【49話まで】『カグラバチ』ネタバレ最新速報まとめ

この記事では実際にコミックス(単行本)全巻読破した私が単なるあらすじ紹介にとどまらず、他のサイトでは見られない深掘り考察も交えながら、『カグラバチ』の魅力を余すことなくお伝えします!
最新話までのネタバレを含みますので、未読の方はご注意を。

  • この記事を読めば、『カグラバチ』の面白さが分かる!
  • 伏線の意味やキャラの行動原理まで理解できる!
  • 最新話までの流れを完全に把握できる!

人気爆発間違いなしのカグラバチを履修しましょう!

目次

カグラバチ最新話までのネタバレ

カグラバチ最新話のネタバレ含むあらすじを紹介します。

コミックス6巻「これからの話」収録分

第45話「これからの話」

統領が謎の人物と話し、次の手を打つことを宣言。楽座市の戦いから一夜明け、チヒロとハクリが病院で同時に目を覚ます。周囲には芝やシャル、緋雪らがいて、緋雪はチヒロたちに感謝。毘灼が次の攻撃を予想する中、チヒロは神奈備に加わらず父の作った真打を使わせないと決意。
ハクリの能力を使い、毘灼から妖刀を奪う作戦を提案。神奈備に守られている妖刀契約者の元にハクリが接触すれば、奪還が可能となる。最後に、拘束されたチヒロが神奈備上層部の前に立ち、堂々と名乗るシーンで締めくくられる。

第46話「勝手な野郎」

チヒロとその仲間たちは神奈備本部で上層部と対面する。チヒロの父・六平国重との関係が議論され、DNA鑑定の結果が待たれている。チヒロは毘灼を出し抜くために妖刀所有者に会うことを要求するが、神奈備側は警戒心を抱き、ハクリの能力を試そうとするも、ハクリは妖術を使えない状態。
神奈備の上層部はチヒロを完全には信用せず、特に口モミアゲはチヒロを「勝手な野郎」と評価し、彼を殺して妖刀を神奈備に渡すべきと判断。しかし、国獄温泉が毘灼の襲撃を受けたとの急報が入り、所有者の漆羽が襲撃される。現実的な判断として、チヒロは即戦力として認められ、漆羽救出の任務を与えられる。
チヒロは毘灼との戦いに向けて、神奈備との一時的な協力関係を築くことになり、上層部の一部に受け入れられる。

第47話「漆羽」

連載1周年を記念した巻頭カラーで物語は「所有者暗殺編」に突入。国獄温泉の妖刀所有者、漆羽洋児(うるはようじ)が描かれ、彼の妖刀は酌揺(くめゆり)。漆羽は18年前、六平から妖刀を預かり、彼を深く尊敬していたが、六平の死後、生きる気力を失う。毘灼の襲撃で護衛を失いながらも逃げ延びた漆羽は、神奈備の護衛としてハクリと合流する。
ハクリは漆羽を守ろうとするが、体調不良で倒れかける中、漆羽が4人の妖術師を瞬殺。一方、別の車両でチヒロも妖術師を倒し、漆羽と対面。チヒロは「あなたは絶対に死なせない」と約束し、漆羽は六平を思い出し感激。漆羽の熱狂的な反応に戸惑うチヒロとハクリが見せ場となる。

第48話「国獄湯煙スクワッド」

チヒロは漆羽と合流し、国重のことを話す機会を得ます。チヒロは列車の乗客を別車両に移し、一駅先で降ろす手配をしていました。そこからは運転手とチヒロたちだけで仙沓寺方面へ向かう計画です。漆羽は、国重との写真を通じてチヒロを認識しており、久しぶりの再会に感慨深い様子を見せます。

漆羽は、チヒロを国重の子供というよりも、まるで国重自身のように感じています。「18年ぶりに会った気分だ」と言い、チヒロの淵天を抱き上げたいとさえ思っています。また、漆羽は、国重が長い間一人ではなかったことに安堵しています。

