この記事では2024年10月7日発売のワンピース1128話「RPG」についてのネタバレありの解説をします。
前回はルフィ達が謎の国で目覚め耳神様、ハリネズミ、スティングモル、猫ライオンを撃破しました。
太陽神様なる人物の名前も登場し謎の国の正体はエルバフの国ではなくブロックで作られたおもちゃの国である可能性が濃厚となりました。
ワンピース1128話「RPG」の展開を徹底解説
今回は最新のワンピース1128話「RPG」の物語を細かく解説します。
表紙&巻頭カラーはハリーポッターモチーフの一味
物語は、ジャンプの表紙に描かれた、まるで海賊王になったかのようなルフィの肖像画から始まります。
巻頭カラーでは、麦わらの一味がハリーポッター風の衣装をまとい、巨大なドラゴンに乗って飛行するシーンが描かれています。
ルフィとロビンがそれぞれ箒に一人乗りし、ウソップとサンジ、ナミとフランキー、チョッパーとブルックが二人乗りで空を駆け抜けます。
ゾロとジンベエは、ドラゴンの頭の上で、それぞれ異なる姿勢で登場します。
ゾロは座っており、ジンベエは悠然と横になっています。
まだワンピースは最終章に入っていなかった!?
ワンピースが連載再開する際、「最終章、解禁。」というキャッチコピーが新聞広告などで使われていました。
読者の多くは、すでにワンピースが最終章に突入していると認識していたことでしょう。
しかし、今回の表紙や巻末コメントには「新章突入」の文字が!
もしかして、ワンピースはまだ最終章に入っていなかったのでしょうか?
まさか、銀魂でネタにされていた「最終章〇章」のような、最終章詐欺をワンピースが仕掛けているのでしょうか?
幻覚説外れる!サンジがナミを抱いてビッグステイン城からの脱出
ビッグステイン城が崩れゆく中、サンジはナミを助け出すために彼女をお姫様抱っこして脱出します。
夢のような状況にもかかわらず、サンジはこれが夢でないことを確信します。
彼は、この世界が夢ならば、戦闘中に男が出てくるはずがないという理論で夢説を否定します。
これにより考察されていた幻覚説も否定される形となりました。
サンジの決意とナミの救出
ビッグステイン城はナミたちの戦闘の影響でどんどん崩壊していきます。
崩れかけた城からナミを無事に救い出そうとするサンジは、迷わずナミをお姫様抱っこしました。
建物が崩壊する音が響く中、サンジは冷静に脱出ルートを見極め、急いで地上へと降ります。
周囲の危機的状況にもかかわらず、サンジは一度もナミを手放すことなく、彼女を守り抜きました。
サンジが夢を否定する理由
サンジはこの世界が夢ではないことを確信していました。
彼の思考は冷静で、もしこれが夢ならば、こんなに面倒な状況で戦っている男が出てくるわけがないと考えました。
サンジの中で、この危機は現実であり、彼はナミを守り通すことが彼の使命だと強く信じていたのです。
ゾロの目覚めとルフィの活躍
ゾロは街の裏側で目覚め、騒音を聞きつけて歩き始めたようです。
彼が向かった先で、ルフィは兎(耳神様)を仕留めていました。
ルフィの活躍は続き、ウソップに対しても冗談混じりに突っ込みを入れます。
ゾロの静かな目覚め
ゾロは、騒がしい音に目を覚まし、眠りの中から街の裏手にある場所で立ち上がります。
周囲の状況に目を光らせながら、騒音の発生源に向かって歩き始めました。
そこで耳神様を仕留めているルフィと合流したようです。
その後はルフィと共に仲間を探しナミ達と再会を果たしました。
ルフィの行動とウソップへの冗談
ルフィはウソップに「お前ならあの猫ライオンも倒せただろ」と呆れた様子で言いますが、ウソップは寝起きに化け猫に襲われ食われたため、パニックに陥ってしまったのだと反論します。
このやり取りは、緊張感がありつつも麦わらの一味らしいコミカルな場面でした。
この後も彼らの冒険は続き、さらなる試練が待ち受けていることが予感されます。
謎の国は巨人族の国ではないことが確定!
謎の国の住人は予想通り巨人ではなく人間サイズであることが判明します。
ウソップの推測とサンジの見聞色センサー
ウソップは、自分たちが着ている衣装がエルバフの戦士のものだと推測します。
しかし、巨人の国であるエルバフに人間サイズの服があるわけがないと疑問を抱きます。
街の人々から情報を得るために、一味は行動を開始しますが、サンジは「ここに仲間がいても、全員ではない」と言い、ロビンがいないことをすぐに察知します。
太陽のタトゥーを持つ男の登場
その時、太陽のようなタトゥーを体に刻んだおっさんが、巨大バッタに乗って登場します。
彼は、ビッグステイン城の城主であるイスカットに仕えていると語ります。
イスカットとは、ライオンに変身した猫のことです。
彼はこの地が太陽神様のもので、神々の国であると説明し、ナミが倒したハリネズミが針神様として崇められていると語ります。
そして、おっさんは一味に「腹が減っているなら、街で食糧(フォグー)をもらってくるといい」と親切にアドバイスします。
謎めく太陽神の神殿!ルフィとゾロの好奇心
おっさんは、城の反対側に絶対に進んではならないと一味に忠告します。
その先には、太陽神様の神殿があり、凶暴な兵たちが神殿を守っているとのことです。
彼らは非常に危険で、神殿に近づいた者は生きて帰った試しがないと話します。
しかし、その警告にもかかわらず、ルフィとゾロは神殿に対して興味を抱き、テンションが上がります。
ルフィは躊躇なく神殿に向かって走り出しますが、壁に激突し、崩れた壁の向こうには巨人サイズの部屋が現れます。
ブロックの国の正体と一味の脱出計画
ルフィたちはブロックの国が一種の箱庭であることを発見します。
太陽神は人間をペットのように飼育していることが判明します。
巨人サイズの部屋とチョッパーの救出
ルフィたちが侵入した巨人サイズの部屋では、チョッパーが拘束されていました。
ナミはすぐにチョッパーを優しく抱きしめて安心させますが、「私に借り一つね」と小さく呟きます。
部屋には人間サイズの服が置いてあり、ウソップは「まるで着せ替え人形感覚だな」と推測します。
そして、その服の繊細な裁縫技術に、ウソップは「太陽神は器用なのか?」と呟きます。
マジックミラーの謎とサンジのスケベな企て
サンジは内からは鏡に見えるが、外からは透けて見える不思議な鏡を「魔法(マジック)だ」と興奮気味に話します。
ワンピースの世界ではマジックミラーは一般的ではなく、サンジはこの技術をサニー号の女風呂に仕込もうと企てます。
しかし、ナミにあっさりと気づかれ、容赦なく殴られてしまいます。
ブロックの国の巨大な樹はユグドラシルの枝!?
