ワンピース1127話において、読者の間で「ナミは幻覚を見ているだけではないか?」という考察が話題になっています。
さらに、この考察から派生し、ナミが見ている幻覚は800年前の「空白の100年」のエルバフなのではないか、という驚くべき説も浮上しています。
この記事では、ナミが幻覚を見ている可能性についての詳細な考察と、彼女が800年前の「空白の100年」の世界にいるという説を徹底的に解説していきます。
ナミ幻覚説を裏付ける伏線の数々
1127話では、ルフィがギア3をギア4と呼んだり、ナミやルフィの装備が場面ごとに変わったりするなど、明らかに不自然なミスが多く見受けられました。
これらのミスが単なる作画ミスやセリフの誤りではなく、幻覚という伏線に繋がっているのではないかと考察されます。
さらに、ナミに「起きろ」と言ったセリフの主が周囲にいないことや、サンジが煙草が吸っていなかったりと通常では考えられない描写が続いています。
- ナミのタトゥーが消えている
- ナミの剣が消えているコマがある
- ナミのベルトのバックルが1126話と1127話で別のものになっている
- ルフィが麦わら帽子を身につけていない
- ルフィの剣が斧に変わっている
- ルフィがギア4と言いながらギア3の技のを出している
- ウソップのバッグが現れたり消えたりしている
- サンジがタバコを吸っていない
こうした不自然さが、実は幻覚によって生じたものであるとすれば、物語の整合性も保たれ、納得のいく展開となるでしょう。
ルフィ達を誘拐したのは火ノ傷の男
一方で、現実世界ではサニー号が行方不明となっており、ルフィたちが実際にどこかへ移動していることは確実です。
彼らが自らの意思で移動したのか、それとも誰かによって移動させられたのかが重要なポイントとなります。
幻覚を見ている間に、サニー号を使って自分たちで移動した可能性も否定できません。
さらに、エルバフで待つ「来い!」と呼びかけた謎の人影が移動を手助けした可能性もあります。
その人影が「火ノ傷の男」である可能性は高く、彼は海上で渦を発生させて船を沈める能力を持っているとされています。
もし彼が海流を操る能力を持っているなら、サニー号を移動させることも十分に考えられるでしょう。
東の海の初期メンバー5人が行方不明になったのは伏線だった
現在、行方不明が確認されているのはルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジの5人です。
この5人は、東の海で仲間になった初期メンバーであり、特別なキャラクターたちです。
さらに、この5人に共通しているのは、元ロジャー海賊団の船医クロッカスに会っていることです。
火ノ傷の男の正体は、元ロジャー海賊団のメンバーである可能性が高く、扉絵でクロッカスと一緒に酒を飲んでいた人物だという説が有力視されています。
多くの考察では、その人物がスコッパー・ギャバンだとする説が有力です。
もしこの説が事実であれば、クロッカスと面識のある5人が誘拐された理由にも筋が通ります。
火ノ傷の男は、最後のロードポーネグリフの所在を知る重要な存在です。
その男が「来い!」と呼びかけたのは、麦わらの一味が海賊王になるにふさわしい器かどうかを試しているのかもしれません。
さらに、後述する「空白の100年」を見ているという説が正しいならば、その歴史的な結末を知り、麦わらの一味がどのような答えを導き出すかを試しているのではないでしょうか。
北欧神話のロキに基づく幻覚の設定
幻覚というキーワードが出てきたことで、ファンの間では北欧神話との関連が議論されています。
北欧神話におけるロキは、いたずらの神として知られており、その能力には幻覚を見せる力も含まれています。
この設定を踏まえると、『ワンピース』のエルバフ編に登場するロキが、ルフィたちに幻覚を見せている可能性があります。
特にラグナロクの前の戦いで、トールがロキの幻覚に敗北するエピソードが注目されています。
ロキは神話において「幻を見せる力」を持っているとされ、もし『ワンピース』のエルバフ編が北欧神話をモチーフにしているなら、ロキの存在が幻覚を引き起こしている可能性があると言えるでしょう。
ナミは幻覚で空白の100年の世界を見ている説浮上
1127話でエルバフ風のキャラが事件を太陽神様に報告したほうが…と言っています。
これはあたかも太陽神がいるような発言にとれます。
このことからナミはジョイボーイが実在した空白の100年の世界を見ている可能性が浮上します。
ナミ視点で展開される空白の100年の可能性
エルバフ風のキャラクターがまるで「太陽神」が存在するかのようなセリフを発していることから、ジョイボーイの実在が高まっていると考えられます。
1127話で描かれた謎の国は、ジョイボーイが生きていた時代のエルバフであり、その記憶をナミが幻覚を通じて見ているのではないかという説が浮上しています。
これにより、物語の舞台が過去の出来事と密接にリンクしている可能性が見えてきます。
もし、ナミが単に幻覚を見ているだけであれば、エルバフ編の導入にあまり意味が感じられないかもしれません。しかし、ナミが過去を目の当たりにしていると仮定すれば、話は大きく変わります。
さらに、エルバフ編については「ボス級のキャラクターがいない」と読者から指摘されていましたが、もしナミたちが過去のエルバフに飛び込む形であれば、その時代の強敵との戦闘も可能となり、この問題は解決されるでしょう。
エルバフは、ワンピースにおける重要な巨人族の島であり、空白の100年においてジョイボーイとともに世界政府と戦った歴史がある可能性も考えられます。
もしナミが過去のエルバフの出来事を体験しているのだとすれば、空白の100年に関する新たな真実が明かされ、ワンピースの今後の展開に大きな影響を与える、極めて重要な章となることでしょう。
アブサンとビンクスの酒の関連性
さらに、幻覚世界の描写が「ビンクスの酒」に関連しているのではないかという説もあります。
例えば、アブサンという酒が過去の記録を封じ込め、飲んだ者にその記録を幻覚として見せる、というような設定が絡んでいるのではないかと考えられます。
ビンクスの酒といえば、作中で何度も登場してきた特別な酒であり、空白の100年や巨大な戦争とも深く関わっているかもしれません。
アブサンの別名がビンクスの酒である可能性も指摘されています。
ビンクスの酒を届けるというのは冒険の記録を帰ってから見せるという意味なのかもしれません。
もしこの説が正しければ、ビンクスの酒を通じて冒険の記録を振り返るシーンが、今後の物語において重要な役割を果たすことになるでしょう。
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