チヒロは、毘灼が国重を殺し、妖刀を逃がした後も契約者を次々と暗殺しようとしていることを漆羽に説明します。その手段として、命と引き換えに強力な力を得る「雫天石」という武器が使われています。チヒロは、この兵器が予想以上に量産されていることに驚きを隠せません。

漆羽は、守護者たちが簡単には倒れないと自信を持ち、毘灼の策略が必ずしも成功するわけではないと断言します。

国獄温泉では、守護者たちが妖術師たちを瞬く間に倒し、漆羽の期待通りの働きを見せます。しかし、新たな試練が彼らを待ち受けています。

チヒロたちが駅に到着すると、怪しげな長髪の男・昼彦と黒髪の男が現れます。昼彦は、毘灼の紋章を持ちながら、漆羽を挑発するための「サプライズ」を準備していました。それは、守護者3人の死体をベンチに座らせるという残酷なものでした。

しかし、漆羽は冷静にその挑発に乗らず、ハクリもその姿に感銘を受けます。チヒロは淵天を抜いて昼彦に立ち向かい、戦いが始まろうとしています。

第49話「」

9月9日発売週刊少年ジャンプ41号掲載予定

第50話「」

9月16日発売週刊少年ジャンプ42号掲載予定

第51話「」
第52話「」
第53話「」
第54話「」

コミックス5巻「対等」収録分

第37話「対等」

チヒロと京羅の戦いは激化し、両者の力が拮抗します。チヒロは自らの限界を超え、京羅に挑み続けます。

第38話「競合」

京羅との戦いはクライマックスに達し、両者の真打の力が激突します。緋雪も戦いに加わり、三つ巴の戦いが繰り広げられます。

第39話「超えろ!!」

チヒロは京羅との戦いを通じて、自らの限界を超える決意を固めます。京羅の強力な攻撃をかわしつつ、反撃のチャンスを探ります。

第40話「一端」

京羅が真打の力「勾罪」を発動し、圧倒的な力でチヒロたちを追い詰めます。しかし、チヒロたちは最後の力を振り絞り、京羅に立ち向かいます。

第41話「熱狂」

戦いは最高潮に達し、京羅との決着が近づきます。緋雪の炎骨とチヒロの剣技が合わさり、京羅を追い詰めます。

第42話「全部」

チヒロたちは京羅との最終決戦に臨みます。全力を尽くして京羅を倒そうとする中で、仲間たちの絆がさらに深まります。

第43話「全う」

京羅を倒し、真打を手に入れるための最後の戦いが繰り広げられます。チヒロたちは全員の力を合わせ、京羅に挑みます。

第44話「閉幕」

京羅を無事に倒し真打を取り戻すことに成功したチヒロたち。これにより楽座市の歴史は幕を閉じました。

しかし真打を狙うのは毘灼だけではなく神奈備も同じことです。チヒロは真打を神奈備に渡すことを条件に神奈備に入ることを緋雪に迫ります。


コミックス1巻「すべきこと」収録分

第1話「すべきこと」

物語は主人公、六平チヒロの視点から始まります。チヒロは刀匠を目指し、父である六平国重のもとで修行に励んでいます。彼の父は伝説的な刀匠で、その作る刀は戦争を終わらせるほどの力を持つと言われています。

しかし、ある日突然、悲劇が訪れます。父が何者かに襲われ、命を落としてしまうのです。この出来事により、チヒロの平穏な日常は一変し、彼の心には深い憎しみと復讐の炎が宿ります。

チヒロは父の仇を討つために、さらに厳しい修行を積み、強くなることを決意します。このエピソードは、彼の成長と復讐の旅の始まりを描いており、読者に強い印象を与える内容となっています。

