1. ダブルニカ再臨！？ボニーの過去とサターン聖への怒り！
ワンピース第1121話『時代のうねり』が公開となりました。
そのあらすじとストーリーを解説しつつその真相に迫っていきます。
1-1. ボニーをくまを抹殺しにかかるサターン聖
ジャンプ27周年記念号となるワンピース第1121話「時代のうねり」は、ドレスアップしたルフィ、ナミ、ウソップ、チョッパーの華やかな巻頭カラーから始まります。
表紙には「歴史の重みは王の証！」という力強い煽り文が。
センターカラーは、巨大なナミの体の周りを小さく描かれた麦わらの一味が囲むという、ユニークで可愛らしい構図が目を引きます。
本編では、エルバフの船にボニーとくまを狙うサターン聖が姿を現します。
ボニーは再び悪魔の実の能力でニカの姿に変身しますが、二度目の変身には体力が消耗するようで、息切れしながら「ゼェゼェ」と苦しそうにしています。
そんなボニーを見て、ルフィは「お前がやれ！！！」と、サターン聖をボニー自身に倒させようとしている様子がうかがえます。
1-2. ベガパンクの配信が世界を揺るがす！空白の100年の真実とは？
一方、再開されたベガパンクの配信は、世界中の人々の注目を集めています。
ベガパンクは、世界の歴史を揺るがす重大な真実を語り始めます。
まず、「空白の100年」と呼ばれる歴史の闇に隠された真実が、いずれ明らかになる日が来ると断言します。
そして、かつて全世界の大陸を沈没させ、人為的な大災害を引き起こした古代兵器が、現在も意図的に存在しているという衝撃的な事実を明かします。
さらに、歴史の因果関係によって、執拗に滅亡を望まれるという数奇な運命を背負った種族の末裔達についても言及します。
ベガパンクの言葉に、世界は騒然となります。
2. ワンピースを巡る戦いがついに始まる！世界の運命を握るのは誰だ！？
2-1. ボニーの過去と決意、そしてサターン聖への怒りの鉄拳！
ベガパンクの配信を聞きながら、当事者たちの過去がフラッシュバックしていきます。
バッカニア族のくま、白ひげからルナーリア族の話を聞いた時のマルコの記憶、ルナーリア族のキング、三つ目のプリン。
それぞれの過去が、空白の100年、そして古代兵器とどのように関わっていくのか。
その頃、空島ではワイパー達の元にコニスとアイサが帰還します。
しかし、二人はベガパンクの配信を聞いていない様子です。
緊迫した状況の中、ベガパンクは「もしもの時はみんなには己の身を己で守って欲しい」と呼びかけます。
そして、何が起きても人の知恵を信じ、科学を信じていると力強く宣言します。
ロジャーが死から25年、白ひげの死から2年後、伝説達の時代は終わりを告げ、新たな時代の幕開けを予感させます。
再びエルバフでは、サターン聖がボニーを脚で突き刺そうとします。
しかし、ルフィがサターン聖の攻撃を蹴りで弾き返し、ボニーを守ります。
その瞬間、ボニーは過去の記憶を思い出します。
サターン聖がくまに対して「奴隷になるか死ぬかしかない。それが歴史の決めた運命だ」と言い放つシーンがフラッシュバックします。
「よくもお父さんとお母さんを」と、ボニーは怒りで震えながらサターン聖を睨みつけます。
そして、「お前らが神なわけがない！神ならいるしヒーローもいる！」と、サターン聖の横暴を断罪します。
さらに、ボニーは赤ちゃんの頃のくまとジニーに祝福されるという理想の記憶をイメージします。
「本当は3人で暮らしたかった。一人ぼっちならもう死にたいと思った」と泣き叫びます。
そんなボニーに対して、「生まれてきてくれてありがとう」と優しく語りかけるジニーとくま。
ボニーは、二人の深い愛情に支えられ、生きることを決意したのでした。
2-2. 開放のニカパンチ炸裂！？ワンピースを手に入れた者に世界の運命が委ねられる！
場面は再びルフィ達のもとへ。
無言で倒れている黄猿と、険しい表情の戦桃丸。
一体何が起こったのか、二人の様子からは詳細を読み取ることができません。
そして、ルフィとボニーの怒りが爆発します。
ボニーのエレファントガンの後方から、ルフィがドーンガトリングを叩き込みます。
サターン聖は、体中が穴だらけになった肉塊と化し、海へと落下していきます。
サターン聖へのダメージの大部分はルフィによるものであり、ルフィは結果的にボニーに止めを譲った形になりました。
そこに、エルバフの船上まで到達したサニー号が落ちてきます。
ベガパンクは言葉を続けます。
「抑え込もうにも抑え込めぬ者達が、くしくもその真実に最も近づいているのかもしれない」と意味深な発言をします。
それは、大海賊時代を引き起こしたロジャーが仕掛けたことなのかもしれません。
一方、レイリーは眠りにつき、ハチノスではモブ達が出港を待ちきれない様子です。
レッドフォース号では、シャンクスが泥酔状態になっています。
カライバリ島では、ベガパンクの配信を聞いたモブ達が、バギーが全てを知っていたと勘違いし大盛り上がりしています。
その様子を、クロコダイルとミホークは冷めた目で見ています。
海軍本部では、海兵達が自分達が先に見つけなければならないと焦燥感を募らせています。
しかし上官（赤犬？）に「市民は誰が守るんだ？」と叱責されます。
そして、ベガパンクはついに結論を述べます。
「ワンピースを手に入れた者に、世界の運命が委ねられる」
ルフィ、シャンクス、黒ひげ、バギー、ドラゴン、赤犬、イム、コビー、クザン、サボ、ガーリング聖、そしてシャンクスと同じ形の剣を持つ謎の人物。
ワンピースを巡る戦いが、今まさに始まろうとしています。
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