ブロックの国には世界樹ユグドラシルの樹とされる大樹が生えています。
これもブロックの可能性がありますが、建物の比べると自然物のように見えます。
ユグドラシルの樹が本物の樹木であるなら、エルバフの国に生えているユグドラシルの樹の枝の可能性が考えられます。
太陽神と一味の対決が始まる
物語のクライマックスでは、太陽神の神殿を巡って一味と謎の敵との激しい戦闘が展開されます。
神殿の守護兵たちとの戦い
ルフィたちはブロックの国を出た後、太陽神の神殿の守り手である巨大な蛇、骸骨を被った烏のような鳥、そして二匹の巨大な鼠に襲われます。
部屋の外を歩く太陽神は、鹿の骸骨を被り、手には太陽のモチーフが施された杖を持ち、女性らしい靴を履いています。
足元は巨兵海賊団船医のゲルズに似ています。
ルフィはすぐにギア5を発動し、敵と大乱闘を繰り広げます。
ゾロは烏のような鳥を瞬殺し、太陽神が「ムギン!!」と鳥の名を叫びます。
ルフィはドーンピストルで蛇を瞬殺し、太陽神は「ヒルムンガルド!」とまたしても名前を叫びます。
太陽神の神殿の守護兵の名前は北欧神話がモデル
まず鳥の名前であるムギンは北欧神話の主神オーディンに仕えるフギンとムニンの名前を合わせたものとなっています。
ヒルムンガルドは有名な大蛇の幻獣であるヨルムンガンドがモデルとなっています。
鼠の名前は出ていませんが北欧神話にラタトスクという栗鼠が登場します。
太陽神の正体は女性!?航海士ロード説の可能性も高い
太陽神の見た目は、ヒールを履いていることもあり、女性のように見えます。
また、新巨兵海賊団のゲルズの足元ともかなり似ている点が挙げられます。
しかし、一人称が「拙者」であることから、男性である可能性も無視できません。
さらに、新巨兵海賊団には航海士のロードという男性の巨人もいます。
彼もゲルズと同様にヒールを履いており、目つきの鋭さが太陽神に非常に似ているのです。
太陽神はガーリングと同期の神の騎士団員説も浮上
一部の読者の間では、ゴッドバレーでガーリングと共に戦っていた骸骨を被った神の騎士団が、太陽神ではないかという予想が出ています。
しかし、太陽神は鹿の骸骨を被っているのに対し、神の騎士団は牛の骸骨を被っているため、その可能性は低いように思われます。
さらに、神の騎士団の人物は巨人ではないことから、太陽神の候補からは外れそうです。
太陽神とロキ王子の関係
太陽神の正体がロキ王子ではないかという予想もあります。
ビッグマムの回想シーンで、ロキ王子の誕生について話す際に「子供達の成長を太陽に感謝」と言っていることが、この予想の根拠の一つです。
さらに、その場面では家の屋根に巨大な鹿の骸骨が飾られている描写もあります。
鹿の骸骨がロキ王子に関連しているのか、それとも巨人族における一般的な装飾品なのかは、今のところ明らかになっていません。
ブロックの国の脱出計画
一味は再びブロックの国へ戻り、そこでイスカットと再会します。
イスカットは倒され、一味は彼を乗り物にして再び進んでいきます。
ナミは部屋を物色し、ブロックの国の設計図(地図)をゲットしていました。
最後には、太陽神が「よくも拙者の国をォ~!!」と激怒し、一味は国の反対側の壁を破壊して脱出を図ります。
太陽神は「逃がさぬぞ!!!」と叫び、物語は次の局面へと続いていきます。
ブロックの国の外もエルバフの国ではない!?ルフィ達は小さくなっている説浮上
謎の国であるブロックの国が巨人族のエルバフの国ではないことが判明しました。
しかし、ブロックの国の外側の世界もエルバフの国ではないという説が浮上しています。
太陽神の被っている鹿の骸骨の違和感
太陽神は、ルフィたちの20倍ほどの大きさがあり、圧倒的な巨体として映ります。
そんな巨人が被っている鹿の骸骨も、当然ながら相当なサイズであるに違いありません。
しかし、ワンピースの世界でそのような巨大な鹿が本当に存在するのか、疑問が湧いてきます。
また、ブロックの国にいたイスカットやバッタも、ルフィたちと比べて大きめに見えました。
ただし、もしかするとイスカットなどの動物たちが通常のサイズで、逆にルフィたちが小さくなっている可能性も考えられます。
コメント