第2話「塁塁」

第2話では、チヒロの復讐の旅が本格的に始まります。彼は父の残した妖刀「淵天」を手に入れ、その力を使って敵を追い詰めていきます。

チヒロは父の仇を討つために、妖刀を狙う集団「毘灼(ひしゃく)」の情報を集め始めます。彼は父の友人である柴と協力しながら、妖刀の回収と毘灼の情報収集を目指します。

このエピソードでは、チヒロが妖刀を持つ少女シャルと出会います。シャルはどんな傷を負っても再生する能力を持つ「鏡凪(きょうなぎ)」一族の生き残りで、裏社会で多大な影響力を持つ武器商人、双城厳一に狙われています12。

チヒロはシャルを守るために戦いに挑みますが、双城の圧倒的な力に苦戦します。それでも、彼の決意は揺るがず、さらなる修行と戦いを通じて強くなっていく姿が描かれています。

このエピソードは、チヒロの成長と新たな仲間との出会いを描いており、物語が大きく動き出す重要な回です。

第3話「目撃者」

毘灼との戦いに挑む姿が描かれます。

チヒロはある町で妖刀に関する重要な情報を持つ目撃者の少女シャルと出会います。シャルはチヒロにとって貴重な情報源となり、彼の仇への手がかりを提供します。

しかし、そのシャルもまた危険な目に遭っており、チヒロはシャルを守るために戦わなければなりません。

第4話「妖術と妖刀」
チヒロは妖刀だけでなく、妖術を駆使する敵とも戦うことになります。彼は敵の妖術に苦しめられますが、自分自身も妖刀の力を引き出す方法を学びながら戦います。妖刀「淵天」の真の力が少しずつ明らかになり、チヒロはその力を使いこなすために奮闘します。

第5話「ごちそう」
チヒロは旅の途中で新たな仲間と出会います。この仲間は彼にとって重要な協力者となり、共に戦うことを誓います。彼らは共に食事を取りながら、これからの戦いに備えます。仲間との絆が深まり、チヒロの決意はさらに強固なものとなります。

第6話「平穏」
一時的な平穏が訪れ、チヒロたちは次なる戦いに備えて準備を進めます。このエピソードでは、チヒロの過去や彼の家族についての詳細が明かされます。彼の父の死が与えた影響や、復讐に燃えるチヒロの心情が描かれます。

第7話「狼煙」
再び戦いが始まり、チヒロは新たな敵と対峙します。この敵は非常に強力で、チヒロたちは苦戦を強いられます。しかし、チヒロは仲間たちの助けを借りながら、敵を倒すための戦略を練ります。戦いの中で、チヒロは自分の成長を実感します。

第8話「円 法作〜俺は変わるんだ〜」
チヒロは敵との戦いを通じて、自分自身の変化を感じます。彼はこれまでの戦いで得た経験を元に、さらに強くなることを決意します。新たな戦法を学びながら、チヒロは次なる敵に挑みます。このエピソードでは、チヒロの内面の成長が強調されます。

番外編(ジャンプGIGA2023AUTUMN収録話)
金魚達が国重とチヒロのどちら懐いているか確かめる日常回です。結果は当然、金魚も世話をしているチヒロに軍配が上がります。

コミックス2巻「淵天vs刳雲」収録分

第9話「淵天vs刳雲」
クライマックスに向けて、チヒロは強敵と対決します。この敵は強力な妖刀「刳雲」を持ち、その力は淵天に匹敵します。激しい戦闘が繰り広げられ、チヒロは己の全力を振り絞って戦います。戦いの結末は、チヒロの成長と決意を象徴するものとなります。

第10話「サクッっと」
チヒロは、敵対する妖刀使いと対峙し、激しい戦闘を繰り広げます。チヒロの妖刀・淵天の力が試され、相手の妖刀の能力を駆使した巧妙な攻撃に苦しむものの、彼の冷静な判断力と鍛え抜かれた技術で勝利を収めます。

