キングダム第819話『戦地の会談』は、韓の運命を左右する緊迫したドラマが展開されます。寧と条世が受け取った騰(トウ)将軍からの秘密の伝言とは一体何なのか。和平交渉の期待と不安、そして騰将軍が真に求めるものとは――。
この物語では、信頼と裏切り、覚悟と葛藤が交錯する中で、韓の民の未来を賭けた重大な決断が迫られます。この記事では、その詳細な解説をお届けします。
騰(トウ)将軍の伝言!寧と条世、戦地での密会
寧と条世(ジョウセイ)は、騰(トウ)将軍からの緊急の伝言を受け取ります。その内容は、寧に対して英呈平原まで秘密裏に来て欲しいというもので、騰将軍と直接会談することを求められます。これは韓の民の命運が寧にかかっているという重大な要請でした。
騰将軍からの伝言と寧の決断
条世は騰将軍の言葉をそのまま寧に伝え、英呈平原での会談を提案します。寧はこれが和平協定の話であると予想し、慎重に対応を考えます。
韓鄒への指示と策略の準備
寧は韓鄒(かんすう)に対して、30人ほどの旅団を整えるように命令します。もしこれが騰将軍の策略であった場合に備え、彼の悪逆非道を世に広める策も用意していると述べます。しかし、騰将軍がここまで大掛かりにことを進めているため、その可能性は低いと判断します。そうであれば、行かない選択肢はないと決意します。
騰将軍との再会と対立
寧は騰将軍と再び顔を合わせますが、まず韓非子の死について激しく非難し、ビンタをします。騰将軍も真摯に謝罪し、寧もまた彼が直接手を下したわけではないと理解し、謝罪します。
和平交渉の提案と目的の食い違い
寧は和平交渉を持ちかけますが、騰将軍の目的はそれではありませんでした。彼の真の目的は韓国そのものを救うのではなく、韓の民を救うことにありました。
秦の侵略と韓の滅亡の避けられない現実
騰将軍は、秦の侵略によって韓の滅亡はもはや避けられないと伝えます。しかし、秦が言う「韓の滅亡」とは、民を根絶やしにすることではなく、韓の統治権を秦が譲り受けることを意味していました。
新鄭の無血開城と平和的統治の提案
騰将軍は、新鄭(シンテイ)城の無血開城を寧に要求します。寧は、韓人が秦の奴隷になるのではないかと危惧しますが、騰将軍は南陽(なんよう)の例を挙げ、秦人も韓人も法の下に平等に暮らしている現状を説明します。
中華統一と新鄭の重要性
騰将軍は、中華統一のためには新鄭の平和的統治がさらに重要であると力説します。新鄭が平和的に統治されることで、他国への影響も大きく、中華統一への道が開かれると考えています。
騰将軍の覚悟と約束
もし新鄭で暴虐を働く者がいれば、たとえそれが秦王であっても、自らの手で斬り捨てると騰将軍は約束します。その覚悟を聞いた寧に韓の民の未来が委ねられます。
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