とは一体!?
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