第11話「目覚め」
まず、物語はチヒロが病院で目覚めるシーンから始まります。前回の激しい戦闘の後、彼の身体はボロボロですが、彼の強い意志は失われていません。シャルという新たなキャラクターとの交流を通じて、彼の優しさや守るべきものに対する責任感が描かれています。

また、この回では「妖刀」に関する新たな設定も明かされます。特に、チヒロの父親が唯一成功させた「雫天石」の加工技術に関する情報が重要です。

第12話「支度」
次なる戦いに備え、チヒロは武器や装備を整えます。新たな仲間や協力者との出会いがあり、彼らと共に戦うための絆が深まっていきます。この章では、チヒロの仲間たちのバックストーリーや個々の能力も描かれます。

第13話「精鋭」
チヒロたちは精鋭部隊を結成し、新たなミッションに挑みます。敵のアジトに潜入し、内部から敵を崩壊させるための計画を練ります。ミッションの途中で、チヒロたちは予想外の敵と遭遇し、苦戦を強いられます。

第14話「本領」
チヒロたちは敵のアジトの奥深くまで進み、最強の敵と対決します。この戦いで、チヒロは自身の力を最大限に引き出し、仲間たちの助けを借りながら勝利を目指します。敵の正体や目的が徐々に明らかになります。

第15話「飯」
激しい戦いの後、チヒロたちは一時的に休息を取ります。このエピソードでは、仲間たちとの日常の一コマが描かれ、彼らの絆がさらに深まる様子が描かれます。また、次なる戦いへの準備も進められます。

第16話「沈黙」
新たな敵の脅威が迫り、チヒロたちは再び戦いに身を投じます。敵の策略により、一時的に劣勢に立たされますが、チヒロの冷静な判断と仲間たちの協力により、再び戦況を立て直します。

第17話「茶」
チヒロたちは、次のミッションのために情報収集を行います。このエピソードでは、情報屋やスパイなどのキャラクターが登場し、チヒロたちに重要な情報を提供します。新たな敵の陰謀が明らかになり、次なる戦いへの伏線が張られます。

第18話「轟く」
敵との最終決戦が近づき、チヒロたちは全力で戦いに挑みます。このエピソードでは、激しいバトルシーンが展開され、チヒロたちの覚悟と決意が試されます。物語はクライマックスへと向かい、次巻への期待が高まります。

コミックス3巻「闇の騎士」収録分

第19話「闇の騎士」
チヒロは新キャラクター漣伯理と出会い、妖刀真打の回収に向かうことになります。漣伯理は楽座市を取り仕切る一家の息子であり、彼の協力を得ることで物語は新たな展開を迎えます。楽座市に関連するキャラクターや事件が次々と明らかになります。

第20話「神奈備の武器」
チヒロたちは漣家の内部に潜入し、真打を巡る争いが激化します。緋雪が再び登場し、彼の持つ「炎骨」という強力な妖術が明らかになります。チヒロたちは彼の協力を得るため、一時的な休戦を結ぶことになります。

第21話「微温い」
緋雪と共に行動することになったチヒロたちは、漣家の防衛ラインを突破しようとします。しかし、内部にはさらなる強敵が待ち受けており、激しい戦闘が繰り広げられます。伯理もその能力を発揮し、戦いに参加します。

第22話「拮抗」
チヒロと緋雪は、漣家の主である京羅と対峙します。京羅の力は圧倒的であり、チヒロたちは苦戦を強いられます。しかし、仲間たちの協力により、京羅の弱点を突くことに成功します。

第23話「蔵」
チヒロたちが漣家の邸宅に侵入し、漣京羅との対峙が描かれます。漣京羅は妖術を使って亜空間を作り出し、その中に真打を保管しています。チヒロたちは真打を奪還しようとしますが、漣京羅の妖術によって幻を見せられ、真打を手に入れることができません。また、漣家の親衛隊『濤』のメンバーが登場し、チヒロたちとの緊張感が高まります。特に、宗也が伯理を探している理由が気になるところです。

第24話「狩人」
蔵の中で、チヒロたちは神奈備の刺客と遭遇します。緋雪は彼らを撃退するために炎骨を駆使し、激しい戦闘が繰り広げられます。チヒロもまた、自らの限界を超えて戦いに臨みます。

第25話「取引」
チヒロたちは蔵の奥深くに進む中で、新たな取引を持ちかけられます。真打を手に入れるためには、ある条件を満たさなければならず、彼らはその条件を受け入れるかどうかの選択を迫られます。

第26話「自信」
チヒロは真打を手に入れるために、自らの信念と向き合います。仲間たちの励ましを受け、彼は最終的に自信を持って行動に移します。京羅との最終決戦が近づき、チヒロたちは全力で準備を進めます。

第27話「Mr.イナズマ」
クライマックスに向けて、京羅との最終決戦が始まります。チヒロは自身の力を最大限に引き出し、京羅に挑みます。この戦いの結末が物語の方向を大きく変えることになります。

コミックス4巻「突破口」収録分

第28話「突破口」
チヒロたちは漣家の「蔵」に侵入するため、凪浄苑に向かいます。そこには漣家の墓地があり、特別な扉が隠されています。途中で神奈備の刺客、緋雪が登場し、彼らの行動に大きな影響を与えます。

第29話「取捨」
漣家の墓地での戦いが続きます。チヒロたちは蔵の場所を突き止めるため、さらに深く侵入しようとしますが、強敵が次々と現れます。

第30話「乱入者」
新たな敵が現れ、戦いは一層激化します。チヒロたちは窮地に立たされますが、緋雪の助けを得てなんとか戦況を切り抜けます。

第31話「挨拶」
蔵の内部に到達したチヒロたちは、漣家の当主である漣京羅と対峙します。京羅は真打を手にしており、その力を見せつけます。

第32話「選別」
京羅との戦いが始まり、チヒロたちはその圧倒的な力に苦しめられます。京羅の真打の力が明らかになります。

第33話「死守」
京羅との激戦が続きます。チヒロたちは必死に抵抗し、真打を奪おうとしますが、京羅の攻撃は激しく、次々と仲間が倒れます。

第34話「役目」
チヒロたちは京羅の攻撃をかわしつつ、反撃の機会を狙います。京羅の力を封じるための戦略を練り直します。

第35話「檻」
チヒロたちは京羅を倒すための最終手段として、「檻」を使うことを決意します。この檻は京羅の力を一時的に封じるための特別な手段です。

第36話「天才達」
戦いの中でチヒロたちは各自の天才的な才能を発揮します。特に緋雪の炎骨の力が際立ち、京羅に対抗するための重要な役割を果たします。


カグラバチとは

『カグラバチ』の概要と注目点

『カグラバチ』は、外薗健による日本の少年漫画で、2023年42号から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の作品です。剣劇、アクション、ファンタジーの要素を含んだこの作品は、若手作家のデビュー作として注目されています。物語は、父親である六平国重と共に刀作りに励む主人公、六平チヒロの成長と復讐を描いた壮大なストーリーです。特に、日本の伝統的な刀匠文化と、妖術という異能の力が絡み合う独特の世界観が魅力となっています。

『カグラバチ』の発表と初期の反響

2023年9月19日に連載が開始された『カグラバチ』は、「JUMP NEXTWAVE 新連載3連弾」の一環として発表されました。連載開始前からPVの公開やプロモーションが行われ、注目を集めていました。連載開始後は、単行本第1巻の発売を記念してボイスコミックが公開されるなど、メディアミックス展開も進行中です。また、著名な漫画家である堀越耕平や岸本斉史からのコメントが単行本の帯に寄せられるなど、業界内外からの注目も集めています。

累計発行部数と評価、掲載順位が打ち切り圏内だった過去

2024年7月時点で、『カグラバチ』の累計発行部数はデジタル版を含めて35万部を突破しており、少年漫画としての人気が伺えます。しかし、本作はその売り上げの好調さにも関わらず、掲載誌内での順位が低迷するという問題に直面していました。この状況は特にファンの間で懸念され、グーグルサジェストにも「打ち切り」という関連ワードが表示されるほどでした。しかし、物語が佳境に入る楽座市編の後半では、順位を回復し上位に浮上することに成功しています。

【打ち切り⁉】漫画「カグラバチ」の今後を徹底考察!生き残りのカギは?

作品の背景とストーリーの展開

『カグラバチ』は、斉廷戦争と呼ばれる大戦から15年が経過した日本を舞台に、主人公六平チヒロが父親から受け継いだ刀匠としての道を歩む姿を描いています。物語は、父国重と共に平和に暮らしていたチヒロが、父を襲撃した謎の三人組によって人生を一変させられるところから始まります。この事件をきっかけに、チヒロは復讐の旅に出ることを決意し、全ての妖刀を回収するために仲間と共に戦いを繰り広げていきます。

主人公・六平チヒロの成長と覚悟

六平チヒロは、国で最も有名な刀匠である父国重から刀作りの技術を学び、日々修行に励んでいました。ある日、父から「刀を作ること、握ることの意味」について問いかけられたチヒロは、刀が持つ命の重さについて深く考え、自身の覚悟を決めます。この覚悟が物語全体を通して彼の行動を支え、彼の成長物語を描く重要な要素となっています。

妖刀と父国重の信念

物語の中心には、妖術と呼ばれる異能の力を宿した妖刀が存在します。六平国重は、この妖刀を作り出せる唯一の刀匠であり、妖刀が持つ力の危険性を誰よりも理解していました。そのため、彼は戦争終結後、全ての妖刀を回収し、工房の地下に隠していました。国重のこの決断は、刀匠としての責任感と信念に基づいていましたが、彼の想いを理解しない者たちによって悲劇が起こります。この事件が、チヒロの復讐と妖刀を巡る物語の発端となります。

『カグラバチ』の展開と読者への影響

『カグラバチ』は、物語の展開と共に読者を引き込む力強いストーリーが特徴です。特に、復讐を誓ったチヒロの旅路と、彼を取り巻くキャラクターたちの成長や関係性の変化が見どころとなっています。また、作中で描かれる刀匠としての哲学や、妖術の力との対立が、物語に深みを与えています。

楽座市編の成功と今後の期待

物語が進むにつれて、掲載順位が低迷していた『カグラバチ』は、楽座市編の後半に入り、急速にその順位を回復させました。この回復は、物語が一気に盛り上がりを見せたことによるもので、ファンからの支持を再び得ることに成功しました。今後の展開にも大いに期待が寄せられており、主人公チヒロの成長や、妖刀を巡る戦いの結末がどう描かれるのか、目が離せません。

海外人気とその要因

『カグラバチ』は、日本国内だけでなく、海外でも高い人気を誇っています。特に、デジタルコミックスとしての販売が好調で、異文化の要素が強く反映された刀匠や妖術の設定が、グローバルな読者層に受け入れられたことが要因と考えられます。また、アクションとファンタジーが融合した本作のスタイルは、国境を越えて多くの読者を魅了しているのです。

『カグラバチ』は、連載開始からまだ短期間でありながら、既に多くのファンを獲得し、その物語の深さとキャラクターの魅力で今後も注目され続ける作品となることでしょう。

カグラバチのキャラ一覧

ここではカグラバチに登場する全登場人物を紹介します。

主人公とその家族、仲間

六平 千鉱(ろくひら チヒロ)
声: 石毛翔弥
年齢: 18歳
概要: 主人公で、刀匠の父・国重を尊敬していたが、父が妖術師に殺され、その際に自分も顔に傷を負う。父の遺作である7本目の妖刀「淵天」を持ち、奪われた6本の妖刀と「毘灼」の情報を追っている。

技:

  • 涅(くろ): 強力な斬撃
  • 千(ちぎり): 特定の敵に狙いを定めた攻撃
  • 猩(あか): 炎を使った攻撃技
  • 錦(にしき): 多数の敵を一度に攻撃する技


六平 国重(ろくひら くにしげ)
声: 藤巻健太
概要: チヒロの父で、優れた刀匠。特別な技法で妖刀を作る技術を持ち、斉廷戦争で英雄的な功績を残す。しかし、毘灼の妖術師に命を奪われる。

柴登吾(しば とうご)
声: 福島潤
概要: 妖術師で、国重の旧友。国重が亡くなった後はチヒロの世話をし、復讐の手助けをしている。瞬間移動の妖術を使う。
特徴: 以前は「神奈備」に所属していた。

ヒナオ
声: 唯野あかり
概要: 喫茶店「ハルハル」で働く少女で、妖術師と依頼人を繋ぐ役割を担っている。チヒロと柴の旧知の仲間であり、彼らの協力者。

鏡凪 シャル(きょうなぎ シャル)
声: 立石みこ
概要: 孤児の少女で、母親を妖術師に殺される。妖術師に狙われるもチヒロに助けられる。再生・治癒能力に優れた「鏡凪一族」の生き残りで、大食い。チヒロに懐いている。

漣伯理(さざなみ はくり)
概要: 楽座市を統括する妖術師の一族「漣家」の少年。非人道的な祭典である楽座市を終わらせることを目指している。

神奈備のメンバー

薊(あざみ)
概要: 国に雇われている妖術師で、柴の古い友人。体術だけで並の妖術師を圧倒する実力を持つ。

香刈緋雪(かがり ひゆき)
概要: “餓者の炎骨”の懐柔主であり、唯一妖刀に対抗できる異能を持つ。「神奈備」の最強戦力。国を守るため妖刀回収任務についている。正義感が強く子供のために命令にも背く芯の通った女性。一人称は「うち」。

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美原多福(みはら たふく)
概要: 緋雪と共に行動する妖術師。相撲取りの格好をしており、現世と隔離された結界を作り出せる。結界の解除条件は勝負の決着。

萩原幾兎(はぎわら いくと)
概要: 対刳雲特選部隊隊長で、磁力を操る「磁戒(じかい)」の使い手。双城との戦いで両足を失い、意識不明の状態。

真智カザネ(まち カザネ)
概要: 「神奈備」の新人で、対刳雲特選部隊に所属。右肩から下を失った。

張間梓弓(はりま しゆみ)
概要: 対刳雲特選部隊に所属し、「岩垂(がんすい)」という妖術で岩を操る女性。双城に敗れて殉職した。

具柄一(くがら はじめ)
概要: 対刳雲特選部隊に所属し、仮面を被った妖術師。身体を鉄化できる。双城に敗れて殉職した。

卯月清彦(うづき きよひこ)
概要: 対刳雲特選部隊に所属し、「如縛(じょばく)」という妖術でこけしを顕現し、対象の動きを縛る。双城に敗れて殉職した。

笠原誠(かさはら まこと)
概要: 対刳雲特選部隊に所属し、腕を変形・巨大化できる妖術師。双城に敗れて殉職した。

妖刀六工の所持者

双城 厳一(そうじょう げんいち)
概要: 日本中を股にかける武器商人で、妖刀「刳雲」を持つ。自分だけが国重の理解者だと信じている。

技:

  • 鳴(めい): 音波を使った攻撃技
  • 結(ゆい): 敵を縛り付ける技
  • 降(こう): 強力な一撃

円 法炸(まどか のりさく)
声: 野澤英義
概要: 妖術師で、手作りのダルマを爆発させる技を持つため「ダルマ」と呼ばれる。シャルを狙うがチヒロに敗れる。その後、双城により自分と姉が殺される。妖術師を辞める決意をしていた。

剣聖(通称)
概要: 斉廷戦争で国重の最高傑作である妖刀「勾罪(通称:真打)」を使った人物。「勾罪」との命滅契約により、「神奈備」の保護下にある。

毘灼のメンバー

統領(仮称)
概要: 「毘灼」の統領であり、「勾罪」を自身で使うために暗躍している。

漣家の一族

漣京羅(さざなみ きょうら)
概要: 漣家の当主であり、楽座市の首席競売人。

漣宗也(さざなみ そうや)
概要: 漣家の一人で、伯理の5歳上の兄。衝撃を操る「威葬(いそう)」の使い手。

漣天理(さざなみ てんり)
概要: 史上最年少で“濤”になった伯理の一つ下の弟。

妖術師

円法作(まどか のりさく)
概要: 双城に雇われている妖術師。爆発するダルマを物質化する「不楽(ふらく)」を使う。チヒロに敗れた後、柴に諭されて妖術師を辞める決意をするが、双城に殺される。

カグラバチの設定・用語一覧

妖刀(ようとう)
概要: 六平国重が唯一作り出せる特別な刀。玄力を増幅し、人体では扱えない高密度の力を持つ。この刀は、斉廷戦争で日本を勝利に導いた6本の妖刀「妖刀六工」として知られている。戦後に完成した「淵天」は一般には知られていない。3年前、「毘灼」により妖刀六工が奪われた。


妖刀の種類

  • 淵天(えんてん): 六平千鉱が所有。国重の遺作。
  • 刳雲(くれぐも): 最初は不明、後に双城厳一、最終的に六平千鉱が所有。
  • 勾罪(まがつみ): 剣聖が所有。妖刀六工の一つであり、国重の最高傑作とされる。

零天石(だてんせき)
概要: 妖刀の原料となる特別な鉱石。戦時中に発見され、現在でも250kgほどしか確認されていない。玄力を増幅する能力があるが、使用者に流れ込み命を奪う危険がある。六平国重だけがこの石の力を安定化させることに成功した。

命滅契約(めいめつけいやく)
概要: 妖刀の作成時に国重が施した制限機構。所有者が命を失うまで、その妖刀の力を独占できる。この契約により、所有者が死亡すると他の誰もその妖刀を使えない。

斉廷戦争(せいていせんそう)
概要: 18年前に日本が外敵との間で戦った戦争。妖術師たちの努力にもかかわらず、日本は劣勢だったが、六平国重が生み出した妖刀六工が戦局を変え、最終的に「勾罪」が日本の勝利を決定づけた。

妖術師(ようじゅつし)
概要: 玄力を操って様々な術を行使する人々。かつてはその存在が知られていなかったが、斉廷戦争での活躍により、現在は多くの妖術師が公に活動している。

玄力(げんりょく)
概要: 人間の内に眠る超自然的な生命エネルギー。修練により強化され、妖術の基礎となる。

神奈備(かむなび)
概要: 妖術師を雇用する国の組織。国の安全を守るために戦後設立された。

対刳雲特選部隊(たいくれぐもとくせんぶたい)
概要: 双城を討伐するために結成された「神奈備」の精鋭部隊。全員が薊の直属の部下であり、双城との戦いで多くが命を落とした。

毘灼(ひしゃく)
概要: 4年前から活動を始めた謎の妖術師組織。所属する妖術師は手の甲に炎の紋章を持つ。3年前に六平国重を殺害し、妖刀六工を奪った。

楽座市(らくざいち)
概要: 年に一度、裏社会の要人が集まる闇の競売。漣家が200年以上にわたり取り仕切っている。

漣家(さざなみけ)
概要: 楽座市を200年以上取り仕切る妖術師の一族。当主は亜空間「蔵」の管轄を許されている。

“濤”(とう)
概要: 漣家の中で特に優れた4人の妖術師。当主の警護を主な任務とする親衛隊。

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